バドミントン競技をより楽しんで観戦するために、国際試合で活躍している選手の紹介をします。今回紹介する選手は、男子ダブルスで活躍しているサトウィクサイラジ・ランキレッディ選手、チラーグ・シェッティ選手です。
プロフィール
サトウィクサイラジ・ランキレッディ選手、チラーグ・シェッティ選手はともにインド出身で、2018年からペアを組み始めました。
2019年のタイ・オープンでBWFスーパーシリーズ及びBWFワールドツアータイトルで優勝した初のインド人のダブルスペアとなりました。また、この優勝により世界ランクが9位に上がり、インド人の男子ダブルスで初めて世界ランクTOP10入りを果たしました。
その後もインド・オープン、アジア選手権、フランス・オープン、スイス・オープン、インドネシア・オープン、韓国・オープンの優勝を果たし、インド人選手として史上初の世界ランキング1位になっています。
プレースタイル
このペアの特徴は、なんといってもフットワークの速さと攻撃力の高さです。
両選手とも180cm越えの長身から繰り出されるスマッシュは世界ランキング1位に相応しいもので、角度・スピードともにずば抜けています。それに加えて、打った後の動き出しの速さがあるため、少しでも甘い返球であれば連打になり、そのままフィニッシュになる場面も数多くあります。
試合が後半になっても、パワー・スピードが落ちることなく、攻めの展開で押し切るプレースタイルは、男子ダブルスのお手本と言えるでしょう。
まだ伸びしろがあるペア
攻撃力は高いペアですが、柔らかいタッチのショットに関してはミスが多い傾向にあります。ハーフからの繋ぎのショットであったり、ネット際のタッチが雑になってしまうことが目立ちます。
こういったプレーを少なくすることが今後の課題になってくると思います。
コート前半分でのプレーが洗練されるとまた一段と実力がつくと思うので、今後の課題を乗り越えながら、またもうワンランク上のペアになっていってほしいと思います。
それでは動画をご覧ください。