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【少額投資対応】積立投資対応クレジットカードの選び方・おすすめ7選

【少額投資対応】積立投資対応クレジットカードの選び方・おすすめ7選

クレジットカードでできる積立とは

クレジットカード積立は、クレジットカードを利用して金融商品の積立投資をすることができるサービスです。クレジットカード積立は一度積み立ての設定をすると、以後は決まったタイミングで商品が買い付けられていくため、手間がかかりません。買い付けはクレジットカードで行うため、通常の買い物と同様にポイントを獲得できるので、積立投資を始めようか迷っている方にはおすすめの投資方法です。

今回はクレジットカード積立の中でも簡単でユーザーも多い「NISA」について解説していきます。

NISAについて

2023年現在のNISAの概要と、2024年からはじまるNISAの制度変更について紹介します。

NISAには「NISA」「つみたてNISA」の2種類があります。NISAは2014年から始まった「少額投資非課税制度」で、最長5年間、年間120万円の投資枠から得られた利益に対して税金が非課税になる制度です。
つみたてNISA(積立NISA)は、2018年からはじまった少額投資非課税制度です。

「NISA」と同様に毎年の非課税投資枠から得た利益・分配金にかかる税金はかかりませんが、非課税投資枠が年間40万円で、投資期間が最長20年という点でNISAとは異なります。

NISAの変更点は5つあります。

年間投資上限額の引き上げ

現行NISAはつみたてNISAが年間40万円、一般NISAが年間120万円が投資額の上限でしたが、新NISAでは、つみたて投資枠が年間120万円、成長投資枠が年間240万円まで、年間投資上限額が引き上げられました。

つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能

2023年までのNISA制度では「つみたてNISA」と「一般NISA」は選択制で併用することはできませんでしたが、新NISAで設けられる「つみたて投資枠」と「成長投資枠」は併用することが可能です。

非課税期間が無制限

現行NISAでは、一般NISAは5年間、つみたてNISAは20年間の非課税期間でしたが、新NISAではともに無期限となり、保有期間に関係なく非課税で運用が可能となりました。また、これまでの一般NISAでは非課税保有期間が終わる5年後には、売却かロールオーバーの手続きが必要でしたが、新NISAではこれらの手続きが不要になります

生涯非課税限度額の設定

新NISAでは、1人あたり合計1,800万円の生涯非課税限度額が設定され、成長投資枠ではそのうち最大1,200万円まで利用可能です。

現行NISAと新NISAは別口座

新NISA開始後も、現行NISAで持っている商品の非課税期間はそのままで保有可能です。現行NISAで持っている商品の購入時から一般NISAは5年間、つみたてNISAは20年間、そのまま非課税で保有可能で、売却も自由です。

また、これまでのNISA枠は新しいNISAの生涯非課税限度額には含まれないので、2024年からの1,800万円の非課税限度額と別カウントになります。

クレジットカードで積立投資を行う時に知りたいこと

クレジットカードでの積立投資についてどのような内容なのか詳しくご紹介していきます。

対応している金融商品は?

各証券会社によって異なりますが、投資信託がメインになります。各社の株(個別株)やETFも投資対象になることもあります。

まず投資信託とは、投資家から集めたお金を大きな資金としてまとめ、運用のプロが株や債券などに投資・運用を行い、その運用成果を投資家に還元する仕組みの金融商品です。

投資信託の魅力のひとつは、この「プロが運用する」という安心感にあります。
少額で株や債券など複数の資産、銘柄に分散投資できるため、初心者の方でもはじめやすい商品です。インターネットコースでは、原則すべての投資信託を買付手数料0円で投資することが可能です。

ETFは「上場投資信託」と呼ばれています。連動する指数は株式だけでなく、債券、REIT(リート)、通貨、コモディティ(商品)の指数もあります。

似ている商品として投資信託がありますが、ETFは、その投資信託が金融商品取引所に上場しているようなイメージの金融商品です。投資信託は、1日1回算出される基準価額で、1日1回しか取引できませんが、ETFは、投資家の判断で、金融商品取引所の取引時間内に、株式と同様に相場の動きを見ながら売り買いができるとイメージすると違いがわかりやすいと思います。

クレジットカード投資の上限額は決まっている?

