これからをもっと楽しむ極マガジンきらめく
これからをもっと楽しむ極マガジンきらめく

連休明けにやる気が出ないあなたへ。「現代型」五月病を軽くする習慣とは?

健康

ゴールデンウィークが終わった途端、「なんとなくやる気が出ない」「朝起きるのがつらい」と感じていませんか? いわゆる「五月病」は、多くの人が経験する心と体のサインです。実はこの不調、単なる気のせいではなく、新しい環境に適応しようと頑張った反動ともいわれています。そして近年は、デジタル生活の影響で五月病の感じ方も少しずつ変わってきているのだそう。そこで今回は、パソコンを活用した令和流・五月病対策をご紹介します。

なぜ五月病になる?その原因とは

五月病とは、年度末から4月にかけての緊張と疲れが、連休明けに一気に表面化することで起こる心身の不調のこと。正式な病名ではありませんが、「やる気が出ない」「気分が落ち込む」「眠れない」などの症状が見られます。

背景にあるのは環境の変化です。若い世代では入社や異動、転職といった職場環境の変化が大きな要因になりますが、年齢をかさねてからも役職定年や定年退職をはじめ、春先の健康不安、環境の変化など要因はさまざまです。

いずれのケースでも、自分でも気づかないうちに無理をしてしまい、その反動が5月に現れるのです。保険会社が行った調査によると、「五月病になったことがある」と答えた人は約25%、なんと4人に1人が経験しているという結果も出ています。

増えている「現代型」五月病とは?

近年、五月病はより身近なものになっています。その理由のひとつが、働き方や生活スタイルの変化です。

リモートワークの普及により、通勤のストレスは減った一方で、仕事とプライベートの切り替えが難しくなりました。また、職場の仲間や友人・知人ととりとめのない雑談をする機会が減り、気軽に気持ちを共有する場が少なくなっていることも影響しています。

他にも、SNSやニュースなどから多くの情報が入ることで、「他人と自分を比べてしまう」ことによる心理的な疲れも無視できません。現代型の五月病は、こうした“見えないストレス”の積み重ねによって引き起こされているともいえるでしょう。

まずはチェック!あなたの五月病レベル

以下の項目に、いくつ当てはまりますか?

あなたの五月病レベルチェック

□ 朝スッキリ起きられない

□ やる気が出ない日が増えた

□ 人と関わるのが面倒に感じる

□ 集中力が続かない

□ 休日も疲れが抜けない

□ スマホ・PCを見る時間が増えた

□ 気分が落ち込むことが多い

【診断】

0〜2個:問題なし。少し疲れている程度でしょう。

3〜4個:軽度の五月病の可能性あり。少し休養が必要かも。

5個以上:要注意。今後のために対策をしましょう!

心と体で整える、五月病対策の王道パターン

五月病の原因は、一般的には自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスの乱れが関連しているといわれています。ただ、実際には生活習慣の乱れやストレスをためやすい心理的要因など、さまざまなことが原因になっていることが多く、複合的に対処する必要があります。

例えば、睡眠。連休中に乱れた生活を元に戻し、できるだけ同じ時間に寝起きすることで心身ともに正常なリズムを取り戻すことができます。特に朝の光を浴びることは、生活リズムを整え、快適な睡眠を促すために重要です。

次に、軽い運動。散歩やストレッチでも十分で、体を動かすことで気分転換になります。人と話すことも効果的です。家族や友人、同僚と短い会話をするだけでも、気持ちは軽くなります。

いずれにせよ、できることから少しずつ始めることが大切です。

デジタル習慣で整える「現代型」五月病対策

パソコンやスマホの使い過ぎは、メンタルヘルスの観点からよくないものとされがちですが、「物は使いよう」という言葉があります。デジタル機器を「疲れるもの」ではなく、「整えるためのツール」として使えば、「現代型」五月病の対策につながります。

ここではそんなデジタル習慣を紹介します。

「朝分のデジタル整理」で脳のモヤモヤをリセット

そもそもやる気が出ないのは、気合いの問題ではなく、脳の処理能力に限界があるからです。一日のはじまりは、いきなり仕事をするのではなく、脳のノイズを消すことから始めましょう。

おすすめなのが「朝5分のデジタル整理」です。朝、スマホやパソコンを開いたら、メールやデスクトップを整理するのです。メール、通知、やりかけの作業…。パソコンやスマホには「まだ終わっていないこと」が常に表示されています。

これは心理学でいう「ツァイガルニク効果(未完了のものほど気になる)」の状態で、散らかった画面は、思っている以上にストレスになります。朝の5分間で「デスクトップの不要ファイルを削除」、「メールの未読をざっと分類(重要/後回し)」といった作業で視界が整うと、気持ちが自然と仕事モードになります。

「朝食後の5分」、「体操後の5分」などと整理する時間や状況をルーティンにすると続けやすくなります。

「すぐ終わるタスク」でやる気スイッチをON

脳の整理ができたら、次は「行動」のフェーズに移行しましょう。

でも、やる気が出ないとき、大きな作業に取りかかるのは難しいもの。そんなときは、「1通だけメール返信」「1ファイルだけ整理」など、30秒〜3分で終わる小さなタスクから始めましょう。

その小さな達成感が、次の行動へのエネルギーになります。

続けるコツは「途中でやめてもOK」にすることです。多くの人は「やるなら最後までやらなきゃ」と考えてしまいがちですが、五月病のときは逆効果です。

むしろ、「1つ終わったらやめてもいい」、「続きは気が向いたらやる」くらいの気軽さが、結果的に行動量を増やします。

オンラインで人と「つながる」

孤独感も五月病の大きな要因です。雑談が減りがちな今こそ、チャットやオンライン通話を活用してみましょう。短いやりとりでも、人とのつながりを感じることで、孤独感がやわらぎます。

ただし、重いコミュニケーションは逆効果。おすすめは「軽い接点」です。

チャットで一言やり取り、短いオンライン雑談、コメントだけの交流といったライトな交流でも、脳は「孤立していない」と感じ、ストレスが緩和されます。

パソコンで気分転換を習慣に

お気に入りの音楽を流しながら作業をするのも効果的です。「仕事はじめのテーマソング」とか、「つらくなったときのアゲアゲ曲」、「リラックスしたいときの癒しBGM」と、あらかじめ選曲してワンクリック、ワンタップで流せるようにしておくとなおよし。

日記アプリで気持ちを書き出したりするのもおすすめです。心理学の分野では、日記をつけることがストレス軽減と感情の調整につながるという研究結果が報告されています。デジタルだからこそ、手軽に気分を切り替えることができます。

五月病は「頑張ってきた証」

五月病は、「頑張ってきた証」ともいえます。環境に適応しようとしたからこそ、心や体が少し休みたがっているのです。無理に元気になろうとせず、「少しペースを落としてもいい」と考えることも大切です。

ただし、不調が長く続いたり、日常生活に支障が出ている場合は、専門の医療機関や相談窓口に頼ることも検討しましょう。早めに対処することで、回復もスムーズになります。

5月は「整え直す月」と考えよう

連休明けの5月は、休んでいた間のブランクのせいで好調だったころのペースに戻れず、もどかしい思いを抱く人は多いでしょう。ただ、ムキになって必要以上に頑張ろうとしても逆効果です。

そんな5月は、「頑張り続ける月」ではなく、「整え直す月」と考えてみてはいかがでしょうか。パソコンやデジタルの力を上手に取り入れながら、自分のペースを取り戻していきましょう。小さな一歩の積み重ねが、心と体の軽やかさにつながっていきます。