キャッシュレス決済は世界各国で推進される中、日本でも徐々に普及が進んでおり、2018年10月にリリースされたPayPayは、国内のバーコード・QRコード決済で高いシェアを誇り、今ではさまざまなサービスで利用されています。
この記事では、PayPayの基本的な使い方からポイント活用法を詳しく解説します。
PayPayの概要
PayPayを利用する前に概要やメリットを知っておきましょう。
PayPayとは何か?
PayPayは、日本で急速に普及しているスマートフォン決済アプリです。PayPayのアプリにあるバーコードやQRコードを提示するだけで支払いができます。
2018年10月にリリースされ、5周年を迎えた2023年には、登録ユーザー数が6,000万人を突破した人気のキャッシュレス決済アプリです。
PayPayを使うメリット
ここからはPayPayを利用するメリットを紹介します。
財布がなくても支払いができる
スマートフォン上での支払いとなるため、現金やカードを探す手間がなく、スムーズに支払いをすることができます。お財布を持ち歩かなくても問題ありません。支払い履歴もアプリ内で管理されるため、支出の把握や管理も簡単になります。
ポイントやキャンペーンでの特典
PayPayを利用することで、ポイントが貯まるだけでななく、キャンペーンに参加するとさまざまな特典が得られます。毎回の支払いや、キャンペーンなどで貯まったポイントは1ポイント1円相当で利用が可能。ポイ活もうまく使うと節約にも繋がります。
現金が使えないお店も
近年はコンビニなどでセルフレジが少しずつ普及しており、支払いに現金が使えないケースもあります。お店によってはキャッシュレス決済のみというお店もあるため、PayPayを使えるようにしておくと、そのような場面でも安心です。
PayPay使用時の注意点
次にPayPayを利用する際、頭に入れておきたい注意点を紹介します。
キャッシュレス化による金銭感覚の鈍化
現金が不要なPayPayは、支払いの障壁が低い傾向にあります。特に、PayPayクレジットを紐づける「PayPayクレジット(旧 PayPayあと払い)」では、支出がまとめて翌月に請求されるため、使い過ぎに注意が必要です。計画的に利用しましょう。
システムのメンテナンスや電波状況で利用できないことも
電子決済サービスは、定期的にメンテナンスが行われるため、一時的に利用できなくなることがあります。また、電波の届きにくい場所ではアプリの動作が不安定になることも。システムの不具合が発生する可能性に備えて、予備の支払い手段があると安心です。
PayPayの基本的な使い方
続いて、実際にPayPayの利用方法について解説します。
アカウントの登録の方法
PayPayの利用を開始するためには、まずアカウントを作成する必要があります。以下の順序でアカウント登録を行いましょう。
- スマートフォンにPayPayアプリをダウンロードする
- ダウンロードしたアプリを起動
- 電話番号とパスワードを入力→SMS(メッセージ)で認証コードが送られてくる
- 受信した認証コードを入力
上記の手順を行うとで登録ができます。
チャージ(入金)方法
支払いでPayPayを利用するためには、チャージ(入金)をする必要があります。チャージには主に以下4つの方法があります。
銀行口座からチャージする
PayPayアプリ内で指定した銀行口座の預金から、PayPayアカウントへチャージすることができます。
ATMからチャージする
現金からチャージをしたい時は、セブン銀行、もしくはローソン銀行からチャージができます。
PayPayカードからチャージする
PayPayカードを使うとクレジットカードから残高にチャージすることもできます。
PayPayクレジット
PayPayはクレジットカードと紐づけて支払うこともできます。
PayPayアプリ内でクレジットカードを登録し、支払い設定を残高からクレジットに変更することで、通常のクレジットカードと同じように、支払った金額が翌月まとめて請求されます。チャージ無しで支払いが可能です。
ただし、2025年1月以降、決済に利用できるのはPayPayカードのみとなり、それ以外のクレジットカードは利用不可となりますのでご注意ください。
支払い方法
PayPayの支払い方法は主に以下の2つがあります。店舗やサービスによってどちらかが指定されます。どちらも対応できるよう確認しておきましょう。
バーコードを見せて支払う