2023年現在は1社月5万まで。つみたてNISAの場合は毎月33,333円がクレジットカード決済の利用上限額になります。

証券口座によっては、証券会社と提携している口座を持っている場合、口座から追加で投資できることも可能です。2024年の新NISAではtsumiki証券、大和コネクト証券、セゾン投信の3社が限度額を10万に引き上げると発表しています。

投資資金はいくら必要?

金融商品によって異なりますが、各社の1株分から投資できるものもあります。投資信託や各クレジットカード会社のポイント投資を使えば100円程度から投資ができるので、少額からでも始めることは可能です。

投資信託については先述で紹介したように「運用のプロ」が株、債券などに投資・運用してくれるものになります。基本的にはパッケージになっているものが多いため、初心者でも始めやすいメリットがあるので、とりあえず始めてみたいという方にはおすすめです。

クレジットカードで積立投資を始める方法

では実際にクレジットカードで積立投資するまでの手順を説明します。

1.証券口座と連携できるクレジットカードを発行する

証券会社によって口座連携出来るクレジットカードは異なります。ポイントの還元率や積立投資以外での使用の有無など、自分のライフスタイルにあった使い方が出来るカードを選びましょう。

2.証券口座を開設する

証券口座はネットで無料で作れます。証券口座の開設とクレジットカード発行に日数がかかるため、並行して開設するのがおすすめです。準備の日数は各証券会社やカード会社によって異なりますが、10〜14日あればすべての手続きが完了すると思っていて問題ないと思います。

※口座開設までの目安は以下のとおりです。

マネックス証券:翌営業日
SBI証券:翌営業日
大和コネクト証券:翌営業日
tsumiki証券:約1週間
楽天証券:約1週間
paypay証券:約1週間
auカブコム証券:資料請求から約2週間
ウェルネスナビ:最短2日

3.積立投資(つみたてNISA)の申し込みを行う

2023年現在、つみたてNISAは1人1口座までのため、証券口座を復数作る人は計画的に選んでください。

4.気になる金融商品を選定・購入する

証券口座を開設したら金融商品を購入しますが、選定時に基準にするべきポイントをお伝えします。

・投資をする目的と目標額を決める

投資信託を選ぶ前に、まずは投資をする目的を確認しておきましょう。

老後資金を貯めたいのか、住宅資金を貯めたいのか、教育資金を貯めたいのか、できるだけ具体的に考えておきます。

具体的な目的が決まったら、次は目標金額を決めましょう。いつまでにいくらのお金を準備する必要があるか計算します。具体的なスケジュールが決まったら、この目標が達成できる投資信託を選んでいきます。

・投資対象の特徴やリスク・リターンを確認

投資信託を選ぶ際は必ず投資対象のリスク・リターンを確認しましょう。

長期的な運用を考えた時、どのくらいのリターンが期待できるか、どのくらいリスクがあるのか、事前に知ることはとても大切です。
投資対象のリスク・リターンを知っていれば、短期的な相場の下落も落ち着いて見守ることもできるでしょう。

気軽に積立が投資できる!クレジットカードの選び方

証券口座と連携できるカードは各社異なります。ここからは、どんなポイントで選べば良いかをご紹介していきます。

積立投資に対応した金融商品の数で選ぶ

手数料が安い金融商品を扱っているところも選ぶことが選ぶポイントになります。

マネックス証券

投資信託の本数は199本と豊富。投資信託の最低購入金額が原則100円で、少額からつみたてNISAを始めることが可能。

auカブコム証券

つみたてNISA対象の投資信託は206本を用意している証券です。積み立ては100円から可能で、NISA口座(つみたてNISAを含む)の開設者は通常の現物株式の取引手数料が最大5%割引になるのもメリットとなっています。

