「奇しくも」「奇に」「奇ばし」は何と読むかわかりますか? 難読漢字で脳トレにトライ!今回は「奇」という漢字に注目しました。「き」と読む漢字ですが、「きしくも」「きに」「きばし」どれも間違い。正しい読み方をご紹介します。
【奇しくも】きしくも、ではありません
最初にご紹介するのはこちら。
「ふしぎにも」「あやしくも」「偶然にも」といった意味で使われる言葉。きしくも、と読みたくなるところですが、間違いです。
正解は……
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「くしくも」と聞くと、「悔しくも」「惜しくも」といった漢字を連想してしまうことが多いかもしれませんが、実はこれは間違い。意味も異なるもので、それぞれ悔しい(くやしい)、惜しい(おしい)と読みます。
【奇に】なんとも不思議なことに……
続いてはこちら。
『広辞苑』で意味を見てみると
何とも不思議なまでに。むやみに。
となっています。
正解は……
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古文では「奇しい」と書いてあやしいと読むことが多かったようです。
【奇ばし】神秘的であるという意味です
最後はさらに難しくなります。
見慣れない言葉ですが、「神秘的である」「珍しい」「不思議である」という意味で使われます。正解はこちら。
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現代用語としてはあまり使われない言葉ですが、神妙なふうをするという意味で、「奇しがる」(くすしがる)、不思議な状態になるという意味で「奇ぶ」(くしぶ)など、他にもいくつか読み方があります。非常に奇妙なことを意味することばとして「奇天烈」(きてれつ)などもありますね。
記事提供/HALMEKup