マイルは、航空会社が提供するポイントプログラムであるマイレージにて取得できる、ポイントの名称です。
マイルにはさまざまな種類がありますが、日本国内では、ANAとJALの2つが主流となっており、ANAはANAマイレージクラブ、JALはJALマイレージバンクとして、マイルを発行しています。
マイルを使うと旅行や生活が豊かになる機会が生まれますが、格安航空を使うときや外資の航空会社を使う時にマイルが貯まるか、また旅行に行かないときも効率よく貯まる方法を知りたいという方も多いでしょう。
しかし、各航空会社のマイル制度について調べるのは時間がかかり手間に感じると悩む方も多いのではないでしょうか。今回はマイルをはじめて貯めることを検討する方にむけて、マイルの貯め方や自分に合うマイルの選び方について紹介します。
マイルを貯める方法
マイルを貯めるにはさまざまな方法があります。飛行機に乗ることで貯まるのはもちろんのこと、普段の買い物や生活費をクレジットカードで支払うことでマイルを貯めることが可能です。
どんな方法でマイルを貯めることができるのか詳しく紹介します。
飛行機に乗ると貯まる
航空会社のマイレージに登録すると、フライトごとに搭乗区間の基本マイル×運賃種別のマイル加算率のマイルが付与されますが、基本的にフライトの距離が長いほどもらえるマイルが多くなり、航空運賃の高いクラスになるほど加算率が高くなります。
航空券は大きく分けて国内線航空券と国際線航空券の2種類に分かれており、マイルの積算率がは異なります。
例えば、JALやANAの場合、運賃種別とマイル積算率の関係は以下のように規定されています。
- 普通運賃・往復運賃・ビジネス運賃:100%
- 早割などの割引運賃:75%
- 個人包括旅行割引運賃:50%
一方、国際線航空券は運賃や予約変更の可否でつけられる予約クラスで積算率が変化します。
- エコノミークラス:30〜100%
- プレミアムエコノミークラス:70〜100%
- ビジネスクラス:70〜125%
- ファーストクラス:150%
- 個人包括旅行割引運賃:50〜70%
座席クラスによっては積算対象外になるため、事前に確認しておきましょう。
クレジットカードで買い物をして貯める
買い物でマイルを効率よく貯めるには、航空会社と提携しているクレジットカードを使用しましょう。付与率は各カード会社によって異なりますが、少額の利用でもマイルが獲得できます。
生活必需品はもちろんのこと、家賃、光熱費、通信費などの定期的な支払い、オンラインショップでの買い物、高額な買い物をクレジットカードで支払えれば、飛行機に乗る機会が少ない人でもマイルを貯めることが可能です。
また、各クレジットカード会社が運営しているポイントアップモールというオンラインショップがあり、このサイトを経由すると、通常の倍以上のポイントが還元されることも多くあります。
マイルに交換できるポイントも数多くあるため、上手くポイントを貯めることも効率よくマイルを貯める近道になります。詳しくはマイルに交換できるポイントの種類で解説します。
マイルの選び方
マイルには種類があり、航空会社や提携している航空会社により貯まるマイルが異なります。飛行機の利用の有無、クレジットカード利用でのマイル還元率、マイルの貯まりやすさを考慮すると良いでしょう。
1.よく利用する航空会社に対応したマイルを選ぶ
まず、マイルを貯めるにはどの航空会社のマイレージプログラムに入るかを決める必要がありますが、飛行機を頻繁に利用する場合とあまり利用しない場合で、選び方の基準が変わっていきます。
よく飛行機を利用する場合、マイルを効率よく貯めるにはよく利用する航空会社のマイレージに絞ることが重要です。
普段から頻繁に利用する航空会社があれば、その会社のマイレージ会員になるのが理想ですが、特に決まっていない場合は自分が行きたい地域への路線が多い航空会社を選びましょう。
日本在住者の方は、国内発着便数が多いJALかANAを選ぶと安心です。JALやANAは国内の主要就航都市はどちらの便もほぼカバーしていますが、地方空港への就航はANAとJALに違いがあります。
居住地域やライフスタイルに合わせて、利用しやすいものを選びましょう。
国際線の特典航空券を狙う人や海外旅行が多い方は、アライアンスもチェックしておきましょう。
アライアンスはスターアライアンス、ワンワールド、スカイチームの3つがあります。
同じアライアンスに属する航空会社間ではマイレージサービスの共有を行っており、A社のフライトでB社のマイルを貯めたり、B社のマイルでA社の特典航空券を入手したりとマイルの相互利用が可能です。
提携航空会社が多いアライアンスほど特典航空券の選択肢が多くなり、マイルの使い道が広がることを意味します。
還元率とは?
マイル還元率とはマイル数÷クレジットカード利用金額×100で算出する比率です。この還元率が高いほど、同じ金額を使ってもより多くのマイルを獲得できるため、マイルを効率良く貯めたい場合には特に注目して選ぶのがおすすめです。
カードのグレードが高いほど還元率も高くなる傾向にあるため、より効率よくマイルを貯めたい場合には、カードのグレードアップを選択肢として考えるのもよいでしょう。
また、ポイント還元率であることを踏まえてチェックしましょう。
各航空会社の還元率はこちら
還元率はクレジットカードによって異なり、一般的なカードよりも航空会社と提携したカードやプレミアムカードの方が高い傾向にあります。カードのグレードが上がればその分、年会費も高くなりますが、還元率が高くなるため、年会費を考慮してみても、マイルの貯まりやすさが上回るケースが多いです。
また、特定の加盟店やサービスを利用することで、通常よりも高い還元率が適用される場合もあるため、自分のライフスタイルに合ったカード選びが重要です。
以下は、主要国内線航空会社のマイル付与率になります。
ANA 一般カード | 0.5%〜1% |
ANA ワイドカード | 0.5%〜1% |
ANA ゴールドカード | 1% |
ANAプレミアムカード | 1%〜1.5% |
JAL 一般カード | 0.5%〜1% |
JAL CLUB-Aカード | 0.5〜1% |
JAL CLUB-Aゴールドカード | 0.5%〜1% |
JAL プラチナカード | 1% |
カードの還元率を理解し、上手に活用することで、日々の支払いを通じて効率的にマイルを貯めることが可能になります。マイルを多く貯めるためには、高還元率のクレジットカードを選び、そのカードを積極的に利用することが効果的です。
2.マイルの還元率を見て選ぶ
マイルの還元率はカードの種類に異なります。
例えばJALカードの場合は100円につき0.5マイルが付与されます。この場合は直接マイルが貯まるため、効率よくマイルを貯めることが可能です。
一方、ANAカードや楽天カードなどは100円につき0.5ポイントが付与されます。この場合はマイルへの交換をしなければいけません。レートとしては1ポイント=1マイルになります。
3.マイルの使用手段を見て選ぶ
