これからをもっと楽しむ極マガジンきらめく
これからをもっと楽しむ極マガジンきらめく

バイク再デビュー!50 代からのリターンライダー増加中

趣味

「子育てが一段落し、自由に使える時間とお金を持てるようになった」「若い頃に楽しんだ趣味をもう一度取り戻したい」といった理由から、若い頃に乗っていたバイクに再び乗り始める「リターンライダー」が増えています。リターンライダーが、久しぶりに乗るバイクを安全・快適に楽しむためのポイントをご紹介します。

大人になって乗るバイクには、若い頃とは異なる感動がある

リターンライダーたちが「再びバイクに乗って良かった」と思う場面では、若い頃とはまた違う、大人ならではの感動があるようです。例えば、編集部が出会ったリターンライダーの方々からは次のような声が聞こえてきます。

・「いつも車で通る道も、バイクだと景色の感じ方がまったく異なる」

・「見える景色が車の窓枠に遮られない。流れる景色と一体になれる感覚がある」

・「車とは違い、バイクは空気や季節をダイレクトに感じられる。五感が刺激され、生きている実感を強く味わえる」

・「悩みを抱えているときなども、2~3時間自然の中を走るだけでリフレッシュできる」

・「夫・父親・上司といった立場から離れ、バイクの操作だけに没頭して『無』になれる時間を持てる」

・「若い頃はスピードや走りを楽しんだが、今はカフェや温泉を巡りながらゆっくり走るのが楽しい」

・「ガレージでバイクの造形美を眺めながらお酒を飲むのは最高に贅沢な時間」

・「ツーリングイベントなどを通じ、幅広い年代の、対等に話せる仲間ができた」

・「長く乗り続けたいから筋トレを始めたところ、体調が良くなり、生活全体にハリが出た」

・「次はどこに行こうか、ワクワクしながら考えたり調べたりと、人生の楽しみが増えた」

「また乗れるかどうか」の不安。どうクリアする?

バイク用前後ドラレコは付けておくと安心

久しぶりに乗るバイクは、ワクワクする一方で、不安を感じることもあります。「昔のように乗れる体力があるのか」「運転技術が衰えているのではないか」など。不安点をクリアにし、自信を持って乗るためのポイントをお伝えします。

●扱いやすいバイクを選ぶ

若い頃に憧れた大型バイクを選びたくなる人も多いですが、久しぶりのライディングでは「扱いやすさ」を重視しましょう。

ポイントは、「車体の軽さ」と「足つきの良さ」です。取り回しや信号待ちでは重さが負担になることがあります。ブランクがある場合は、まず250~400ccクラスから始めることを検討しましょう。原付二種(〜125ccクラス)から感覚を取り戻す方法もあります。

最近のバイクはABSやトラクションコントロールといった電子制御の進化により、昔より転びにくい設計となっています。ただし、若い頃の感覚のまま操作すると、スピードが出すぎたり、感覚の違いに戸惑ったりするケースがあります。

最初はパワー控えめのバイクを選び、レンタルや試乗などで特性を理解し、自分にとって扱いやすいかどうかを確認しましょう。

●スクールを利用して「リハビリ」する

いきなりツーリングに出かけるのではなく、広い駐車場などで低速走行・Uターン・ブレーキング・コーナリングなどの基本操作を確認し、感覚を取り戻しましょう。

教習所やメーカーなどでは、ライディングスクールを開催しています。自分ひとりで感覚を取り戻そうとするよりも、プロから基本的な指導・アドバイスを受けることで、悪いクセが付かず、早く自信を持てるでしょう。

●装備への投資を惜しまない

「もし転んでケガをしたら仕事に響く」といった不安もつきものです。プロテクター付きのジャケット・パンツ・グローブ、安全規格をクリアしたヘルメット、エアバッグベストなど、万が一のときに身体を守る装備には、惜しまず投資することをお勧めします。ドライブレコーダーも備えておくと、事故でトラブルになった際に役立ちます。

こうした装備によって「守られている」という安心感を持てば、精神的にゆとりを持って乗れるでしょう。

「家族の反対」にどう対応する?

