【未来の住まい】「見えないディスプレイ」がマンションを美術館に変える!TOPPANの新技術に迫る

ディスプレイ・モニター
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マンションのエントランスや共用部にあるディスプレイ、オフの時はただの黒い板で、空間の雰囲気を損ねていると感じたことはありませんか? あるいは、プロジェクターの映像に人影が映り込んでしまい、興ざめした経験も…。そんな「残念ポイント」を一掃し、あなたの住まいをワンランク上の美術館空間に変える、まさに“魔法のようなディスプレイ”が登場しました! TOPPANが開発したインテリアディスプレイ「ダブルビュー®・ヴィジョン」が、分譲マンション「ルネ川口ユトリエ」に初採用。普段は美しい壁なのに、必要な時だけ鮮やかなアートが浮かび上がる、この未来の技術の全貌を徹底解説します。

壁がアートに変わる魔法!TOPPAN「ダブルビュー®・ヴィジョン」の全貌

皆さんは、マンションのエントランスや共用部に設置された大きなディスプレイを見て、「便利だけど、オフの時はただの黒い板だな…」と感じたことはありませんか? そんな従来のディスプレイが抱えていた、「非使用時の見た目の問題」「映像表示時の課題」を見事に解決し、空間デザインと機能性を両立させる、まさに“魔法のようなディスプレイ”が、TOPPANのインテリアディスプレイ「ダブルビュー®・ヴィジョン」です。

空間に溶け込む「魔法のディスプレイ」の秘密

私がこの製品の情報を目にして最初に抱いたのは、「本当にこんなことができるのか?」という驚きと期待でした。「ダブルビュー®・ヴィジョン」の核となるのは、「ダブルビュー®フィルム」という特殊なデジタル化粧シート。これは、TOPPANの培ってきた印刷技術の粋を集めたもので、ディスプレイの表面にリアルな加飾(木目や石目など)を施しながら、その裏側から鮮明な映像を映し出すことを可能にした画期的な技術です。

想像してみてください。普段は美しい石目調の壁が、必要な時にだけ、まるでそこに絵画が浮かび上がるように、鮮やかな映像を映し出すのです。これはまさに、未来のインテリアではないでしょうか。

ディスプレイに花柄の画像が映し出されている様子。ディスプレイの前を人が歩いている。

「見えないディスプレイ」がもたらす二つの革新

この「ダブルビュー®・ヴィジョン」の最大の魅力は、大きく分けて二つあると私は考えます。

1. 空間と一体化するデザイン性

「ダブルビュー®・ヴィジョン」は、単なるディスプレイではありません。普段は空間に自然に溶け込む美しい壁面や什器として機能します。木材、石材、壁紙など、様々なインテリア素材のデザインを再現できるため、空間の意匠性を損なうことなく、むしろその魅力を高めることができます。

木目調の壁に囲まれた空間に、緑の植物とキャンドルが置かれ、壁には風景画が飾られています。

この一体感は、これまでのデジタルサイネージが抱えていた「デジタル感」を軽減し、高品位なインテリア空間を実現。必要な情報がある時だけスマートに表示される、洗練された演出が可能になるのです。

2. 息をのむ高精細な映像美

デザイン性だけでなく、映像の美しさも妥協していません。独自の印刷技術とディスプレイを組み合わせることで、高精細で鮮明な映像表現を実現しています。

一般的なディスプレイで気になる「黒浮き」(画面が真っ黒に見えず、わずかにグレーっぽく浮いて見える現象)を抑え、インテリアデザインを損なうことなく、驚くほどリアルで美しい映像体験を提供します。さらに、プロジェクター投影のように人影が映り込む心配もありません。