マイルの使い道は特典航空券に交換することはもちろんのこと、座席のグレードアップ、クーポンやポイントへの交換などさまざまな使い方が可能です。
フライト以外でマイルを使う方法
一定期間旅行に行かない場合や、マイルを使う機会に巡り合わずにいると、マイルの有効期限が切れてしまう可能性が生じます。実は、マイルはフライト以外でも使用することができます。
以下のマイルの使用方法は多くのクレジットカード会社で使用可能です。カードを選ぶ前に参考にしておくと良いでしょう。
まず、座席のアップグレードでマイルを使う方法があります。JALとANAの両社で、マイルから交換できます。必要マイル数は、JAL、ANAともに片道9,000マイル〜です。利用は国際線のみに限定されるため、注意が必要です。
日常生活の支出や買い物でマイルを使用したい方は、電子マネーやパートナー特典への交換にマイルを利用するのもおすすめです。
JALでは、マイルをイオンなどで使えるWAONに交換可能です。ただし、JMB WAON会員限定の特典となっています。 10,000マイルから交換可能。交換比率は10,000マイル=10,000WAONです。
また、交換できるパートナー会社のサービスには、dポイントやSuica、ビックポイントなどがあります。
一方、ANAでは、楽天Edyやnanacoポイントなどに交換できます。
そのほか百貨店で使えるポイントやドラッグストア、家電量販店などで利用できるさまざまなポイントへの交換も可能です。JALやANAの公式ショッピングモールでは、貯めたマイルをいろいろな商品へと交換も可能です。
旅行によく行く人であれば、ホテルやレンタカーの予約に使用するのもおすすめです。ホテルの宿泊費、レンタカーの利用にマイルを活用できます。
マイルを使ったお得な旅行プラン
JALやANAでは、通常よりも少ないマイルで国内旅行ができる旅のプランがあります。マイルには3年間の有効期限があるため、期限前に早めにマイルを使いたいという人にもぴったりでしょう。
JAL どこかにマイルは、往復6,000マイルで日本のどこかに行ける、新しいタイプのマイル特典です。
通常、往復の特典航空券には12,000マイル以上が必要ですが、どこかにマイルを利用すれば、通常の半分以下の6,000マイルで旅が可能です。ただし、行先の詳細を自分で決めることはできません。予約時は、4つの行先候補地がJALから提案され、申し込みから3日以内に行先が分かります。
ANA トクたびマイルは、ANAマイレージクラブ会員を対象としたWeb限定のサービスです。ANAの国内線特典航空券は片道5,000マイルから交換が可能ですが、本サービスは通常よりも少ない片道3,000マイルから交換が可能です。
対象となる路線は、毎週火曜日の午前12時に発表されます。毎週水曜日の午前0時に予約が開始され、搭乗日前日まで予約が可能です。
カードの年会費とのバランスもチェックして
年会費の高いクレジットカードの方がマイルの還元率が高いですが、どのぐらいマイルを貯めたいのか、貯めたマイルの使い道も考慮して、クレジットカードを選択しましょう。
日本でよく使われる!主要マイルの種類と特徴
日本居住者の方は、JAL・ANA・デルタ航空・ユナイテッド航空の4社がおすすめです。 JAL・ANAは国内便・国際便ともに多くの路線を有しているため、利用しやすいというメリットがあります。デルタ航空のスカイマイル、ユナイテッド航空のマイレージプラスにはマイルの有効期間がないという特徴があります。
マイルの使い道を考えながら、どのマイルが自分に合うかをチェックしてください。
JALマイル
JALマイルは日本航空株式会社が運営するJALが発行しているマイルで、JALマイレージプログラムに入会することでマイルを貯めることが可能です。入会金や年会費などの費用はかかりません。マイルには有効期間があり3年間です。
JALグループの航空会社の利用、アメリカン航空など提携航空会社の利用、JALと提携しているオンラインショップの利用することでマイルを貯めることが可能です。
また、日常の買い物や飲食費、固定費などをJALカードで支払うことでも、マイルを貯めることが可能です。
日常の買い物などでもマイルは貯まりますが、JALカードを利用するとマイルが通常のお店の2倍貯まる特約店もあります。特約店は約54,000店舗あり、以下のとおりです。
- イオン
- ファミリーマート
- マツモトキヨシ
- ハックドラッグ
- ウエルシア
- ダックス
- 大丸
- 松坂屋
- ENEOS
- Mobil
- ゼネラル
- ノジマ
- マツモトキヨシ
- スターバックス
- dinos
- 紀伊国屋書店
- ロイヤルホスト
- トヨタレンタカ
- タイムズレンタカーetc
特約店のジャンルは多岐にわたるため、日常の買い物を工夫すれば、マイルも効率よく貯めることが可能です。なお、通常は200円で1マイルのところ、特約店では200円で2マイル貯まります。
JALマイルが貯まる提携航空会社はこちら
また、ワンワールドというアライアンスに加盟しているJAL以外の航空会社の飛行機に搭乗しても、JALマイレージを貯めることができます。
JALマイルが貯まる提携航空会社は以下のとおりです。
- アラスカ航空(アメリカ)
- アメリカン航空(アメリカ)
- British Airways(イギリス)
- キャセイパシフィック航空(香港)
- Finnair(フィンランド)
- イベリア航空(スペイン)
- ロイヤルエアモロッコ(モロッコ)
- Qatar Airways(カタール)
- Malaysia Airlines(マレーシア)
- カンタス航空(オーストラリア)
- SriLankan Airlines(スリランカ)
- ロイヤルヨルダン航空(ヨルダン)
ANAマイル
ANAマイルは全日本空輸株式会社が運営するANAが発行しているマイルで、ANAマイレージプログラムに入会することでマイルを貯めることが可能です。JALマイルと同様に入会金や年会費などの費用はかかりません。JALマイルと同様にマイルの有効期間は3年間です。
ANAグループの航空会社の利用、ユナイテッド航空などの提携航空会社の利用、ANAと提携しているオンラインショップを利用することでマイルを貯めることが可能です。
また、日常の買い物や飲食費、固定費などの支払いをANAカードで支払うことでもマイルを貯めることが可能です。
ANAカードの特約店も数多くあります。店舗によって還元率は異なりますが、特約店は以下のとおりです。
- セブンイレブン
- マツモトキヨシ
- 大丸
- 松坂屋
- 高島屋
- 阪急百貨店
- 阪神百貨店
- スターバックス
- ホットペッパーグルメ
- 出光
- ENEOS
- 三井のリパーク
- GO (タクシーアプリ)
- ヤマダデンキ
- ダイソン
- コナカ
- SUIT SELECT
- 紀伊国屋書店
- iTunes Store
- Booking.com
- UNIQLO
- GU
- 楽天市場etc
JALと同様に特約店のジャンルは多岐にわたります。日常の買い物を工夫すれば、効率よくマイルを貯めることが可能です。
ANAマイルが貯まる提携航空会社はこちら