SBI証券

つみたてNISA対象商品のほとんどの投資信託を取り扱っており、選べる投資信託の本数は210本と、つみたてNISAを扱う証券会社の中でも多いのが魅力です。「100円」から投資信託の積み立てが可能で、少額から始めたい人に対応。「毎月積立」だけでなく、「毎週積立」「毎日積立」も選べるので、きめ細かい時間分散投資もできます。

三井住友カードによるクレジットカード決済「クレジットカード積立」を利用するとお得に。決済額の0.5%のポイントと投信マイレージによるポイントが両方貯まるのもポイントです。

楽天証券

つみたてNISAで取り扱う投資信託の本数は204本と、つみたてNISAを扱う証券会社の中でも多い。投資信託の最低購入金額が「100円」のため、少額からつみたてNISAを始められます。

「毎月積立」だけでなく、「毎日積立」も可能です。また、積立代金の引き落としは、証券口座や「楽天銀行」、その他金融機関に加え、「楽天カード」も選択できる。積立代金を「楽天ポイント」で支払うことも可能。さらに、「楽天カード」のクレジット決済にすれば、毎月の積立額に応じて「楽天ポイント」が付与されます。

ポイント投資の対応可否で選ぶ

クレジットカードのポイントを投資に回せるものもあります。余剰資金がないときや、有効期限が切れそうなポイントも選びましょう。

クレジットカード発行や証券口座の開設キャンペーンも見ること

クレジットカード発行や証券口座の開設でポイントをもらえるキャンペーンもあります。特定の店舗で買い物を行わない場合は、キャンペーンを見てカードや口座を発行するのもおすすめです

積立投資対応のクレジットカード7選

ここからは、積立投資に対応しているおすすめのクレジットカードを紹介していきます。

マネックスカード(マネックス証券)

マネックスカードのクレジットカード積立の最大の利点は、ポイント還元率が1.1%な点です。

この還元率は、主要ネット証券のクレジットカード投信積立サービスのうち、最大となります。

毎月5万円積立投資を行うと、6600ポイントも獲得できます。

投資だけで毎年安定した利益を得るのは難しいですが、マネックスカードのクレジットカード積立であれば、ポイントではありますが必ず1.1%のリターンを得ることができます。

マネックスカード

アプラスゴールドカード(SBI証券)

SBI証券で新生アプラスカードを使ってクレジットカード積立をすると、積立額に応じて「アプラスポイント」が貯まります。

ポイント還元率はカードの種類によって異なり、一般カードの「APLUS CARD with」は0.5%、ゴールドカードの「新生アプラスゴールドカード」は1.0%となっています。毎月30,000円を一般カードで決済する場合は150ポイント(=30,000円×0.5%)、ゴールドカードで決済する場合は300ポイント(=30,000円×1.0%)が毎月貯まります。

アプラスゴールドカード

SAISON CARD Digital(大和コネクト証券)

SAISON CARD Digitalは、国内で初めて展開された完全ナンバーレスのクレジットカードです。公式スマホアプリのセゾンPortalを通じて、お申し込み後最短5分でデジタルカードを発行できます。

大和コネクト証券とのキャンペーンを利用すると、条件達成で最大15,000円のキャッシュバックが受け取れます。気軽に作れるクレジットカードを探している方や、証券口座も忘れないうちに申し込みたい方におすすめです。ぜひチェックしてみてください。

SAISON CARD Digital(大和コネクト証券)

オリコカード(オリコ投資積立)

オリコカードじゃSBI証券の仲介口座にもなります。積立金額に応じてオリコポイントが0.5%付与されるメリットがあり、仮にOrico Card THE POINTで、毎月3万円の積み立てをした場合、1年間で1,800ポイント貯まり5年間継続すれば9,000ポイントが貯まります。

カード利用しつつクレジットカード積み立てを利用すれば、知らない間に多くのポイントを獲得できるのが魅力です。

エポスカード×tsumiki証券

tsumiki証券は「エポスカード」での投信積立が可能で、1年間の積立額に応じて、1年目は0.1%分、2年目は0.2%分、3年目は0.3%分、4年目は0.4%分、5年目以降は0.5%分のエポスポイントを獲得できます。

