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世界中が注目!男子シングルス世界ランキング1位 ビクター・アクセルセン選手の今後の活躍は?|バドミントン

世界中が注目!男子シングルス世界ランキング1位 ビクター・アクセルセン選手の今後の活躍は?|バドミントン

バドミントンは世界中で愛されるスポーツで、その魅力は多くの人々の心を捉えています。1年を通して、世界各国で国際大会が開催されており、日々トッププレーヤーたちの壮絶な戦いが繰り広げられます。

本記事では、国際大会でも数多くタイトルを獲得しているトッププレーヤーについて紹介します。今回紹介するのは男子シングルス世界ランキング1位のビクター・アクセルセン選手です。

バドミントンの国際大会とは?

バドミントン界では、数々の国際大会が開催されており、その中でも特に注目されている大会が世界バドミントン連盟(BWF)が主催する年間シリーズトーナメントです。

男子シングルス、女子シングルス、男子ダブルス、女子ダブルス、混合ダブルスの5つのカテゴリで競われます。大会によりグレードが設定されており、グレード1〜3で分類されています。

グレード1は、個人・団体の世界一を決める大会のことを指します。個人戦は世界選手権があり、団体戦は国別対抗で行われます。男子団体戦をトマス杯、女子団体戦をユーバー杯と呼び、男女混合の団体戦スディルマンカップといった大会があります。

グレード2は、BWFワールドツアー、アジア選手権などの大陸別の大会があり、グレード3は、インターナショナルチャレンジ、インターナショナルシリーズなどがあります。

また、グレード2のBWFワールドツアーはレベル分けがあり、super1000・750・500・300・100の6段階に分けられています。

ランキング上位の選手には大会出場の義務があり、シングルスは世界ランキング15位以上、ダブルスは世界ランキング10位以内の選手・ペアには、年間12大会に出場することが義務づけられています。

出場義務については

  • ・super1000 3大会すべて
  • ・super750 5大会すべて
  • ・super500 7大会のうち4大会

となっており、下記が大会の一覧になります。

Super 1000

  • 全英OP
  • インドネシアOP
  • 中国OP

Super 750

  • ジャパンOP
  • マレーシアOP
  • 中国マスターズ
  • デンマークOP
  • フランスOP

Super 500

  • マレーシアマスターズ
  • インドネシアマスターズ
  • インドOP
  • タイOP
  • シンガポールOP
  • 韓国OP
  • 香港OP

Super 300

  • タイマスターズ
  • スイスOP
  • ドイツOP
  • ニュージーランドOP
  • オーストラリアOP
  • USOP
  • スペインマスターズ
  • 台湾OP
  • マカオOP
  • サイード・モディ国際
  • 韓国マスターズ

Super 100

  • 秋田マスターズ
  • カナダオープン
  • ベトナムオープン

上記の大会は、バドミントン選手にとって重要な大会であり、ランクが高い試合で勝てば、獲得できるポイントが高く、年間の獲得ポイントの多さで世界ランキングが決定します。

年間ランキング上位8名・ペアには王者決定戦としてワールドツアーファイナルズの出場資格が与えられます。賞金総額は250万ドル(約3.9億円)とバドミントンの大会の中でもビッグイベントとなっています。

ビクター・アクセルセン選手はワールドツアーファイナルズ3連覇という大会史上初の偉業を成し遂げました。

ビクター・アクセルセン選手のプロフィール

そんな バドミントン界のスーパースターであるビクター・アクセルセン選手の経歴、成績について詳しく解説していきます。

デンマークのオーデンセ出身で、現在の国籍はデンマークです。1994年1月4日生まれの30歳、身長194cm、体重88kgとかなり大柄な選手です。

ビクター・アクセルセン選手は、6歳でバドミントンを始め、幼少期からその才能を開花させました。2009年にはドイツジュニア国際大会優勝、さらにU-17ヨーロッパ選手権も優勝しています。

2010年の世界ジュニアバドミントン選手権では第1シードを破る大金星で優勝しています。同年のキプロス国際では16歳にしてシニア大会初優勝を飾り、グレード2のBWFスーパーシリーズデビューを果たしました。

2014年のスイス・オープンで優勝、2016年のヨーロッパ選手権優勝と着実に実力を伸ばし、同年の国別対抗戦のトマス杯では、6戦5勝という戦績でデンマークに初優勝をもたらしました。

2017年の世界選手権では、格上の選手を破り優勝、同年のヨネックスオープンジャパンでも優勝を果たし、初めて世界ランキング1位に輝きました。

その後、戦績が振るいませんでしたが、2021年の国際大会では金メダルを獲得し、2022年の3月開催の全英オープンでは全試合ストレート勝ちで優勝しました。

その後勢いに乗り、4月はヨーロッパ選手権優勝、6月はインドネシア・マスターズ、インドネシア・オープン、マレーシア・オープンで優勝し、ワールドツアー3連覇をしています。