また、スターアライアンスというアライアンスに加盟しているANA以外の航空会社の飛行機に搭乗しても、ANAマイレージを貯めることができます。
ANAマイルが貯まる提携航空会社は以下のとおりです。
- ユナイテッド航空(アメリカ)
- ルフトハンザドイツ航空(ドイツ)
- エア・カナダ(カナダ)
- スカンジナビア航空(デンマーク・ノルウェー・スウェーデン)
- タイ国際航空(タイ)
- ニュージーランド航空(ニュージーランド)
- シンガポール航空(シンガポール)
- オーストリア航空(オーストリア)
- アシアナ航空(韓国)
- LOTポーランド航空(ポーランド)
- クロアチア航空(クロアチア)
- TAPポルトガル航空(ポルトガル)
- 南アフリカ航空(南アフリカ共和国)
- スイスインターナショナルエアラインズ(スイス)
- 中国国際航空(中国)
- ターキッシュエアラインズ(トルコ)
- エジプト航空(エジプト)
- ブリュッセル航空(ベルギー)
- エーゲ航空(ギリシャ)
- エチオピア航空(エチオピア)
- アビアンカ航空(コロンビア)
- コパ航空(パナマ)
- 深圳航空(中国)
- エバー航空(台湾)
- エア・インディア(インド)
またANAマイルの有効期間は3年間ですが、マイルの有効期間を伸ばす方法が2つあります。
1つめの方法は、ANAマイルを国際線または国内線の航空チケットに交換する方法です。チケットの有効期限は以下となっているため、予め旅行の計画を立てて交換するようにしましょう。
- 国内線の航空チケットの有効期限:発券から1年間
- 国際線の航空チケットの有効期限:発券から1年間
ANAマイルの有効期限が切れる前に発券の手続きを行うと、マイルの特典を使う日を1年後まで先延ばしにすることができます。
もうひとつの方法は、他社ポイントとの相互交換してマイルを取得する方法です。
ANAマイルは他社のポイントに交換することができます。
有効期限が切れそうなマイルを他社のポイントに交換、他社のポイントからさらにANAマイルに交換と往復することによって、再度3年間の有効期限が付与されることになります。
ANAマイルを使って国内線の航空チケットに交換をするためには最低でも5,000マイルが必要となっています。
必要なマイルポイントについては、どの区間の航空チケットと交換をするのかということによっても異なりますが、交換をする時期によっても異なります。
ANAマイルの交換特典については航空チケットやシートのグレードアップだけではなく、日常生活で役立つサービスや商品と交換することも可能です。
- ANASKYコインに交換して高レート利用
- ANAセレクションで商品交換
- ANAショッピングでマイルで買い物
- ホテルやレストランの利用
- ANAマイルを他社ポイントへ交換
などさまざまなシーンで利用することも可能です。
ANAマイルはJALマイルに比べて貯めやすく、マイルの使い勝手がよいのが特徴です。マイル初心者にはうってつけのマイルです。
スカイマイル(デルタ航空)
スカイマイルはデルタ航空が発行しているマイルで、webで必要事項を入力すれば、無料で会員になることが可能です。スカイマイルの獲得はデルタ航空の利用、提携航空会社の利用、提携ホテルの利用することでマイルを貯めることが可能です。
また、貯めたマイルを家族や友人にプレゼントできるギフトマイルやマイルを現金で購入できるバイマイルというサービスがあるのもスカイマイルの特徴です。
デルタスカイマイルの最大の特徴でありメリットとなるのが、獲得したマイルに有効期限がないことです。有効期限がなければ、いつでも特典航空券を取得できるため、ライフスタイルの変化で旅行に行けない年があっても、自分のペースでマイルの交換を行うことができます。
なお、デルタ航空はスカイチームというアライアンスに加盟しており、スカイマイルの貯まる提携航空会社は以下のとおりです。
- アエロメヒコ航空(メキシコ)
- エールフランス(フランス)
- 大韓航空(韓国)
- チェコ航空(チェコ)
- KLMオランダ航空(オランダ)
- エア・ヨーロッパ(スペイン)
- ケニア航空(ケニア)
- タロム航空(ルーマニア)
- ベトナム航空(ベトナム)
- チャイナエアライン(台湾)
- 中国東方航空(中国)
- アルゼンチン航空(アルゼンチン)
- サウディア(サウジアラビア)
- ミドル・イースト航空(レバノン)
- 厦門航空(中国)
- ガルーダ・インドネシア航空(インドネシア)
- ITAエアウェイズ(イタリア)
- ヴァージン・アトランティック航空(イギリス)
- ハワイアン航空(アメリカ)
また、クレジットカードのポイントをマイルに移行する場合、年間の移行マイル数に制限があることが多いですが、デルタスカイマイルでは上限なくマイルの移行が可能です。
クレジットカードによって移行マイルの上限が異なりますが、デルタスカイマイルであれば、クレジットカードのポイントがどれだけあっても自由に移行して特典航空券と引き換えることが可能です。
さらに、デルタスカイマイルの特典航空券は家族や親族以外でも利用可能という大きなメリットがあります。
航空会社によって配偶者および会員の2親等以内の家族、義兄弟姉妹でないとマイルが使えない場合がありますが、デルタエアラインであれば利用可能とする範囲に制限がないので、友人や取引先との出張など、もちろんさまざまなシチュエーションで使えます。
他の航空会社のマイレージサービスでは、大型連休などの繁忙期は基本的に特典航空券の利用制限期間を設けていることが多いです。
例えば日本で人気の高いハワイへの路線の場合、日本発の便は12月28から30日、ハワイ発の便は1月1日から3日、5月4日から5日は利用不可となっています。
一方、デルタスカイマイルでは特に利用制限を設けていないので、時期やタイミングを気にすることなく特典航空券を使えます。
スカイマイルを効率よく使って旅行をする方法
スカイマイルはマイルの有効期限がないのが大きなメリットですが、以下のような方法を用いることでマイルを使ってより効率よく旅行の手配をすることができます。
スカイマイルは、デルタ航空及び提携航空会社の特典航空券に交換可能です。スカイマイルの特徴として特典航空券は往路と復路で異なる搭乗クラスが予約できるうえ、家族や友人に特典をプレゼントすることも可能です。
このサービスは他の航空会社にはないサービスになるため、スカイマイルを貯める上でのメリットになります。
またデルタ航空は旅行会社のJTBと独自の提携を結んでおり、スカイマイルをJTB国内旅行券や宿泊券に交換したり、パッケージツアーを申し込むことも可能です。
国内パッケージツアーの支払いに利用することができる旅行券は10,000マイルを10,000円分の旅行券と交換可能です。
JTBの国内パッケージツアーは、全国のさまざまな都市から出発できるツアーが用意されており、航空券とホテルの宿泊だけがセットになっているプランもあるため、ツアー旅行だけでなく、ビジネスでも使用することも可能です。
格安航空(LCC)はマイルが貯まる?
