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後悔しないために家族が集まったら確認しておきたい!親の「健康」と「お金」の備えの話 

お金

お盆や年末年始といったタイミングは、家族が顔を合わせる貴重な時間。親が元気だと思っていても、久々に会うからこそ気づける小さな変化があります。その変化は、将来の健康や暮らし、お金の問題を考えるきっかけになることもあるかもしれません。そこで今回は、帰省した際に実家でさりげなく確認しておきたいポイントをご紹介します。

久しぶりだから見えてくる「親の老い」と健康のサイン

親と離れて暮らしていると、電話やビデオ通話では「元気だよ」という言葉だけで安心してしまいがちです。しかし、半年や1年ぶりに会うと、歩き方や表情、声の張り、食生活など、日常では気づきにくい変化が見えてきます。一緒に食事をしたり、散歩をしたり、何気ない会話を楽しんだりする中で、さりげなく健康や暮らしの様子を知ることが大切です。小さな気づきが、将来の介護や医療、さらには家計への大きな負担を防ぐきっかけになることもあります。

以下、親の健康面で確認したいポイントをまとめます。

歩く速度や立ち座りは変わっていない?

・歩幅が小さくなっている
・手すりにつかまって立ち上がっている
・立ち座りがつらそう
・階段を避けるようになっている

こうした兆候は、高齢者の骨折原因の上位である転倒のリスクが高い可能性があります。大腿骨を骨折すると、介護が必要になるきっかけにもなります。

家の中に危険なところがないか?

転倒予防のためには、家の中に危険なところがないかを見ておくことも大切です。

・めくれたカーペット
・廊下や階段に置かれた荷物
・照明の暗い廊下や階段
・延長コード
・浴室の滑りやすさ

こうした部分は、手すりや滑り止めなど、小さな改善で大きな事故を防げます。また、自治体の住宅改修補助が利用できる場合もあるので確認しておくといいでしょう。

冷蔵庫の中は整理されている?

・賞味期限切れが多い
・同じ調味料が何本もある
・野菜が少ない
・冷凍庫がいっぱい

こうした兆候は、買い物や献立を考えることが負担になっているサインかもしれません。

栄養不足だけでなく、「買ったことを忘れてまた買う」という変化は認知機能の低下を示しています。「何か作ろうか」「飲み物を取るね」などと冷蔵庫を開ける機会があったとき、さりげなく見ておきましょう。

薬はきちんと管理できている?

・同じ処方薬が余っている
・市販薬も大量にある
・お薬手帳を使っていない

「最近、病院に行った?」「薬はちゃんと飲めている?」と、さりげなく話題にしてみましょう。高齢になると、高血圧や糖尿病など複数の病気で通院し、薬の種類が増えることがあります。そのため、「飲み忘れ」「飲み間違い」のほか、別の医療機関で同じような薬を処方されているケースもあります。


「どんな薬を飲んでいるのか」「かかりつけの病院はどこか」を家族が知っておくだけでも、万一のときの対処に役立ちます。お薬手帳を使っているなら、「見せてもらってもいい?」と一緒に確認するのもよいでしょう。災害時や急な入院の際にも、服用中の薬がすぐにわかるため安心です。

エアコンを我慢していない?

・部屋が暑い、寒いのにエアコンをつけていない
・「電気代がもったいない」が口癖
・夜はエアコンを切って寝ている
・エアコンのフィルターがほこりで目詰まりしている

「電気代がもったいないから」「体に悪いから」という理由でエアコンの使用を控える人は珍しくありません。しかし、夏は熱中症、冬はヒートショックのリスクが高まります。とはいえ、「ちゃんとエアコンつけてる?」と聞かれると、親は「子どもに心配をかけたくない」と本音を言わないこともあります。「エアコンの設定温度は何度くらいにしてる?」「夜もエアコンをつけて寝てる?」などと切り出して日頃の過ごし方を聞いてみるとよいでしょう。

高齢の親に負担をかけない「ホテル帰省」という選択

「泊まってくれるのはうれしいけれど、布団や食事の準備が年々大変になってきた」

高齢になると、そんな本音を持つ人が増えてきます。

親にとって、子どもや孫が帰ってきてくれることは何よりの楽しみです。しかし、年をとると、布団の上げ下ろしや大人数分の食事の準備、散らかった部屋の掃除などの負担が重くなるのです。

そこで最近は、昼間は実家でゆっくり過ごし、夜は近くのホテルで休む「ホテル帰省」を選ぶ家庭も増えています。宿泊費はかかりますが、「親に無理をさせず、その分、昼間は笑顔で一緒に過ごせる」と考える人も少なくありません。

星野リゾートの「OMO(おも)」は、そのような需要に応えて全国展開している街ナカホテル。1名から最大6名まで泊まれる複数タイプの客室、実家の家族とくつろげる「第二のリビング」ともいえる充実したパブリックスペースなどを提供して、「ホテル帰省」という新しいスタイルを提案しています。

【参考】OMO

食卓でさりげなく話しておきたい「親のお金」と資産管理

久しぶりに実家で過ごす時間は、親のお金まわりをさりげなく知っておくよい機会です。ただし、「ちゃんと管理できている?」と聞くと、親を責めているように感じさせてしまうこともあります。お茶を飲みながら、食事をしながら、昔話をするような自然な会話から始めましょう。

まず確認したいのが、通帳や重要書類の保管場所です。銀行口座、保険証券、不動産関係の書類、年金や税金に関する通知などが、本人以外には分からない状態になっていないでしょうか。「もしものときに困らないよう、一緒に場所を確認しておこう」と声をかけると、親も受け入れやすくなります。

次に気をつけたいのが、キャッシュレス決済や詐欺への対策です。スマートフォン決済やネット通販を利用している場合、使い方だけでなく、不審なメールや電話への対応も確認しておきたいところです。「最近、こんな詐欺が増えているみたいだよ」と、自分も気をつけているという形で話題にするとよいでしょう。

また、使っていないサービスや契約が残っていないかも確認を。携帯電話のオプション、動画配信サービス、保険、クレジットカードなど、長年そのままになっているものが意外とあるものです。必要のない支払いを減らすことは、将来の負担軽減にもつながります。

帰省時の「お金の話」は、親の財産を確認するためだけではありません。これからも安心して暮らすための、大切なコミュニケーションの時間です。

さらに話しておきたい「もしも」のこと

親が元気なうちだからこそ、もしもの備えについて話しておきたいものです。運転を続ける時期、かかりつけ医や緊急連絡先、延命治療に対する希望、相続に関する考えなどは、いざというときに家族を助ける大切な情報です。

「縁起でもない話」と避けるのではなく、「これからも安心して暮らすための準備」として、少しずつ確認しておきましょう。

帰省は家族の「未来」を考えるきっかけ

帰省は「元気な顔を見せに行く日」でもあり、「家族のこれからを考える日」でもあります。「健康」や「お金」、「未来」のことを少しでも話すことができれば、有意義なものになるでしょう。これからは、少しだけ視点を変えて帰省してみませんか?