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毎月いくら払っていますか? 携帯料金の賢い見直し術

毎月いくら払っていますか? 携帯料金の賢い見直し術

毎月、どれくらい携帯料金がかかっているか把握していますか? 携帯電話会社に促されて不要なオプションを契約したままになっているとか、通話料のかからないLINE電話の使用が多いのに“かけ放題”プランになっているとかいうことは、よくあること。docomo、au、SoftBankの大手3大キャリアの携帯料金の見直しポイントや、おすすめの格安SIMを紹介します。
監修/三浦雅也さん

3大キャリアの料金の見直しポイント

docomo、au、SoftBankの3大キャリアにおける携帯料金の主な内訳は以下の通りです。
1データ通信料
2. 通話料
3. オプションサービス料
4. 端末料
3大キャリアを利用している方が携帯料金を節約するには、各契約内容やご自身の1カ月の使用量を確認することが大切です。
どのように見直すべきか、それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. データ通信料:外出先でYouTubeをあまり観なければ料金を下げやすい

自宅で定額のWi-Fiを契約している場合、自宅では携帯電話会社のデータ通信は消費されません。そのため、携帯電話会社の契約にかかわるデータ通信量(GB/ギガバイト)は、外出先でのスマホの利用状況によって使用量が大きく変わります。使用量の目安は以下の通りです。
・外出先でもほとんど通話しか使わない場合/1 GB未満
・外出先では音楽を聴いたり、SNSやニュースサイトを観たりする程度の場合/1~3 GB
・外出先でYouTubeなどの動画をよく観る場合/20 GB以上

データ通信量の契約内容ですが、例えばdocomoの月額プランを見てみると、
「~1GB/1,980円」(税別)
「1GB~3GB/2,980円」(税別)
「3GB~無制限/4,480円」(税別)
の3つがあります。
契約時に“なんとなく不安だから……”という理由で、3 GB以上のプランに契約している方も多いと思います。毎月の明細でデータ通信量を確認し、“外出先で動画はほとんど観ない”のに、大容量のギガプランを契約している方は、ご自身の使用量に合った契約プランに変更することをオススメします。

2. 通話料:LINEなどSNSの無料通話を利用する

通話は、相手がLINEやInstagramなどのSNSを利用している場合は、そのSNSの無料通話を利用するようにしましょう。
ただ、仕事で携帯電話を利用する場合などで、相手が固定電話だったり、LINEなどでつながっておらずSNSの無料通話機能を利用できなかったりすることもあるでしょう。
通話料は大手キャリアの場合、だいたい44円(税込)/1分です。1か月に1時間以上通話を利用しているようであれば、2,640円程度の通話料がかかるので、月額2,000円程度で契約できる、時間無制限で通話が無料の「かけ放題」「カケホーダイ」などのプランを利用すると良いでしょう。

3. オプションサービス料:不要なものは解約し、契約しない

携帯電話の契約プランの中には、セキュリティサービスやキャッチホンなどの各種オプションサービスがあります。「〇ヵ月無料」などと設定されていることもあり、とりあえず入ってしまった方もいるでしょう。
無料期間が過ぎると、料金が発生してしまいます。明細を見直して、自分に必要がないなどほとんど使わないものは解約しましょう。

4. 端末料:返却プランを利用したり、メーカーのサイトで購入したりする

端末をお得に購入するには、「2年返却プラン」を利用するのがよいでしょう。これは、対象端末を指定の分割払いで購入し、2年経過後に端末を返却すると残りの分割代の支払いが免除されるというものです。
また、iPhoneならApple Storeで、Androidならソニーやサムスンなどのメーカーのサイトで購入するのがオススメ。キャリアの店舗で購入すると手数料が3万円ほど上乗せされることがあります。

少し古い機種でも抵抗がなければ、中古スマホの販売店で購入するのもよいでしょう。店舗や機種などにもよりますが、保証がついているので、バッテリーやカメラに不具合があれば保証期間なら返却できて安心。
同じ中古スマホでも、メルカリやYahoo!オークションなどの個人売買では、保証のないものがほとんどです。トラブルが起こりやすいので注意しましょう。

格安SIMに切り替えると大幅に節約できますが、注意点も!