格安航空会社でマイルを貯めたり、ポイントを貯めてマイルに交換することも可能です。
提携している航空会社であれば、大手航空会社のマイルを直接貯めることも可能です。
ソラシドエア
ソラシドエアとは、宮崎県宮崎市に本社を置く航空会社です。
大分、宮崎、長崎、鹿児島、沖縄など、九州方面を中心に就航しており、羽田空港や神戸空港、中部国際空港(セントレア)にも就航しています。
ソラシドエアには、ソラシド スマイルクラブという独自のマイレージシステムがあり、ソラシド スマイルクラブ会員になると、ソラシドエア便の搭乗やソラシドエアカードの利用でマイルを貯められます。
ソラシドエアマイルの特徴は、ポイントからの交換還元率が驚異の200%であることを強みとしています。また、Web上で会員登録を行うとソラシド スマイルクラブ会員となり、フライト、クレジットカード利用でマイルが積算されるようになります。
搭乗マイルは、区間マイルと利用運賃によって積算率が決定されます。区間マイルの積算率は、大人普通運賃で100%、ソラシドカード割や特売りを利用した場合は75%、バーゲンシリーズは50%の積算率になります。予約時に積算手続きを行うのが通常ですが、搭乗後180日以内であれば事後加算申請も可能です。
マイルは、搭乗の翌月から起算して36か月目の月末まで有効です。キャンペーンなどで付与されるボーナスマイルには、別途期限が設定される場合がある点に注意しましょう。
さらに、ソラシドエアでは三井住友カードと提携し、Solaseed Airカードを発行しています。カード決済200円(税込)でVポイントが1ポイント付与され、ソラシドエアのマイルに1ポイント=2マイルで交換可能です。
またソラシドエアは、ANAと業務提携をしており、コードシェア便(共同運航便)を運航しています。コードシェア便に搭乗することで、ANAのマイルを貯めることができます。
ピーチ航空
ピーチ航空は正式名称をPeach Aviation(ピーチ・アビエーション)株式会社と呼び、大阪府に本社を置く航空会社です。
現在は、北海道・沖縄・成田・関空を中心に国内12空港と台湾・韓国などの国外8空港に就航しています。
就航している路線は、国内線26路線、国際線17路線となっています。
ピーチ航空はマイルの発行はしていませんが、Peachポイントを導入しており、2021年からは一部路線でのコードシェアやPeachポイントからANAマイルへの交換もできるようになっています。
Peachポイントは、1ポイント=1円として各種料金や運賃の支払いに利用できます。有効期限は180日間です。
スカイマーク
スカイマークは東京都に本社を置く日本の航空会社です。現在は羽田・北海道・神戸・沖縄を中心に国内12空港に就航しています。
スカイマークには、JALやANAのようなマイレージプログラムやポイントが貯まるシステムはありません。また、アライアンスにも非加盟です。アライアンス非加盟ですが、唯一デルタ航空のスカイマイルで、スカイマークの特典航空券が予約可能です。
なお、スカイマーク側からデルタ航空のサービスを受けることは出来ないため、注意が必要です。
春秋航空日本(スプリング・ジャパン)
スプリング・ジャパンは日本のJALグループと中国の大手格安航空会社の春秋航空との共同出資により2012年に設立された格安航空会社です。
JALとスプリング・ジャパンは、2022年から、JALマイルをスプリング・ジャパン運航便の航空券などの支払いに使えるフライトクーポンと交換可能になりました。
JALマイレージバンク会員は、Webサイトから最大10,000マイルまでスプリング・ジャパンのフライトクーポンに交換可能です。交換対象マイル数は、3,500マイルでフライトクーポン3500円分、7,000マイルで7,000円分、10,000マイルで15,000円分となっています。
スターフライヤー
スターフライヤーは、福岡県の北九州空港に本社を置く日本の航空会社です。
北九州・福岡・山口宇部・羽田・大阪・名古屋に就航しており、国際線は台北行きの便がありますが、2024年月30日まで運休しています。
スターフライヤーはマイルの発行をしていますが、マイルを利用するには、STAR LINK会員に登録しマイレージ会員になる必要があります。STA LINK会員には入会金・年会費等はかかりません。
会員登録し、ログイン後に航空券を予約すると自動的にマイルが加算されます。有効期限は3年後の月末となっています。
スターフライヤーのマイル積算率は、通常運賃では100%積算されます。優待割引運賃は75%、早期割引運賃は、50%の積算率になります。
また、貯めたマイルは特典航空券に交換可能です。特典航空券は本人や家族だけでなく、会員本人が指名する人なら誰でも利用することができます。
なお、スターフライヤーのマイレージ会員は、年間の搭乗回数などによって、一般・ALTAIR・VEGAの3ランクに分けられており、マイル積算率は一般で100%、ALTAIRで120%、VEGAで150%となります。
ALTAIRへのランクアップは搭乗回数が年間10回以上、VEGAへのランクアップは年間30回以上の搭乗が必要です。
また、スターフライヤーはANAとのコードシェア便を運航しているため、ANAのサイトから購入することでANAマイルを貯められます。対象の便にはSFJ運航と記載されています。
ANAのサイトからスターフライヤーとのコードシェア便を購入することでいくつか特典を受けられます。
区間基本マイレージに加えて、入会しているANAカードの種類毎に割り増しボーナスマイルの付与を受けることが可能です。一般カードは10%、ワイドカードとゴールドカードは25%、プレミアムカードは50%のマイルが追加されます。
ジェットスター
ジェットスター航空は、オーストラリアに本拠地を置く航空会社です。オーストラリア・フィジー・インドネシア・タイ・日本など37都市に就航しています。
ジェットスターでは独自のマイレージサービスは展開していませんが、ジェットスターを利用することで以下3社のマイル、ポイントを貯めることができます。
- 日本航空:JALマイレージ
- エミレーツ航空:エミレーツ・スカイワーズ
- カンタス航空:カンタスポイント
また、ジェットスターの利用でJALのマイルを貯めるには、以下の条件を満たす必要があります。
- ジェットスター・ジャパン(GK)の運航便である
- 運賃タイプがStarter Plus、Starter Maxである
- JALマイレージバンクの会員本人が搭乗する
- 運賃タイプがStarter Plus、もしくはStarter Maxである
上記の条件をすべて満たしている場合、区間マイルの25%がJALのマイルとして貯めることができます。
エミレーツ航空のマイルを貯める方法
エミレーツ航空のマイルを貯めるには、以下すべての条件を満たす必要があります。
- ジェットスター・ジャパン(GK)
- ジェットスター航空(JQ)
- ジェットスター・アジア航空(3K)
※上記いずれかの運航便であること。また、運賃タイプがStarter Plus、Starter Max、Business Maxであること
カンタス航空のポイントを貯める方法
カンタス航空のポイントは、ジェットスターのニュージーランド国内線を利用した場合のみ加算の対象となります。
運賃タイプはStarter、Starter FlexiBiz、Starter Plus、Starter Max。Business Maxのいずれかであることが条件です。
マイルに変換できるポイントの種類