1つめはレジでバーコードを提示する方法です。PayPayアプリに表示されるバーコードを店員に提示し、バーコードをお店側がスキャンすることで支払いが完了します。
お店のQRコードを読み取って支払う
もうひとつは、PayPayアプリの「スキャン」でお店のQRコードを読み取る方法です。お店のQRコードを読み取ると金額を入力する画面に移行します。支払い金額をご自身で入力し、店員に確認した後「支払う」をタップして支払いを行ってください。
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残高の種類
PayPayの残高は「PayPayマネー」と「PayPayマネーライト」の2種類があります。この2つは利用できる機能が異なりますが、基本的にはPayPayマネーライトから優先的に利用されます。
チャージ方法 | 出金 (払い出し) | 送金 | 備考 | |
PayPayマネー | ・銀行口座・Yahoo!フリマ・Yahoo!オークションの売上金・現金(セブン銀行ATM、ローソン銀行ATMの利用) | ○ | ○ | 本人確認が必要 |
PayPayマネーライト | ・銀行口座・Yahoo!フリマ・Yahoo!オークションの売上金・現金(セブン銀行ATM、ローソン銀行ATMの利用) ・PayPayクレジット ・PayPayカード ・ソフトバンク、ワイモバイルまとめて支払い | × | ○ | PayPayマネーライトがPayPayマネーへ変わることはない |
PayPayマネー
銀行口座やATMから現金でPayPayアカウントにチャージされた金額を指します。現金と同じように使える残高です。
PayPayマネーライト
PayPayマネーと同様に使えますが、PayPayマネーと違い出金ができません。クレジットカードからのチャージはPayPayマネーライトになり出金が不可となります。
PayPayの活用術
ここからは、PayPayをより賢く活用するための方法を紹介します。
PayPayポイントの獲得方法と活用法
PayPayを利用するメリットのひとつにポイントやキャンペーンの活用があります。PayPayポイントは有効期限がなく、貯まったポイントは1ポイント1円相当で支払いにも使用可能。
ポイントをいかに効率よく貯めるための獲得方法とポイントの使い方を確認しておきましょう。
PayPayカードでさらにポイントが貯まる
PayPayは200円毎の支払いでポイントが付与されます。残高支払いでのポイント還元率は0.5%ですが、PayPayカードを使ったPayPayクレジットで支払うと、還元率が1.0%と倍になります。
PayPayカード
ポイントバックキャンペーンの活用
定期的に実施されるポイントバックキャンペーンを使うと、お得にポイントを獲得できます。キャンペーン情報をチェックし、キャンペーン期間中は特に意識的にポイントの獲得に動きましょう。
PayPayポイントを交換する方法
貯めたポイントは1ポイント1円相当で支払いに使うことができます。
ポイントの利用設定を「支払いに利用する」に変更するとポイントを支払いに利用できるようになります。また、支払い時に「PayPayポイントを使う」をタップすることでも利用が可能です。
PayPayポイントを運用する方法
貯めたポイントはPayPayアプリ内で運用することもできます。口座開設などの手続きはなく、1ポイントからでも運用が可能。スタンダードコースやチャレンジコースなど、5種類あるコースから選択してポイントを追加します。
運用状況の確認もアプリ内で簡単にチェックできます。運用が初めてという方でも、リスク無く気軽に始められる運用です。
PayPayを活用したお得なキャンペーンへの参加
PayPayジャンボやPayPay祭など、特定の店舗やサービスとのコラボキャンペーンや、自治体と協力したキャンペーンなど、数多くのキャンペーンが複数開催されています。
特定の条件を満たすとポイント還元率が上がったり、割引になったりと特典もさまざまです。PayPayをよりお得に活用するために、これらのキャンペーンを定期的に確認しましょう。
ポイントを貯めやすいキャッシュレス決済はPayPayがおすすめ
キャッシュレス決済は今後も拡大していくことが予想されます。PayPayを使いこなすことで得られるポイントやキャンペーンを活用することで、節約やお得感も実感できるでしょう。ご自身にとって最適なPayPayの使い方を見つけて、積極的に生活に取り入れてみてください。
※これらの情報は2024年3月時点のものになります。