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着ることで疲労回復?リカバリーウェアの仕組み、失敗しない選び方を解説

健康

最近、テレビCMや広告でよく見かける「リカバリーウェア」。「本当に疲れが取れるの?」「普通の服と何が違うの?」そんな疑問を持つ方も多いでしょう。リカバリーウェアには、一般医療機器の届出をしている製品もあり、血行促進による疲労回復を目的に作られています。リカバリーウェアの仕組みや選び方のポイントについて、わかりやすく解説します。

リカバリーウェアはなぜ疲労回復するの?

リカバリーウェアは、着ることで血行を促進し、疲労回復や筋肉のコリなどの緩和を促す「機能性衣類」です。

就寝時に着用するパジャマ、スリープウェアタイプが最も一般的です。1日の中でもっとも長く、確実に着用できる時間帯であるため、多くのブランドがこのタイプに力を入れています

また、近年は技術やデザインの進化により、以下のようにパジャマ以外の用途にも幅広く拡大しています。

・部屋着・ホームウェア
家でのリラックスタイムに着用。急な来客への対応や、近くのコンビニ程度ならそのまま行ける、スウェットやTシャツ風のデザインが人気です。

・オフィスワーク・デスクワーク着
座りっぱなしによる筋肉のコリなど、寒さ対策のための仕事服。ポロシャツやスラックス風のデザインがあり、職場でそのまま着用できます。

・スポーツ後のケア着(移動着)
運動後の筋肉を休ませるために着用。アスリートが試合後の移動中や、普段の私服(パーカーやジョガーパンツ)として愛用しています。

では、なぜリカバリーウェアは着ることで疲労回復が促進されるのでしょう?

リカバリーウェアには、生地に鉱物やセラミックなどの特殊な成分が練り込まれており、その成分が体から出る遠赤外線熱を体に送り返します(輻射)。

返された遠赤外線により血行を促す働きが期待されています。その結果、筋肉のコリなどがほぐれ、疲労回復を促進します。 これが、リカバリーウェアの「着ることで疲労回復を促進する」メカニズムです。

高純度セラミック繊維を採用したAOKIのリカバリーウェア「リカバリーケアプラス」(画像提供:AOKI)

実は介護現場から生まれた技術だった

リカバリーウェアを世界で最初に開発したのは、VENEX(ベネクス)ですが、もともとは「介護現場の床ずれを解消したい」という目的で寝具から開発が始まりました。

「床ずれ」の原因である血行障害を治すために製品化されたのは、ナノプラチナなどの鉱物を繊維に練り込んで作った「医療系ベッドパット(マットレス)」でした。ところが、製造コストが高くついたために価格が1枚10万円ほどになってしまい、営業の甲斐なく、マットは1枚も売れなかったのだそう。

そんな中、「マットがダメなら、同じ効果を持つ生地を直接身にまとえばいいのではないか?」という発想から、リカバリーウェアは世に出ることになります。2010年2⽉のことでした。

当初は、介護で疲れる介護⼠の体をいたわる「ケアウェア」として販売されていましたが、これに目をつけたのがアスリートたち。星の数ほどあるスポーツウェアの中で、「休養」に焦点を当てた製品は珍しく、その機能性を多くのアスリートたちが支持したのです。 その後、多くのメーカーが市場に参入し、多忙なビジネスパーソンや家事に追われる主婦、健康志向の高い⾼齢者などへと愛用者のすそ野は広がっていきました。

リカバリーウェアを選ぶ3つのポイント

現在、数十社を超える多くのメーカーが発売しているリカバリーウェア。自分に合った商品を選ぶうえで抑えるべき3つのポイントをご紹介します。

ポイント1:「一般医療機器」の表示をチェックする

リカバリーウェアを選ぶときは、厚生労働省の規制対象である「一般医療機器」と表示されているかを確認しましょう。なかでも「家庭用遠赤外線血行促進用衣」として届出されたものは、血行促進や疲労回復といった効能を伝えることができる製品です。