 「エポスゴールドカード」は、年間利用額50万円を達成すると2,500ポイント、「エポスプラチナカード」は、年間利用額100万円を達成すると2万ポイントのボーナスポイントを獲得できる。この年間利用額は、tsumiki証券の積立分もカウントされます。

エポスゴールドカード

dカード(dカード積立)

一般カードの「dカード」の場合は、どのランクでも還元率0.1%で固定となるが、上位カードの「dカード GOLD」の場合は、1~2つ星は還元率0.1%、3~4つ星は還元率0.3%、5つ星は還元率1%にアップします。

タカシマヤカード(高島屋カード積立)

高島屋ファイナンシャル・パートナーズのサイト経由でSBI証券の金融仲介口座を開くと、タカシマヤカードでクレジットカード積立ができるようになります(すでにSBI証券の本口座を持っている人は変更可能)

クレジットカード積立の還元率は、1年目は0.1%、3年目からは0.2%、5年目からは0.3%となっており、続けるほどアップしていく仕組みとなっています。

タカシマヤカード

口座残高から積立投資ができる!クレジットカード5選

ここからは口座残高から積立投資出来るカードの紹介をします。

楽天カード(楽天証券)

楽天キャッシュの投信積立は毎月の積立上限が5万円ですが、楽天カード決済と併用すると最大10万円までの積立が可能です。2024年からの新NISAのつみたて投資枠は年間120万円(月10万円)まで投資できるので、楽天証券なら全額キャッシュレスでの積立ができるようになります。

楽天キャッシュ決済では楽天カードからのチャージで、チャージ額の0.5%が楽天ポイントとして付与されます。毎月楽天ポイントを貯めながら、積立を行うことが可能となります。
残高キープチャージ機能があるため、チャージを忘れてしまっても安心です。

楽天証券の投信積立では、楽天カード決済と楽天キャッシュ決済の併用が可能です。それぞれの月あたりの上限額が5万円までのため、最大10万円のキャッシュレス積立ができます。

また、それぞれにポイントが付与されるため、10万円分までのポイント還元が受けられます。

楽天カードからチャージした楽天キャッシュのポイント還元率はチャージ額の0.5%、楽天カード決済の還元率は決済額に対して0.5%~1%です。還元率は楽天カードの種類やファンドによって異なります。

三井住友カード(NL)(SBI証券)

手数料は無料。一度設定しておけば、あとは変更しなくてOK。引き落とし日は毎月14日と27日から選べる。

三井住友カード(NL)

PayPayカード(PayPay証券)

「おいたまま買付」は、1回あたりの2万円以上の取引をするか、スマホ決済アプリ「PayPay(ペイペイ)」のPayPayマネーを入金する場合は手数料が無料になります。

PayPayカード(PayPay証券)

au PAYカード(auカブコム証券)

振込手数料が無料。お手続きも24時間WEBで簡単にできます。振込手数料は無料で、1億円までの引落が可能です。また、自動引落の設定は24時間Web上でカンタンに行えます。

毎月の入金が不要。投資信託やプチ株®積立にも対応しているため、さまざまな少額投資を始めたい方におすすめです。

イオンカード(ウェルネスナビ)

これまで「イオンカード」による積み立て機能を利用する場合は「WealthNavi for AEON CARD」を利用する必要がありましたが、2023年6月21日から「WealthNavi for イオン銀行」でも「イオンカード」による積立投資ができるようになりました。

「イオンカード」で積立投資するとWAON POINTが貯まるほか、「イオンJMBカード」の場合はJALマイルが貯まり、「JQ SUGOCAカード」や「JMB JQ SUGOCAカード」の場合はJRキューポが貯まる。

まとめ

今回は、クレジットカードを使用して気軽に少額投資を行いたい方にむけて、積立の目的や時間、クレジットカードを日常的に使う・使わないなど、ご自身のライフスタイルに合わせて、自分の中で納得して使えるもの、ストレスのないものを選択してください。

※価格及び特典は2023年11月時点のものです。

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