今回の「ルネ川口ユトリエ」では、高級感のある石目柄「パルピス」が採用されており、その上に表示されるアート作品が、空間の質を一層高めていることでしょう。

濃い色の石材のテクスチャ。白い筋が特徴的。

アートが息づく住まいへ:「ルネ川口ユトリエ」での挑戦

「ダブルビュー®・ヴィジョン」が初採用されたのは、総合地所株式会社が手掛ける分譲マンション「ルネ川口ユトリエ」です。「芸術のまち」として知られる川口市にちなみ、共用部廊下ではアートをテーマとした様々なコンテンツが上映されます。

この取り組みには、二つのユニークなプロジェクトが関わっています。

音楽が絵になる「Music Tapestry」

カシオ計算機が開発した「Music Tapestry」は、演奏を「絵にする」技術です。独自の音楽解析技術により、楽しい曲には明るいアート、シックな曲には落ち着いた雰囲気のアートを生成できるというから驚きです。音楽が奏でる感情を視覚的に表現するこの技術と、「ダブルビュー®・ヴィジョン」の組み合わせは、まさに五感を刺激する新しい体験を生み出すでしょう。

「Music Tapestry」についてもっと知りたい方は、ぜひ公式サイトをご覧ください。
Music Tapestry 公式サイト

壁に飾られた花の絵。

社会貢献とアートの融合「可能性アート®プロジェクト」

もう一つ、TOPPAN自身が推進する「可能性アート®プロジェクト」も注目に値します。これは、障がいのあるアーティストの作品をTOPPANの高精細な画像データ処理技術でデジタル化し、付加価値を高めることで、障がい者の自立支援と企業の事業活動を両立させることを目指す、社会貢献型のビジネスモデルです。

「ルネ川口ユトリエ」では、「無限の可能性・才能」をテーマにしたこのプロジェクトから生まれた、個性豊かなアート作品が日替わりで計30作品投影されます。そして、その費用の一部はアーティスト本人や障がい者アート協会の活動支援に還元されるとのこと。美しいアートが空間を彩るだけでなく、社会的な意義も持つ素晴らしい取り組みですね。

2つの絵が並んだ画像。左側にはブドウの房と葉が描かれており、右側にはヤシの木と夕焼けの風景が描かれています。

「ルネ川口ユトリエ」は、川口市で最も広い平均専有面積89.19㎡を誇り、家族の幸せを最大化する多彩なプランが魅力の分譲マンションです。この物件の詳細については、以下の公式ホームページで確認できます。

ルネ川口ユトリエ 物件公式ホームページ

マンションの外観のCGパースです。青空の下、近代的なデザインの建物が建っています。

庭に面したリビングルームの様子を描いた画像です。木製の床と天井、格子状の仕切り、グレーのソファと木製のローテーブルが配置されています。窓の外には庭があり、緑豊かな木々や草花が鮮やかに映っています。

TOPPANが描く、ディスプレイと空間の未来

長年、印刷技術のパイオニアとして業界を牽引してきたTOPPAN。その高い技術力とクリエイティブな発想が、このような「空間に溶け込むディスプレイ」という新たな価値を生み出しました。これはまさに、印刷の枠を超えたデジタルトランスフォーメーション(DX)の具現化と言えるでしょう。

TOPPANは今後、この「ダブルビュー®・ヴィジョン」をホテル、オフィス、公共施設など、様々な空間へと展開し、2027年までに50億円の売上を目指すとのこと。また、空間演出事業「expace®」を通じて、企画から設計、施工まで一貫して請け負うことで、顧客の空間価値向上に貢献していく方針です。

まとめ:空間の価値を高める「見えないディスプレイ」の可能性

「ダブルビュー®・ヴィジョン」は、単に情報を表示するツールというだけでなく、空間そのもののデザイン性を高め、そこにいる人々に新たな体験を提供する、まさに「空間価値向上ツール」と言えます。

普段はインテリアの一部として存在を消し、必要な時にだけその美しさを解き放つ。この「見えないディスプレイ」が、私たちの住まいや働く場所、公共空間をどのように変えていくのか、その可能性は無限大です。

あなたの周りの空間に、こんな「魔法の壁」があったら、どんな景色を見てみたいですか?

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