3大キャリアから格安SIMに切り替えると携帯料金は大幅に節約できますが、注意点もあります。

●キャリアのメールアドレスが使えなくなる
●原則、WEBからの入会
●店舗でのサポートが受けられない
●昼休みなど利用者が集中する時間はデータ通信が遅くなる場合が多い
SIMフリー端末を用意する必要がある
(現在使用している端末を利用する場合は、SIMロックがかかっていないか確認が必要)

WEBでの入会手続きに不安があるとか、安定したデータ通信を求めている方などは、大手キャリアで、先に紹介したポイントを踏まえて携帯料金の見直しをした方が良いでしょう。

おすすめの格安SIMは日本通信、楽天モバイル、LINEMO

WEBからの入会や、通信速度が不安定になることなどに抵抗があまりない場合は、格安SIMに切り替えましょう。
おすすめの格安SIMを3つ紹介します。

日本通信

格安SIMのなかで最も携帯料金が安いのが日本通信
最安値のプランは、
合理的シンプル290プラン(1GB)月額基本料290円(税込)! 

通信量は1GB220円で追加でき、例えばひと月3 GB使用しても月額730円(税込)です。
通話料は大手キャリアが30秒で22円(税込)のところ、日本通信は30秒で11円(税込)と半額です。

おすすめのプランは、合理的みんなのプラン(20GB)で月額1,390円(税込)。これは、日本通信が実際にどれくらいの通信量を使っているか実態調査をしたところ、ひと月20ギガだったことから、誕生したプランだそう。ひと月70分までの無料通話か通話5分までのかけ放題も含まれています。

注意点は2つ。docomoの回線を借りてサービスを提供しているので、ネット利用者が多いお昼休みの時間帯などに通信速度が安定しづらく、また申し込みやサポートサービスはWEBのみです。

楽天モバイル

格安SIMに多い、「通信速度が不安定になりがち」「店頭でのサポートが受けられない」という点を解消するのが楽天モバイルです。

プランは3タイプで、それぞれ「1人で使う」と「家族と一緒に使う」で金額が分かれています。「1人で使う」の場合、
「3GBまで」月額980円(税別)
「20GBまで」月額1,980円(税別)
「ギガ無制限」月額2,980円(税別)

アプリを利用すると時間・回数は無制限で国内通話が無料です。
低価格なうえ店舗があり対面でのサポートも可能。さらに、ほぼ自社回線を使用しているので通信速度も安定傾向にあり大手キャリアと同等のサービスを受けられるメリットがあります。

楽天モバイルに加入し、楽天カードを使って楽天市場で買い物をすると、楽天ポイントの還元率が最大17.5倍になるというメリットもあり、“楽天経済圏”の利用者にはお得なメリットも多い格安SIMです。

IIJmio(アイアイジェイミオ)

通信料とともに端末料金も下げられるのがIIJmioです。

のりかえ時に中古スマホを安く購入でき、例えば、一括払いの場合、
iPhone SE(第2世代)一括払い110円(税込)
motorola 「moto G24」一括払い110円(税込)

プランは2 GB~50 GBまでで8つのプランがあり、1回線(ひとりで)利用の場合、
「2 ギガ」月額850円(税込)
5ギガと20ギガは、2025年3月以降にさらにお得になります。
「5ギガ」月額990円→月額500円(ともに税込)
「20ギガ」月額1,500円→月額900円(ともに税込)

通話料金は別途で、
「通話定額5分+」月額500円(税込)
「通話定額10分+」月額700円(税込)
「かけ放題+」月額1,400円(税込)
※キャンペーン時を除く定額料金

docomoとauの回線を借りてサービスを提供しているので、お昼休みの時間帯などには通信速度が安定しづらくなります。

大手3大キャリアの低価格ブランドもお得

携帯料金を節約したいけれど、大手3大キャリアの安定したデータ通信は担保したいという方には、各キャリアで提供している低価格ブランドやプランを活用するのもよいでしょう。ただし、これらは原則としてWEBからの入会が必要です。店舗でのサポートを受けられないので注意しましょう。

docomo……ahamo(アハモ)
au……povo(ポヴォ)
SoftBank……LINEMO(ラインモ)

先にも述べましたが、格安SIMに乗り換える場合、使用している端末に「SIMロック」が掛かっていると引き続き使用ができない場合があります。契約中の大手キャリアに連絡をして解除してもらうか、ご自身のスマホで解除してから手続きを行いましょう。


三浦雅也さん/三浦FP綜合事務所代表。1級FP技能士、CFP®︎、「情報の取り方・活かし方SG梅田」代表、金融ライター。携帯料金の節約術のほか、PayPayポイント、クレジットカードなどについて詳しい。
本サイトでは「PayPayポイント」を賢く貯める“おすすめ”5つの方法」「メリットは?結局どのサイトがいい?初心者のためのふるさと納税・基礎講座」を監修。


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