普段貯めているポイントがマイルに交換できるものもあります。なかでもJAL・ANAマイル交換できるものを紹介します。国内旅行や出張に行く頻度が多い方や、クレジットカードで買い物をすることが多い方もぜひ参考にしてください。
楽天ポイント・楽天Edy
楽天ポイントとは楽天グループ株式会社が運営するポイントプログラムです。無料の会員登録を行うと、同グループが運営する楽天市場、楽天ブックスや楽天トラベルなど楽天グループの各サービスを利用することでポイントを貯めることが可能です。また、大丸、松坂屋、ツルハドラッグなど楽天ポイントカード加盟店でも利用金額に応じてポイントを貯めることも可能です。
なお、楽天カードで支払いをする場合、100円の利用で1ポイントが付与されます。また楽天ポイントの有効期間は、ポイントが付与された月から1年間となります。定期的に楽天カードを利用する方であれば、有効期間を気にせずにポイントを貯めることが可能です。
楽天Edyは、楽天グループが運営するプリペイド型(先払い)の電子マネーです。チャージ方法は現金、クレジットカードでのチャージがあります。楽天Edyで支払いをする場合、200円の利用で1ポイントが付与されます。チャージを楽天カードで行うと、より効率よくポイントが貯めることが可能です。
楽天ポイントは、JALマイルに交換することが可能です。50ポイントからマイルへ交換可能で、交換単位は2ポイント、24時間に1回まで、1回につき5,000ポイントまで交換可能です。上限は毎月20,000ポイントです。
また、楽天グループ株式会社が運営している楽天リーベイツというポイントバックサービスがあります。
楽天でのネットショッピングをする際に、リーベイツを経由すれば、利用額に応じてポイントが還元されるサービスです。楽天市場にはない公式ブランドストアも数多くあるため、楽天ユーザーの方は効率よくポイントが貯めやすくなります。
WAONポイント
WAONポイントとは、イオンマーケティング株式会社が運営しているポイントプログラムです。Webサイトなどで会員登録をすれば利用することができ、入会費、年会費はかかりません。
WAONポイントはイオンカードでの支払い、WAONポイント加盟店でのポイントカードの提示をすることで貯めることができます。200円の利用で1ポイントが付与されます。なお、WAONポイントの有効期間はポイント付与から2年間と有効期間が設定されています。
有効期間はWAONの公式サイトから確認できます。
WAON POINTは、JALのマイルに1,000ポイント=500マイルで交換可能です。ポイントの交換単位は最低1,000ポイントで、500ポイント単位で移行可能です。
交換にかかる時間は1〜2カ月で、原則1日1回のみとなっており、2回目以降を申し込んでも反映されません。交換後のマイル期限は3年です。
Tポイント
Tポイントとは、CCCMKホールディングス株式会社が運営するポイントプログラムです。
会員登録を行い、提携店でポイントカードを提示すると100円または200円につき1ポイントが付与されます。Tポイントの有効期間はポイントの最終変動日から1年間となります。
TポイントをANAマイルに交換できます。交換単位は500ポイントで、最低500ポイントから交換できます。年間累計が20,000ポイントまでは1ポイント=1マイルで交換可能です。
エポスポイント
エポスポイントとは、株式会社エポスカードが運営しているポイントプログラムです。200円につき1ポイントが付与されます。エポスポイントの有効期間はポイント加算日から2年間です。また3ヶ月以内に期限切れになるポイントを持っている場合、申し込みをすれば有効期間を2年間延長することも可能です。
エポスポイントは1,000ポイント=500マイルでANAマイルに交換できます。最低交換ポイント数は1,000ポイントで、500ポイント単位で交換可能です。また、ポイントの移行手数料はどのカードでも無料で、交換の上限もありません。ANAマイルへの交換処理にかかる時間は2〜3日ほどです。
さらに、エポスポイントはANA SKY コインに交換することも可能です。
1,000ポイント=1,000コインに交換できます。マイルと同様に1,000ポイントから500ポイント単位で交換が可能です。
ANA SKY コインは、航空券の購入に充当できるだけでなく、旅行や商品などANAのサービスに1コイン=1円として利用でき、申請から2日ほどで交換可能です。
JALマイルには1ポイント=0.5マイルで交換可能です。交換単位は1000ポイント以上500ポイント単位で、マイル口座への反映には申請から1カ月ほどかかります。
また、エポスカードが運営するEPOSポイントUPサイトがあります。通信販売はもちろん、日用品・ファッション・美容・旅行など幅広いジャンルのショップが展開しています。
永久不滅ポイント
永久不滅ポイントとは、株式会社クレディセゾンが運営するポイントプログラムです。セゾンカード・クレディセゾン発行のUCカードをお持ちの方は、それぞれのカードで貯めていただいた永久不滅ポイントが自動的に合算され、1000円につき1ポイントが付与されます。カード会員であれば、ポイントの有効期間はありません。
マイルへの交換レートは、マイルの種類や保有カードによって異なりますが、ベースはJALが200ポイント=500マイル、ANAが200ポイント=600マイルに交換可能です。
また、クレディセゾンが運営するセゾンポイントモールがあります。このサイトを経由してオンラインショップすれば、永久不滅ポイントを効率よく貯めることが可能です。登録・会費は無料で、セゾンカード会員以外の方でも利用することが可能です。
ワールドプレゼントポイント
ワールドプレゼントポイントとは、三井住友カードが提供するポイントサービスです。三井住友VISAカードの利用金額の合計1,000円(含む消費税等)ごとに1ポイントが貯まります。ポイントの有効期間は、獲得月から一般カードで2年間、ゴールドカードは3年間、プラチナカードは4年間となります。
ワールドプレゼントポイントは、ANAマイレージクラブ、クリスフライヤーマイレージ、ミッレミリアマイレージの3社に移行が可能です。ANAカードの場合は1ポイント=5マイル、年会費を払えば10マイルに、ANAカード以外の場合は1ポイント=3マイルに交換可能です。
また、三井住友カードが運営するポイントUPモールがあります。こちらのサイト経由してショッピングをすれば、効率よくポイントを貯めることが可能です。
オリコポイント
オリコポイントとは、株式会社オリエントコーポレーションが運営するポイントプログラムです。100円のカード利用につき1ポイントが付与されます。オリコポイントの有効期間はポイント付与をされた月を含めて1年間です。
オリコポイントは、1ポイント=0.6マイルのレートでANAマイルに、1ポイント=0.5マイルのレートでJALマイルに交換できます。(どちらも1,000ポイント単位)参加登録費や移行手数料は無料なので、コストはかからないのがメリットです。
ANAマイルには移行上限もありませんが、JALマイルには年間150,000マイルの移行上限があるため、ポイント交換時は移行上限を見ながら交換しましょう。
また、株式会社オリエントコーポレーションが運営するオリコモールを経由して、オンラインショッピングをすることで、より効率よくオリコポイントを貯めることが可能です。Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手通販サイト、ふるさと納税ができるさとふるも提携しています。
Pontaポイント