ポイント2:着用シーズンに合ったものを選ぶ

季節に合わせて選ぶことも大切です。春夏用は、メッシュ素材など通気性や速乾性に配慮したもの、秋冬用は、スウェットなど保温性を考えたものがあります。

また、季節を問わず使いやすいオールシーズンタイプもあります。着用する季節や、寝るときに暑さ・寒さを感じやすいかなど、自分の好みに合わせて選びましょう。

ポイント3:シーンに合った着心地のものを選ぶ

リカバリーウェアには大きく分けて「着圧タイプ」と「非着圧タイプ」があります。

運動後などに適度な圧力によるサポートを求めるなら着圧タイプ、睡眠中やリラックスタイムにゆったり過ごしたいなら締めつけの少ない非着圧タイプが向いています。

人気3ブランドから選ぶ、初心者におすすめのリカバリーウェア

人気のリカバリーウェア3ブランドから、ゆったりとした非着圧タイプの製品をピックアップしました。初めて購入する人にもおすすめの製品です。

※記事内の価格等データは、2026年9月時点のものです。
※価格はすべて税込み金額です。

VENEX(ベネクス):「休養のためのウェア」を追求

2010年に世界初のリカバリーウェアを発売した、パイオニア的なブランド。ナノプラチナなどの鉱物を含む独⾃素材「DPV576」を練り込んだPHT繊維を使用し、休養時の着心地を重視した製品を幅広く展開しています。

スタンダードドライ

吸水速乾性に優れたハニカムメッシュ素材を採用しているため、寝汗をかいてもベタつきにくい、一年中使いやすいスタンダードモデルです。ソフトな糸を使用し、全方位に対して高い伸縮性を兼ね備えたストレッチ生地は、リラックスタイムや寝返りをくり返す就寝時にも適しています。

左:ロングスリーブ クルーネック17,600円 右:ジョガーパンツ18,700円(画像提供:VENEX)

リカバリーデイズ

「一日中ずっと着ていたい」をコンセプトに、リカバリーウェアにファッション性を取り入れたシリーズ。部屋でのリラックスタイムだけでなく、ちょっとした外出にも使いやすいファッショナブルなデザインが特徴です。半袖やハーフパンツもラインアップされています。

左:ロングカーディガン18,700円 右:ロングスリーブワンピース19,800円(画像提供:VENEX)

TENTIAL(テンシャル):睡眠中の快適さを重視

TENTIALは「BAKUNE」シリーズが累計販売数400万枚を突破したトップブランド(2025年12月時点)。自社開発の特殊機能繊維「SELFLAME®」を採用し、寝返りを妨げない伸縮性や、締め付けの少ないシルエットなど、睡眠時の着心地にこだわっています。

BAKUNE Dry Pro

シリーズの最高峰の涼しさを誇る製品として開発され、2026年5月に発売された最新作。綿素材と比較して約2.4倍の通気性と高い吸放湿性で、BAKUNE史上最高の涼しさ(吸放湿性と通気性が他BAKUNEと比較し高いこと)を実現。また、肩周りの設計をゼロから見直し、背中から腕にかけてのストレッチ性やフィット感を大幅に向上させています。

BAKUNE Dry Pro上下セット¥27,940(画像提供:TENTIAL)

AOKI(アオキ):着心地の良さとやさしい肌触りが特徴

スーツで知られるAOKIですが、「仕立ての良いリカバリーウェアで、毎日に休息を」をコンセプトに、丁寧な縫製と素材へのこだわりで、着心地の良さとやさしい肌触りを実現。シンプルなデザインの製品を手に取りやすい価格で提供しています。

リカバリーケアプラス ルームウェア オールシーズン

季節を問わないオールシーズンタイプ。まずは一着、リカバリーウェアを試してみたい人におすすめです。

リカバリーケアプラス ルームウェア オールシーズン 上下セット9,990円(画像提供:AOKI)

リカバリーケアプラス ルームウェア メッシュ 半袖&半ズボン

通気性のよいメッシュ素材を使った春夏向け。暑い時期にパジャマとして使いたい人や、さらりとした着心地を好む人に向いています。

リカバリーケアプラス ルームウェア メッシュ 半袖&半ズボン 上下セット8,990円(画像提供:AOKI)

※記事内の価格等データは、2026年9月時点のものです。
※価格はすべて税込み金額です。