再びバイクに乗ろうとすると、家族から「危ないからやめてほしい」などと反対されることも多いようです。事故やケガへの不安を抱く家族を安心させ、趣味を応援してもらえるようにするためのポイントを紹介します。

●「安全性」「安全対策」を丁寧に説明する

近年のバイクは安全機能が充実していることを説明するほか、プロテクターなどの安全装備を揃えるなど、「本気で身体を守る姿勢」を見せましょう。

「スピードを出さない」「雨の日・夜間は走らない」「高速道路を使わない(あるいは左車線のみ走行)」など、安全走行のルールを決めて約束すると、安心感を持ってもらいやすいものです。

それでもツーリング中、家族は不安を感じているかもしれません。「休憩のたびにLINEで連絡する」など、不安を和らげる配慮をすれば、受け入れられやすくなります。

●バイクを趣味にすることの「プラス効果」を伝える

バイクに乗ることが「活力」「健康」に良い影響があることを伝えてはいかがでしょうか。例えば、「リフレッシュすることで仕事を頑張れる」「バイクに乗るために健康増進に努める」などです。

なお、医学的に証明されているわけではないものの、バイクには「認知症を防ぐ」要素が多いと考えられています。

バイクの運転では、周囲の交通状況を確認しながらスピードを調整し、カーブや路面状況を判断するなど、注意力・判断力・空間認識といった複数の能力を同時に使います。こうした活動は脳に刺激を与えるとされています。

また、車体を支えたりバランスを取ったりする動作には体幹や姿勢の維持が必要であり、適度な身体活動につながります。運動は認知機能の維持と関係があるとされており、その点でもメリットがあるといえるでしょう。

●「段階的」に許容してもらう

いきなり大型バイクを購入してロングツーリングに出かけるとなると、家族が抵抗感を抱くかもしれません。そこで、少しずつバイクとの距離を縮めていく方法もあります。 「スクールに通って、自分の実力を確認してくる」→「レンタルバイクを運転してみる」→「近場の短時間ツーリングから始める」→「排気量が小さいバイクを購入する」といったように、ステップを踏んでいくことで、家族の懸念や抵抗感がなくなっていく可能性があります。

バイクライフをより楽しむために

バイクライフを楽しむために、次のようなツールや機会を利用してみてはいかがでしょうか。

●バイク専用スマホアプリを活用する

最近は、バイク専用のスマートフォンアプリも充実しています。活用すれば、ツーリングの計画や記録がより便利になります。

ナビでは、「排気量を考慮(原付二種が通行できない道路を回避)」「細すぎる道を避ける」「景色が良いルートを優先」といったルート作成機能のほか、カーブや事故多発地点などを音声で警告。道の駅や人気の観光スポットが近づくとリアルタイムで案内してくれる機能もあります。走行ルート・距離・走行時間などを記録しておくこともできます。

インカムと連携させ、音声でガイドを聞くことで安全で快適なツーリングが楽しめるでしょう。代表的なアプリに「ツーリングサポーター(NAVITIME)※無料版/有料版あり」「MOTTO GO(パイオニア)※有料、初月無料」があります。ちなみに、インカムがあると音楽を聴きながら快適に走れたり、仲間と話しながらツーリングもできたりして便利です。
※インカムを使用する際は「大音量にしない」「両耳をふさぐタイプは避ける」など安全面に十分に留意しましょう。

●コミュニティで「仲間」をつくる

バイクは一人で自由気ままに走る楽しさもありますが、「仲間とのツーリング」にも別の楽しさがあります。

経験豊富なライダーや目的地エリアにくわしいライダーと一緒に走れば、自分では見つけられないような走りやすい道、休憩スポット、お店など、さまざまな情報を得られるでしょう。行く先々での感動を共有することもできます。

また、バイクは年齢や職業などを超えて人とつながれる趣味です。共通の話題で語り合える仲間がいることは、人生を豊かにするでしょう。

仲間を見つけるには、バイクショップやSNSのコミュニティに参加する方法があります。こうしたコミュニティやバイク関連のYouTuberがイベントやツーリングを開催することもあるため、自分に合いそうなコミュニティを足がかりにしてみてはいかがでしょうか。