Pontaポイントとは、株式会社ロイヤリティマーケティングが運営するポイントプログラムです。無料の会員登録をすると、ローソンなど全国のPonta提携企業・店舗やオンラインサービスのご利用でポイントを貯めることができます。100円の利用につき1ポイントが付与されます。なおポイントの有効期間はポイント最終変動日から1年間になります。
なお、PontaポイントはJALマイルに交換可能です。2ポイント=1マイルのレートで交換可能で、1マイル、10マイル、100マイル、1,000マイルで4つの中から交換可能です。
交換にかかる期間は約1週間となります。
どんなときもマイルを貯めやすい!おすすめクレジットカード26選
ここからは普段の買い物でもマイルを貯めやすい、人気のクレジットカードを紹介していきます。
JALカード
JALカード(普通)は、スタンダードなJALカードの機能を網羅したクレジットカードです。入会後1年間は年会費無料、その後は2,200円の年会費(JALアメリカン・エキスプレス・カードは初年度から6,600円)で利用できるため、JALカードの使い勝手を試してみたいという方におすすめです。
フライトで貯まるボーナスマイルや海外旅行保険の金額は低めですが、JALカードの基本的なサービス内容は網羅しているので使いやすいカードといえるでしょう。
なお、ショッピングマイルの還元率は200円の利用につき1マイル付与されます。またショッピングマイル・プレミアムという年会費3,300円のサービスを利用すれば、100円の利用につき1マイルに還元率を上げることも可能です。
また、JALカードは以下の種類のものもあります。
JALカード CLUB-Aカード
JALカードの中にあるCLUB-Aカードは、JALが発行する普通カードのワンランク上に位置するカードです。
年会費は11,000円で、普段の普通カードの毎年初回搭乗ボーナスが1,000マイル、搭乗ごとのボーナスマイルがフライトマイルの10%なのに対し、CLUB-Aカードは初回搭乗ボーナスが2,000マイル、搭乗ごとのボーナスマイルがフライトマイルの25%となっています。
なお、一般カードと同様にショッピングマイルの還元率は200円の利用につき1マイル付与されます。またCLUB-Aカードもショッピングマイル・プレミアムを利用すれば、100円の利用につき1マイルに還元率を上げることも可能です。
JALカード CLUB-Aゴールドカード
JALカードの中にあるCLUB-Aゴールドカードは、CLUB-Aカードよりもさらにサービスを充実させたステータスカードです。年会費は17,600円になります。なおCLUB-Aゴールドカードは、ショッピングマイル・プレミアムに自動入会になるため、100円の利用につき1マイル付与されるため、マイル還元率は1%です。
JALカード プラチナ
JALカード(プラチナ)は、JALカードの最高ランクに位置づけられるステータスカードです。年会費は34,100円で、CLUB-Aゴールドカードと同様に、ショッピングマイル・プレミアムに自動入会となり、100円の利用につき1マイル付与されるため、マイル還元率は1%です。
JALカードnavi
JALカードnaviは、18歳以上30歳未満の学生のみが利用できるクレジットカードです。
在学期間中は、年会費無料・マイル有効期限が無期限・区間マイルが100%貯まるツアープレミアムの年会費が無料といったさまざまな特典が受けられます。
入会時には2,000マイルももらえるので、対象の方にとっては非常にメリットが大きいカードといえるでしょう。
なお、ショッピングマイルの還元率は100円につき1マイルとなり、マイル還元率は1%です。
JALカード 20代限定 JAL CLUB EST(VISA・Master・JCB)
JALカードの20代限定 JAL CLUB ESTは、4種類のステータスのJALカードにプラスのサービスを追加できるカードです。
普通カード・CLUB-Aカード・CLUB-Aゴールドカード・プラチナのステータスに応じた年会費を別途支払うことで、JALカード(20代限定 JAL CLUB EST)にグレードアップできます。
入会搭乗ボーナス、毎年初回搭乗ボーナス、フライト時のボーナスマイルすべてが上乗せされるほか、マイルの有効期限が、通常3年のところ、5年に延長にされたり、毎年2,500マイルがプレゼントがある、サクララウンジを年5回まで無料で利用できるなど、数多くの特典があります。
ただし、利用できるのは20歳以上30歳未満の方のみのため、予め年齢制限を確認してから発行を検討しましょう。
JAL普通カード
ANAカード
ANAカードはもっともスタンダードなANAマイルが貯まるクレジットカードです。
200円の利用につき1ポイントが付与されるため、マイル還元率は0.5%となります。初年度年会費無料(次年度以降は2,200円)で、ANAカードの基本的な特典が備わっているので、年会費を抑えてANAマイルを貯めたい人に最適です。
また、ANAカードは以下の種類のものもあります。
ANAアメリカン・エキスプレス・カード
ANAアメリカン・エキスプレス・カード(一般)は、年会費7,700円で、100円の利用につき1ポイントが付与されます。また、入会で1,000マイル、毎年のカード契約継続で1,000マイルが付与されます。ANA航空券や旅行商品など、ANAグループでのカードご利用はポイント1.5倍、1,000ポイント単位でANAのマイルへ交換可能です。
さらに入会して3ヶ月以内に150,000円のカード利用で2,000ポイント、450,000円のカード利用で10,000ポイント、700,000円のカード利用で10,000のボーナスポイントも獲得することが可能です。
また年会費6,600円のポイント移行コースに登録すると、登録期間中ポイントの有効期間が無期限になるうえ、マイルへの移行も可能になります。有効期限を気にせず大きくポイントを貯めて、お好きな時にマイルに移行すれば、無駄なく特典航空券などに交換できます。
ANAダイナースカード
年会費は29,700円で、カード利用100円ごとに1リワードポイントが貯まります。利用可能枠に一律の制限もなく、ポイントの有効期限もないので大きくポイントを貯めることができます。また通常のフライトとマイルに加え、ANAグループ便搭乗の度に、区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×25%のボーナスマイルが貯まります。
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、年会費は34,100円と高い設定ですが、ANA航空券の購入で、100円あたり3マイル付与されます。航空券の還元率の高さは、ANAゴールドカードの中でもトップクラスです。
入会で2,000マイル、カード契約の継続で2,000マイルが付与されます。またANA航空券や旅行商品など、ANAグループでのカードご利用はポイント2倍になり、ポイントの有効期間は無期限で、1,000ポイント単位でANAのマイルへ移行可能です。
さらに入会して3ヶ月以内に450,000円のカード利用で15,000ポイント、1,200,000円のカード利用で33,000ポイント、1,500,000円のカード利用で350,000のボーナスポイントを獲得することが可能です。
ANA VISA プラチナプレミアムカード
ANA VISAプラチナ プレミアムカードは、年会費は88,000円で、入会時、カード契約継続時に毎回10,000マイルが付与されます。
