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光熱水費は3月までがピーク!物価高の今、知っておくべき節約術

お金

光熱水費の請求額を見るたびに「また上がった」とため息が出てしまう——そんな家計の不安を抱えていませんか。原因は暖房費だけではなく、冬特有の生活習慣や使い方の積み重ねが、気づかないうちに支出を押し上げています。いつもの暮らしを維持したまま見直せる「冬の光熱水費対策」を解説します。

2026年3月まで適用!電気・ガス料金の補助金制度

連日のようにメディアで物価高が話題となる中、2026年1月から3月の検針分(冬の暖房需要期)に政府の「電気・ガス料金支援」事業が実施され、光熱水費の補助(値引き)が適用されます(※)。

※一般家庭および年間契約量1,000万㎥未満の企業等、電気・ガスを利用する立場の方の申請は不要 です。

低圧の電気で1kWhあたり2.3円〜4.5円、都市ガスで1㎥あたり6.0円〜18.0円の値引きが実施されます。 3カ月間の合計値引き額(目安)は、一般的な世帯で約2,700円〜7,700円程度になります。

猛暑が続いた2025年夏(7月〜9月)にも補助金が出ましたが、今回は寒さが厳しくなり、暖房費がかさむ季節に重点を置いた支援となります。

補助があるとはいえ、できる限り家庭での光熱水費を抑えたいもの。そこで、無理なくできる家庭での節約法について解説していきます。

なぜ1〜3月の光熱水費は高くなる?

日本人の総世帯の1カ月あたりの光熱水費の平均支出

※出典/総務省統計局「家計調査2025年」

総務省統計局が2026年2月6日に公表した最新の「家計調査」によると、日本人の総世帯の1か月あたりの光熱水費の平均支出は10~12月よりも、1~3月のほうが高くなっており、次の要因が考えられます。

・暖房需要の増加(エアコン・ファンヒーター・石油ストーブなど)→ 電気・ガス使用量アップ

・給湯利用の増加(入浴頻度の増加、シャワー時間の延長)→ ガス・水道の消費増

・水道の冬季利用増(水温低下を補うために長めの給湯利用) → 水道料金やガスの使用量増

エアコンの消費電力を一例にして説明しましょう。エアコンがもっとも電力を消費するのは、室温が設定温度に到達するまでの間です。設定温度と外気温の差は、夏より冬のほうが大きいため、夏の冷房よりも冬の暖房のほうが電気代が高くなります。 光熱水費のピークを迎える今、家庭で無理なくできる節約法を考えてみましょう。

冬の電気代をとことん節約する5つの方法

冬は暖房に頼りがちですが、次のような工夫で電気使用量を抑えることができます。

暖房は「つけ方」で差が出る

冬の電気代で最も大きな割合を占めるのがエアコンなどの暖房使用です。特に1~3月は外気温が低く、電源を入れた直後に最も電力を消費します。こまめなオン・オフより「安定運転」が正解。暖房の使い方を少し見直すだけで、消費電力量に差が出ます。

■節約ポイント
・外出が短時間なら「切らずにつけっぱなし」
・設定温度は 20℃前後 を目安に
・風量は「自動」にして効率運転

「窓」対策が即効性No.1の節約法に

暖房効率を下げている要因のひとつに「窓」があります。冬の暖房で失われる熱の多くは、実は窓から逃げているのです。特に3月いっぱいまでは外気との温度差が大きく、窓の断熱が電気代に直結します。

YKK APの調査によると、窓の断熱性を高めると、冷暖房の使用を抑えられ、光熱費の節約につながることがわかっています。地域によっても異なりますが、断熱性の高い窓を使用すると年間の冷暖房費が約8~30%ダウンするケースも見られるといいます。

■節約ポイント
・厚手のカーテンを床まで垂らす
・窓に断熱シートや気泡緩衝材を貼る
・夜はカーテンを早めに閉める

「風」を使って体感温度をアップ

暖房をつけていても寒く感じる原因のひとつが、暖気が天井にたまること。空気を循環させるだけで、設定温度を上げずに快適になります。設定温度を1℃下げられれば、10%の電気代節約につながります。

■節約ポイント     
・サーキュレーターや扇風機を弱運転で併用
・風は天井に向けて送る

冬こそ見直したい「待機電力」

冬は在宅時間が増え、家電を使わない時間も長くなりがちな傾向にあります。その間にかかる待機電力が、じわじわと電気代を押し上げるため、そのようなムダを徹底的に見直してみてはいかがでしょう。一つひとつは小さくても、積み重ねで差が出ます。

■節約ポイント
・使わない家電は主電源オフ
・テレビ・電子レンジ周りはスイッチ付きタップを活用
・寝室・客間など使用頻度の低い部屋を重点チェック

エアコン・加湿器は「掃除」が節約につながる

エアコンや加湿器は、フィルターが汚れていると効率が下がります。特に1~3月はフル稼働しがちなので、メンテナンス効果が大きい時期です。同じ使い方でも、掃除をするだけで電気代が変わります。

■節約ポイント
・エアコン・空気清浄機のフィルターは2週間に1回清掃
・吸気・排気口をふさがない

ガス代節約のカギを握るのは「給湯」と「入浴」

1~3月は外気温・水温ともに低く、同じ量のお湯を使っても、ガスはより多く消費されます。特にガス代を押し上げるのが「給湯」と「入浴」です。冬は無意識に給湯温度を高めに設定しがちですが、実は1~2℃下げるだけでもガス使用量は変わります。

♯H3 シャワー時間の「短縮」より「流しっぱなし防止」

1~3月は寒さでシャワーを流しっぱなしにしがちですが、この流しっぱなしの時間が最もガスを使うポイントです。冬のシャワーの節約は、時間を削るより、「止める意識」がカギになります。

■節約ポイント
・浴室内暖房をつけて、体や髪を洗う間はこまめに止める
・節水型シャワーヘッドを使う

湯船は「ため方」と「冷まさない工夫」で差が出る

冬は湯船の温度が下がりやすく、追いだき回数が増えがちです。追いだきはガス使用量が大きいため、回数を減らすことが重要です。湯船にお湯をためる際には、「冷めさせない」ことが最大の節約になります。

■節約ポイント
・お湯は少し高めの温度に入れておく
・使わない時間は必ずフタをする ・家族はできるだけ続けて入浴

「水道代は季節変動が少ない」はウソ!?

水道代は季節変動が少ないと思われがちですが、1~3月は次の理由で支出が増えやすくなります。

・寒さでシャワー・給湯時間が長くなる
・お湯を多めに使うことで水量も増える

水そのもの+下水処理量の増加が、上下水道代を押し上げます。冬の水道代の節約方法をみていきましょう。

洗濯は「回数を減らす」が冬の基本

冬は洗濯物がかさばり、少量でも回数が増えがちです。洗濯機での1回の洗濯ごとに大量の水を使うため、回数削減が重要です。「少量洗いを避ける」のは基本ですが、冬の季節は特に注意したいものです。

■節約ポイント
・できるだけまとめ洗い
・すすぎ回数を見直す
・お風呂の残り湯を洗濯に活用

水漏れ・凍結トラブルも冬のチェックポイント

1~3月は配管の凍結や寒暖差による金属疲労で水漏れも起きやすい時期。少量でも、流れ続ければ水道代は増えます。「使っていないのに高い」場合は要チェックです。

■節約ポイント
・蛇口のポタポタ漏れを放置しない
・屋外水栓・給水管の確認
・寒波時は凍結防止対策を行う