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所有しないという選択! お得なシェアリングエコノミー活用法

所有しないという選択! お得なシェアリングエコノミー活用法

物や空間、スキルなどを他者と共有する “シェアリングエコノミー”。無駄なモノは所有しないミニマリストの観点や節約の観点からも今、注目されています。一方で、「個人間でのやりとりとなるためトラブルはつきもの」と節約アドバイザーであり、ファイナンシャルプランナーでもある丸山晴美さん。お得な使い方からトラブルを回避するための方法まで、伺いました。

そもそもシェアリングエコノミーとは?

シェアリングエコノミーとは、個人の持つ物やスキル、空間(場所)などを、自分が使っていないときに他の人に貸し出したり、共有したり、また逆に借りたりするサービスのこと。必要な時だけ使いたいというニーズと、物や時間などを無駄にしたくないというニーズの双方をマッチングします。

シェアリングエコノミーとしてよく取り扱われるジャンルは5つあり、主なサービスは以下となります。

1.空間をシェアするサービス/民泊、駐車場シェアリングなど

2.物をシェアするサービス/フリマアプリなど

3.スキルをシェアするサービス/クラウドソーシング、スキル販売など

4.移動手段をシェアするサービス/カーシェアリング、ライドシェアリングなど

5.お金をシェアするサービス/クラウドファンディング

フリマアプリでの売買や空きスペースの活用のほか、たとえば車で空港まで行く際に乗車定員に空きがあれば、同じように空港まで行きたい方に同乗してもらうなど、移動手段をシェアするなどのサービスもあります。 今の世の中、ミニマリストなどの「持たない生活」が注目されていますが、実際に持っていないと困ることがあるのも事実。そこで、必要な時だけ使えるようにみんなで共有しておくシェアリングエコノミーが選択肢のひとつとして出てきているのです。

趣味や旅がお得に楽しめる空間のシェア

趣味の集まりや飲み会などにおすすめなのが、インスタベーススペースマーケットなどの空間をシェアするサービスです。時間単位で借りられるのはもちろんですが、最近はマンションの一室のように一般宅を貸し出す場所も増えており、仲間内での自宅呑みのようなイメージで利用できます。キッチン付きの部屋でお酒のつまみを持ち寄って、ちびちび楽しんだり、プロジェクター付きの部屋で推し活仲間と思いっきりライブ映像を楽しんだりと、その日の仲間や用途に合わせて場所も部屋も選べるのがポイントです。

旅好きな方におすすめしたいのが、全国の提携住宅に住めるADDress(アドレス)というサービス。月額9,800円(税込)の2枚プラン(1泊の予約に使えるチケットが毎月2枚付与される)から利用できますが、月額39,600円(税込)のチケット10枚プランを使えば、毎週末を自宅以外で過ごす、なんて楽しみ方もできます。

旅行以外にも、サーフィンや釣りを楽しむために海の近くに住むなど、楽しみ方はいろいろ。移住前にその土地の空気を試してみる……などといった使い方もできます。

別荘などを購入すると固定資産税がかかるうえ、管理も大変なので、シェアリングサービスを活用するとお得に楽しめます。

都度購入せず、シェアリングで財布にも環境にもやさしい

ふだん荷物をあまり持たないという方におすすめなのが、雨傘のシェアリングサービス。ついついビニール傘を購入し、家に溜まっているという方に、ぜひ活用いただきたいサービスです。

まだまだ拡大中のサービスのため、全国展開はされていませんが、主要都市を中心にサービスエリアを拡大しているアイカサなどを活用すれば、急な天候変化への対応はもちろん、天候を気にせずお出かけできます。さらに、旅行や出張時もシェアリングサービスを利用することで、わざわざ傘を持っていく必要がなくなるのもうれしいですね。

同様のサービスで、モバイルバッテリーのシェアリングサービスも最近は広がっています。財布やチケット代わりに活用範囲が広がっている必需品、スマホの急な充電切れなどの際には、こうしたサービスを利用するのも手。持ち歩いているモバイルバッテリーがうっかり充電切れだった……というときにも便利です。 傘やモバイルバッテリーは買おうと思えば買えなくもない金額ですが、毎回購入していると意外とお財布に影響してくるもの。シェアすることでお得に使えて、無駄に物も増やさず、地球環境にもやさしく過ごせます。

利用する際の注意点は?

法人が行うレンタルや中古販売とは異なり、シェアリングエコノミーでは個人間での取引がメインとなることも多く、利用の仕方によっては自己責任となってしまうことも。

たとえば貸す側の場合、高級時計をシェアリングで提供していたら、知らない間に売られて逃げられた、などという事例もあります。できるだけトラブルを避けるには、個人間取引であっても法人がプラットホームを提供するサービスを利用する、ある程度規約がしっかりしたサービスを利用するなど、何かトラブルが起きた際に対処できる状態を作っておくことが大切です。

一方借りる側の場合も、貸す側と同じようにトラブル対処ができる状態を作るのはもちろんのこと、利用する前に口コミを確認してみるのも大切。汚れがあったとか、水しかでないとか、良くなかったという口コミをしっかり見ながら選択することでトラブル回避はしやすくなると思います。

もしトラブルにあった場合には、消費生活センターに相談してみるのも一案。「188」に電話をかけることでお近くの消費生活窓口を案内してもらえます。個人間取引だと自己責任と言われることもありますが、企業が関与している場合には働きかけてくれることもあります。また、トラブル相談するとデータが残るので、その後の注意喚起にもなります。

また、まだ現役で働いていらっしゃる場合は、副業規定も要注意です。スペース貸しなどは管理を業者に委託することで、公務員の方でも副業規定に引っかからないことが多いですが、提供するサービス・内容によっては自身の会社の副業規定に引っかかる可能性があるほか、提供する前に副業申請や審査が必要などの場合もあり、何がどう問題になるかわからないため、一度確認しておくことをおすすめします。

※掲載サービスの情報は2025年3月18日(火)時点での内容となります。

丸山晴美さん/ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー、節約アドバイザー。旅行代理店、コンビニ店長などを経て、2001年からマネーの節約アドバイザーとしてTV、雑誌などで幅広く活躍している。自身の経験をもとにした、初心者にもわかりやすいマネー術に定評あり。また、食費や通信費など身の回りの節約術やライフプランを見据えた資産運用のアドバイスなどを執筆、監修もしている。

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