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2025食のトレンドは「タコス」!? 最近店舗が増えている“沖縄タコス”ってナニ?

2025食のトレンドは「タコス」!? 最近店舗が増えている“沖縄タコス”ってナニ?

SNSでの拡散などにより、昨年から人気を博しているタコスですが、そもそもタコスとはナニか……。最近、オープンするお店が増えている“沖縄タコス”とはどんなものなのか。知っておきたいトレンドフード、タコスについて紹介します。

そもそもタコスってナニ?

タコスとは、とうもろこしの粉や小麦粉で作るトルティーヤという薄いパンに、具材を挟んで食べるメキシコの国民食です。
トルティーヤの大きさは家庭やお店によって違います。やわらかいタイプやパリパリに焼いたものなど、食感もさまざまです。

トルティーヤ。写真は小麦粉を材料に作ったフラワートルティーヤ。

具材はスパイスなどで味つけをした牛肉や豚肉、レタスやトマト、チーズ、豆、キノコなど、なんでもアリ!
同じタコスでも挟む具材によって名前が変わり、例えば、クミンなどのスパイスで味つけをした牛肉を挟んだものは「カルネアサーダ」、豚肉を細かく割いたものにハーブなどを挟んだものは「カルニタス」と呼ばれます。

牛肉のステーキを挟んだ「カルネアサーダ」。
細かく割いた豚肉を挟んだ「カルニタス」。

ちなみに、トルティーヤに具材を挟んで二つ折りにして食べるのがタコスですが、トルティーヤで具材を巻いて食べるものはブリトーと呼ばれます。

トルティーヤで具材を巻いたブリトー。

最近、さまざまなタコス専門店がオープンしていますが、お店によってトルティーヤの食感や具材などに個性があるので、食べ比べて、好みに合う味を見つけてみるのも楽しいでしょう。

沖縄発祥の“沖縄タコス”とは!?

メキシコの国民食、タコスですが、沖縄で独自に発展した“沖縄タコス”というものがあります。メキシコのタコスとナニが違うのか? 絶品の“沖縄タコス”を食べられるお店として大人気の「78(ナハ)ステーキ」さんを取材しました。

特長はトルティーヤの食感にアリ!

「78ステーキ」のオーナーでシェフの金城政也さんは、沖縄で有名なステーキハウス「88ステーキ」で28年間勤め、本店の料理長として5年間腕を振るっていました。

肉の仕込みやステーキの焼き方のオペレーション作成のほか、タコス生地やソースの開発などを行っていましたが、ある日、東京でミュージックバーを営む息子さんと現社長のアンドリューさんに「東京に、88ステーキみたいなお店があればいいのに。お店をやろうよ」と提案され、一念発起。2021年1月に東京池袋にステーキとタコス、沖縄料理のお店「78ステーキ」をオープンしました。

料理長の金城政也さんと恵津子さんご夫妻。

「沖縄タコスは、トルティーヤを焼いてから油で揚げます。“パリもち(パリっとしながらもちもち)”な食感が特長です」と恵津子さん。
お店のトルティーヤは、政也さんが “パリもち”食感を極めるべく考案したオリジナルマル秘レシピで作られています。「生地だけ食べてもおいしいですよ」と政也さん。
「うちのタコスは沖縄の専門店のものよりおいしい!と、うぬぼれています」と恵津子さんは笑います。
そんなおふたり自慢のタコスは、開店から少しずつ口コミで広まって人気になり、2024年1月にテレビで紹介されて大ブレイク!オープン前に準備していたトルティーヤがランチタイムでなくなるため、午後にまた仕込みを行うことが多いそうです。

バラエティ番組で紹介され、「78ステーキ」のタコスは一躍有名に!

「78ステーキ」のタコスは“パリもち”感がすごい!

そんな「78ステーキ」のタコスの作り方を見せていただきました。
まずは、オリジナルのレシピで作って焼いたトルティーヤを180度の油でひっくり返しながら揚げます。

じゅわっと揚がったらオリジナルの型で成型。具材を挟みやすい、U字型にします。

成型用の木製のプレス機はお店の特注品。

油で揚げて成型したトルティーヤに、合挽肉をオリジナルレシピで調理したタコミートを乗せます。

次にチーズと刻んだレタスを乗せます。

最後にトマトを乗せて完成です!

辛口と甘口のオリジナルソースとともに提供されます。タコスは1ピース350円(税込 ※オーダーは2ピースから)。

「チリソースは、辛口と甘口を半分ずつつけて食べてみてください」と政也さん。


2つオーダーしたので、ひとつずつソースを変えましたが、ひとつに半分ずつそれぞれのソースをかけて楽しんでも。

作り方は意外と簡単ですが、お味は? アツアツのできたてをいただくと……。

最初にサクッとしたトルティーヤの食感とタコスミンチのスパイシーさ、レタスの酸味が広がり、その後にトルティーヤのもちっとした食感と油のじゅわっと感が追いかけてきて、得も言われぬおいしさ!“タコスって、こんなにおいしいものだったの?”と感動を覚えるほどです。
「ひとつ食べると、おかわりされる方がほとんどです」と恵津子さん。オリジナルチリソースも人気で、お店で販売されており、ソースだけ買いに来る方も多いそうです。

政也さんの似顔絵が目印のオリジナルチリソース。タコスのほか、ケチャップの代わりにオムライスに使ったり、から揚げにつけたりと万能なソースです。

最高においしい沖縄タコスをいただける「78ステーキ」は、一度は足を運びたいお店。沖縄の「88ステーキ」で長年料理長を務めていた政也さんが、目利きして絶妙に焼き上げるステーキも人気です。

78ステーキ
住所/東京都豊島区西池袋1-40-5 名取ビル 3F
電話(ご予約)/050-5872-5683
営業時間/11:30~翌朝8:00 土曜は翌朝5:00まで
無休

市販のトルティーヤでなら自宅で手軽に作れます!

トルティーヤで挟めば具材は何でもOKなタコス。
トルティーヤは、大型スーパーやネットなどで手に入りやすくなっています。肉、魚、豆、トマトやアボカド、キャベツ、チーズなど好きな具材を用意して、ご自宅で作ってみてはいかがでしょうか。
市販のトルティーヤはやわらかい状態のものが一般的なので、少し焼いて香ばしくしたり、沖縄タコスを目指すなら180度の油で揚げたりするなどして、食感の違いを楽しむのもオススメです。

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