同年8月の世界選手権では、全試合ストレート勝ちで2度目の優勝、12月のワールドツアーファイナルズでは優勝を果たしています。

ビクター・アクセルセン選手のプレースタイル

ビクター・アクセルセン選手のプレースタイルはスマートでダイナミックです。長身から繰り出させるパワフルなショット、優れたレシーブ力、テクニックで相手選手を圧倒します。特に彼の卓越したフットワークとコートカバー力は、相手選手の攻撃をしのぎ、アクセル選手のスマートなプレーを際立たせています。

攻守ともに隙のないプレースタイルは世界王者に相応しいものと言えるでしょう。

世界王者としての発信

そのプレースタイルを支えるトレーニング風景が動画でアップされていますが、彼がいかに競技にストイックに取り組んでいるかが伺えます。

参照元:【翻訳】ビクターアクセルセンが教えるおうちで出来る筋トレ3選
参照元:【翻訳】ビクターアクセルセンが教えるスマッシュ強化エクササイズ3選

他にもジュニア選手向けにストレッチの重要性を伝える動画、スマッシュの打ち方を教える動画、フットワーク中の足の使い方を教える動画などを自身のYouTubeチャンネルで公開しています。

このような取り組みにはバドミントン愛好家のみならず、世界中のスポーツファンからも高い評価がされています。自身の経験談をオープンにすることで、次世代の選手達のお手本となり、バドミントン界に貢献しています。

バドミントンがメジャースポーツになりつつある今、選手のこういった行動がバドミントン界のレベルアップに繋がるのではないでしょうか。

今後の活躍について

ビクター・アクセルセン選手は前述の通り、様々な国際大会で活躍しており、数々のタイトルを獲得しています。彼の高い評価と世界王者としてのプレーは、世界中のファンから高く評価されています。今後もさらなる成長が期待されています。

今年で30歳になるアクセルセン選手ですが、現在のプレーを観ている限りでは、ショットのキレ、フットワークのスピードはまだ若い選手に引けを劣ることを知りません。今年の国際大会でも良い戦績を残せる可能性は非常に高いです。その大会に照準を合わせてさらにコンディションを上げてくるのではないでしょうか。

歴代のバドミントン選手の引退年齢は35歳前後ということを加味しても、あと数年は高いパフォーマンスで国際大会に臨んでくるのではないかと思われます。

選手人生としてのピークの現在

先日、同年代でしのぎを削ってきた日本代表の桃田賢斗選手が日本代表引退を表明しました。ライバルとして戦ってきた同年代の選手が代表引退をするニュースを聞くと、やはり年齢というリミットを感じずにはいられません。

アクセルセン選手に関しても、2023年のスディルマンカップで、左足の負傷で試合を棄権したこともありました。幸い大きなケガではなかったようですが、選手として過酷なスケジュールの中で、プレーをするにはケガはつきものです。

先日開催されたヨーロッパ選手権では、準決勝では、1ゲーム目を先取され、2ゲーム目を取り返しましたが、ファイナルゲームは21-9という大差で敗退しました。

ファイナルゲームに関しては、後半になるにつれ、スピードが落ち、相手に一方的に攻められる展開が目立ちました。

アクセルセン選手のここ数年の勝ちパターンとして、2ゲーム先取し、ストレート勝ちという形が多いことも加味すると、3ゲーム戦うには体力的に厳しくなってきているのではないかと思われます。

テクニックでは、周囲の若手選手に負けることはありませんが、体力面はやはり若手選手に有利になる場面が、今後は増えてくるでしょう。その中で、どれだけ良いパフォーマンスを発揮できるかが今後の課題になってくるのではないでしょうか。

とはいえ、世界ランキング1位としての存在感はまだまだ大きいので、これからもアクセルセン選手の活躍には大きな期待がかかります。

それでは最後に、昨年の印象深かった試合を紹介します。今回紹介する動画は2023年のジャパン・オープンの動画です。アクセルセン選手の攻守ともに隙のないプレーをご覧ください。

参照元:奈良岡 功大 vs ビクター・アクセルセン | 準決勝 バドミントン 日本オープン 2023

ABOUT THE AUTHOR

宮田心
学生時代はバドミントンに打ち込む中で、自身のケガをきっかけに鍼灸治療と出会い、感銘を受け、鍼灸師になることを志す。

経歴▼
学校名:此花学院高等学校(現大阪偕星学園高等学校)
バドミントン歴:22年
成績▼
大阪府シングルスベスト4
近畿大会ダブルスベスト16

現在は自身の経験を活かし、バドミントン選手のケア・指導はもちろんのこと、一般・スポーツ愛好家・アスリートの鍼灸治療・トレーニング・リハビリテーションを組み合わせながらその人にとって「使いやすいカラダ」にコーディネートする治療家として幅広い年齢の施術を担当している。
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