さらにANAグループに搭乗するたびにボーナスマイルがもらえます。カードの利用200円で1ポイント貯まり、マイルへの移行は1ポイント=3マイルです。また、ANA航空券の購入では、100円で3.5マイル(還元率3.5%)貯まります。
ANA航空券購入時マイルが2倍獲得できるうえ、搭乗ボーナスも50%付与されるので、フライトでマイルが貯まりやすいです。
また、ポイント還元率も1.5%と高還元率のため日常生活の買い物などでポイントも貯まりやすいのが特徴です。
ANAカード
セゾン ユナイテッド航空マイレージプラスカード
マイレージプラスセゾンカードは、年会費は1,650円で、カードの利用1,000円につき5マイルが積算され、付与マイルには有効期限がないのが特徴です。年会費5,500円を支払えば、マイルアップメンバーズと呼ばれるマイルアップサービスに加入することができ、1,000円につき15マイルが獲得できます。 (30,000マイルを超えた分のご利用は1,000円につき5マイルのマイル換算となります。)
また、アメリカン・エキスプレス限定でサンクスマイルとして、毎年500マイルが付与されます。
年会費も抑えながら、マイルを貯めるには相性が良いカードになります。
セゾン ユナイテッド航空マイレージプラスカード
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス®・カード
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カードは、年会費13,200円で、入会ボーナスで5,000マイル、カード継続で2,000マイルを獲得することが可能です。加盟店でのカード利用100円につき1マイルの付与、加盟店以外でのカード利用で200円につき1マイルが付与されます。
また、デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、年会費28,600円で、入会ボーナスで8,000マイル、カード継続ボーナスで3,000マイルが獲得できます。マイル還元率は加盟店でのカード利用100円につき1マイル、加盟店以外でのカード利用で200円につき1マイルが付与されます。
上記2つのクレジットカードの特徴として、家族カードが1枚無料で使用することが可能で、家族カードの利用額に応じて、本カードにマイルが付与されます。
家族でカードを統一することで、マイルをより効率よく貯めることが可能です。
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス®・カード
MileagePlusセゾンカード(マイレージプラスセゾンカード)
MileagePlusセゾンカードは、年会費1,650円で、カード利用1,000円につき5マイルのユナイテッド航空のマイルが貯まります。年会費5,500円で加入できるマイルアップメンバーズになると、カード利用1,000円につき10マイル加算の合計15マイルが付与されます。
またMileagePlusセゾンゴールドカードは、年会費22,000円で、カード利用1,000円につき15マイルが付与されます。常時1.5%の還元率でマイレージプラスを貯められることが魅力のクレジットカードです。
ただ、一般カードやゴールドカードの場合は、マイル獲得の上限が定められています。
上限なしにマイルを貯めたいと考えるなら、一番のおすすめはMileagePlusセゾンプラチナカードです。
年会費は55,000円で、カード利用1,000円につき15マイルが獲得できます。効率よくマイルを貯めることができるクレジットカードです。
MileagePlusセゾンカード(マイレージプラスセゾンカード)
MileagePlus MUFGカード
MileagePlus MUFGカードは年会費5,500円で、ユナイテッド航空、ANAなどのスターアライアンスに加盟している航空会社の特典航空券に交換できるのが特徴です。カード利用100円につき1マイルが付与されます。貯まったマイルに有効期間がないのが特徴です。
なお、海外でのショッピング利用で1.5%のマイル還元率となります。
また、MileagePlus MUFGカードゴールドプレステージは年会費16,500円で、カード利用100円につき最大2マイルが付与され、貯まったマイルに有効期間はありません。
MileagePlus MUFGカード
楽天ANA マイレージクラブカード
楽天ANAマイレージクラブカードは、年会費が初年度無料で2年目以降は550円(税込み)(年1回でもカード利用があれば無料)のクレジットカードです。このカードの特徴は、クレジットカードを利用した際に獲得できるポイントを楽天ポイントコース、ANAマイルコースの2種類のコースから選択することが可能です。
なお、コース変更はいつでも可能で、ANAマイルコースでは200円につき1マイル、楽天ポイントコースでは100円につき1ポイントの楽天ポイントが獲得できます。
楽天ANAカードのメリットは、ANAマイルコースに設定しておけば、移行上限なくマイルに交換できることです。楽天ポイントからのマイル移行も可能ですが、上限が20,000ポイントになるため、注意が必要です。
楽天ANA マイレージクラブカード
エポスカード
エポスカードは、年会費無料のクレジットカードで、200円の利用につき1ポイント獲得できます。
エポスカードのメリットは、エポスカードが運営するポイントモールのEPOSポイントアップサイトで掲載されている店舗でのネットショッピングをすると、店舗に応じて2%〜30倍のポイントを獲得できることです。掲載店舗はAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどがあり、ネットショッピングを普段からよくする方にはオススメです。
エポスポイントからマイルへの交換については、1,000ポイントにつき500マイルに交換可能です。
年会費5,000円(カード利用が年間500,000円以上で無料)のエポスゴールドカード、年会費30,000円(カード利用が年間1,000,000円以上で実質無料)のエポスプラチナカードの場合、ANAマイルに関しては優遇されており、1,000ポイントにつき600マイルと交換できます。
ポイントアップサイトを経由しないと、ポイントの還元率は下がってしまうので、注意が必要ですが、普段からネットショッピングをよくする方にはオススメのクレジットカードになります。
エポスカード
TOKYU CARD ClubQ JMB(VISA・Master)
TOKYU CARD ClubQ JMBは年会費初年度無料、2年目以降は1,100円で利用できるクレジットカードです。
TOKYU POINT ClubQのメリットとして交通系ICカード・PASMOと連携することができ、電車やバスに乗るとTOKYU POINTが貯まることが挙げられます。
PASMOのチャージやPASMO定期券の購入、バスの乗車での利用額1%のポイント還元されます。
また加盟店でのカード利用200円につき3ポイントの加算、加盟店以外でのカード利用では、プレミアムポイントというポイントが付与されるシステムがあり、200円の利用につき1ポイントが加算されます。なおTOKYUPOINTはJALマイルに交換することが可能です。マイルへの交換レートは1,000TOKYUポイント=500マイルです。
電車やバスに乗るとTOKYU POINTが貯めることができるので、電車、バスの利用する機会が多い方にオススメのクレジットカードになります。
TOKYU POINT ClubQ JMB
ソラチカカード(東京メトロTo Me CARD)
