柔道で後頭部を守る受け身を知ってますか?名前を後ろ受け身と言います。後ろ受け身は後方に倒れるときに使う受け身です。相手に投げられた時に、背中から畳に倒れて両手で畳を叩き衝撃を逃がす効果的な柔道の防御方法です。
後頭部をそのまま打ちつけないように、首を前の方に起こし、帯を見るようにしてアゴを引くのがポイントです。今回は柔道の基礎的防御、後ろ受け身について解説します。
腕のつく角度は30度
受身は柔道において最も重要な基礎練習の一つです。投げられる練習をするだけでなく自分の身を守るため、きちっと練習しておく必要があります。
後ろ受け身の練習をするときは畳に寝た状態から始めます。足を伸ばしたまま、頭を上げて帯の結び目をきちんとみます。
少々きつい体勢ではありますが、大切な頭を守るためしっかりと鍛えておく必要があります。後ろ受け身をする時に畳に向かって手を叩きます。体と腕が出る角度は30度になるのがふさわしいです。5回畳をたたいてみましょう。そうすることで体が受け身の体勢を覚えます。
膝を伸ばすことで自分の顔を守る
座って足を伸ばしてる姿勢、長座の姿勢から後ろ受け身をとってみましょう。寝ている状態で行うよりも勢いが増すので足が上がります。実際にやってみます。
この時にできるだけ膝を伸ばして行います。もし膝が曲がった状態で倒れたら顔に膝が当たってしまい怪我をしてしまう恐れがあるからです。それを防ぐためにも膝をできるだけ伸ばすことが必要です。手の角度、目線、首を起こすことは寝ている時と変わりません。
立った状態からの後ろ受け身
しゃがんでる状態でやってみましょう。踵とお尻がつくようにすることがポイントです。もし踵とお尻が離れるとお尻を畳に強く打ち付けて、頭を畳に打ち付けてしまう可能性があるからです。長座の時よりも勢いが増すので、膝を伸ばすこと、手の角度、目線、首を起こすことを徹底します。
続いて立った状態で行いましょう。いきなり後ろに倒れこむと恐怖感も出るので、一度しゃがんだ状態になり少しずつ取り組んでいきましょう。
上記のポイントをしっかり頭に入れながら練習してみましょう!
それでは動画をご覧ください!