ソラチカカードは、年会費初年度無料、2年目以降は2,200円で利用できるクレジットカードです。入会ボーナスマイルで1,000マイル、継続ボーナスマイルで1,000マイルが付与されます。またPASMOが付帯したクレジットカードのため、ANAマイルやメトロポイント、JCBのOki Dokiポイントの3種類が貯まります。
カード利用1,000円につきOki Dokiポイントが1ポイントが付与され、マイル自動移行コースを選択しておけば、貯まったポイントを自動でマイルに交換できます。マイル移行のレートは手数料無料の5マイルコース、年間手数料5,500円の10マイルコースがあります。
メトロポイントもマイルに交換することが可能です。平日は1乗車で5ポイント、土日は1乗車15ポイントが貯まるため、休日や祝日に電車と飛行機に乗って旅行する人はポイントが貯まりやすいのが特徴です。
メトロポイントからANAポイントへの交換レートは100ポイント=90マイルです。
マイルへの移行のお申し込みは、月1回のみとなり、申し込みは1回につき1,000ポイント以上20,000ポイントまでとなります。
獲得ポイントをすべてマイルに移行すると、効率良くマイルを貯めることができるため、コスパの良いカードといえます。
ソラチカカード
ビューカード(JALカードSuica)
JALカードSuicaは、飛行機や電車など、さまざまな交通機関の利用で効率よくマイルが貯まるクレジットカードです。年会費は初年度無料、2年目以降は2,200円で利用することが可能です。カード利用200円につき1ポイントが付与されます。
さらに年会費4,950円のショッピングマイル・プレミアムというサービスに加入すれば、カード利用100円につき1ポイントに還元率を上げることも可能です。マイルへの交換レートは1,500ポイント=1,000マイルです。
出張や通勤などで交通機関を利用する機会が多い方にオススメのクレジットカードになります。
ビューカード
イオンJMBカード
WAONカードにはJMB WAONというJALマイレージバンクカードの機能がついたWAONカードがあります。
年会費、発行手数料は無料で、カード利用、WAONで支払いをすると、200円につき1マイルが貯まります。また、WAONカード特約店では100円につき1マイルが貯まります。
さらに、毎月5日・15日・25日が対象であるお客さまわくわくデーではご利用200円につき2マイルが付与されます。イオングループで買い物をする機会が多い方には、効率よくマイルを貯めることが可能なクレジットカードになります。
イオンJMBカード
ヨドバシゴールドポイントカード・プラス
ヨドバシゴールドポイントカードプラスは年会費無料で利用することができるクレジットカードです。ゴールドポイント自体はマイルに交換は出来ませんが、楽天Edyなどの電子マネーに交換できるため、間接的にマイルを貯めることが可能です。
ゴールドポイントカードはヨドバシカメラ、ヨドバシ・ドット・コム、ヨドバシグループでのカード利でポイント還元率が最大で11%になります。なお、ポイントを貯めるには会員登録が必要なので忘れずに会員登録をしておきましょう。なおポイントの有効期間はカード最終利用日から2年となります。
ヨドバシゴールドポイントカード・プラス
dカード
dカードは年会費永年無料で利用することができるクレジットカードです。スーパーやコンビニなど、毎日のお買い物や公共料金の支払いなどでdポイントを貯めることが可能で、クレジットカードでもiDでも100円で1ポイント貯まります。
また年会費11,000円を支払うと、dカードGOLDにアップグレードすることが可能です。毎月のドコモの携帯電話の通信費、ドコモ光ご利用料金1,000円(税抜)ごとに税抜金額の10%のポイント還元がされます。
ドコモユーザーの方は効率的にdポイントを貯めることが可能なので、オススメのクレジットカードです。
なおdポイントは、1ポイント=0.5マイルにJALマイルに交換することが可能です。交換単位は1,000ポイントで、交換上限は月40,000ポイントになります。
またdポイントは、交換に手間はかかりますが、ANAマイルに交換することも可能です。
どうしてもANAマイルに交換したい方は下記の手順で交換してください。
- dポイントを貯める
- dポイントをPontaポイントに交換
- PontaポイントをLINEポイントに交換
- LINEポイントを東京メトロポイントに交換
- 東京メトロポイントをANAマイルに交換
dポイントからpontaへの交換は250ポイントの手数料がかかりますが、交換レートはJALマイルより高くなります。ただ、交換の手間がかかるのであまりおすすめではありません。
dカード
au Payカード
au Payカードは、auユーザーは年会費無料で利用できるクレジットカードです。au Payカードを利用すれば、Pontaポイントを貯めることが可能です。100円の利用につき1ポイントが付与されます。Pontaポイントは1ポイント=0.5マイルの換算で、JALマイルに交換可能です。交換単位はPontaポイント2ポイント以上2ポイント単位です。
年会費11,000円を支払えば、au Payカードゴールドにグレードアップが可能です。特徴としてはau携帯電話のご利用料金の最大10%をポイント還元されます。
またau PAY マーケットを利用すれば、au PAY カード会員なら合計最大7%、au PAY ゴールドカードなら合計最大9%のPontaポイントが還元されます。
auユーザーの方は効率的にPontaポイントを貯めることが可能なので、オススメのクレジットカードです。
au Payカード
オリコカード
オリコカード THE POINTは、年会費無料で利用することが可能で、加盟店で100円 (税込)利用するごとに1ポイント貯まります。さらにオリコモールのご利用でさらに0.5%のオリコポイントが加算されます。
また、暮らスマイルというポイントプログラムもあり、カード利用1,000円で1スマイルが付与されます。暮らスマイルもオリコポイントに交換することが可能で、200スマイルで1,000オリコポイントに交換可能です。
入会後6ヵ月間はポイント還元率が2%にアップし、100円で2ポイント貯まります。ただし、5,000ポイント(利用額500.000円相当)までが上限です。これを超えると、入会後6ヵ月以内でも還元率は1%に戻ります。
なお、オリコポイントはANAマイル、JALマイルに交換可能です。マイルへの交換レートは、ANAマイルでは、1,000ポイント=600マイル、JALマイルでは1,000ポイント=500マイルに交換することが可能です。
オリコカード
はじめてのマイルカードはライフスタイルと旅行先に合わせて検討を
今回は旅行などで使えるマイルを効率よく貯めたい方にむけて、マイルの概要や発行方法、使用方法からマイラー初心者さんに人気のマイルが貯まりやすいクレジットカードを紹介しました。
日常の買い物でのクレカ・電子マネーの利用、オンラインショッピングの利用を上手く利用すれば、マイラー初心者さんでも簡単にマイルを貯めることができます。
特にオンラインショップの利用はポイントアップサイトを経由すれば、ポイントの還元率は高くなるため、普段利用しているオンラインショップの有無をチェックして、有効活用していきましょう。
クレカの用途、マイル・ポイントの還元率、有効期間、貯めたマイルの使用用途などを考慮して、ご自身のライフスタイルに合ったクレカを見つけてください。
※価格および特典はいずれも2024年1月時点のものです。
※本記事はアフィリエイトプログラムを利用して広告収益を得て運営しております。