バレーボール女子日本代表の中心選手である古賀紗理那選手は、佐賀県出身の才能溢れる人気のアスリートの1人です。古賀選手は、V.LEAGUE DIVISION1のNECレッドロケッツに所属しており、日本を代表する選手です。2022年から日本代表の主将を務め、エースとしての活躍も目が離せません。2024年の日本代表のスローガンは「ONE TEAM ONE DREAM」。レベルアップしたバレーボール女子日本代表に注目したいです!
古賀選手の卓越した技術と冷静な判断力は、今後の国際大会での日本チームの主要な武器となるでしょう。特に古賀選手のサーブとスパイクには、世界や多くのファンが注目しています。この記事では、彼女の技術の特徴と練習方法を詳しく掘り下げていきます。
始めに、今季の古賀選手のスパイク集をご覧ください!
古賀紗理那選手のプレースタイルとスパイク技術
古賀選手のプレーの中で最も際立つのは、スパイク能力です。相手ブロックを巧みにかわすその技術は、最後までどこを狙うのかを絞らせない冷静な判断力があることを示しています。また、古賀選手のスパイクは緩急を巧みに使い分けることができ、強力な打球を相手コートの隅々にコントロールする能力があります。特に、強力なスパイクと緩やかなドロップショットを混ぜることで、相手ディフェンスを混乱させることができるのが強みです。
強打のスパイクの中でインナースパイクは古賀選手ならではの技術が詰まっており、大きな得点源となっています。さらに、今季の古賀選手は、肉体改造を経てジャンプ力もアップしており、世界の高い壁を撃破するスパイクが試合中でも数多く見られています。
古賀選手のインナースパイクについてはこちらをご覧ください。
古賀選手のような強いスパイクを身に付けるためにおすすめの練習方法をご紹介します。古賀選手のスパイクの特徴も合わせて参考にしてみてください!
スパイクの練習方法
古賀選手のスパイクの特徴とスパイクを上達させるための練習方法やコツを見ていきましょう!
腕の振り方
古賀選手は、スパイクの際に強力で安定した腕の振りを利用します。これには、肩の筋肉と手首のスナップを効果的に使う技術が必要です。古賀選手のフォームを確認すると、腕を完全に伸ばし、打点の瞬間に手首をしっかりとスナップさせることで、ボールに追加の力と回転を加えています。
練習方法
- ボールは前で捉える(ネットと自分の真ん中にボールが落ちる位置)
- 一番力が入る位置でボールをミートする
- アゴを引く
- ボールの上側をたたく
- 腕を振り切る
以上のポイントを意識してスパイク練習に取り組んでみてください。強くスパイクを打つことにフォーカスした練習なので、まずはコントロールではなく強さを意識しましょう。
注意点は、強いスパイクを打とうとすると力んでしまうことが多いため、インパクトまでは力を抜き、インパクトする瞬間に「最大の力を込めてスイング」することです。
助走
効果的なスパイクには適切な助走が不可欠です。古賀選手は、スパイクのための助走をする際、ステップの長さと速度を調整することで最適なリズムとタイミングを見つけています。助走の最後の2歩を特に重要視し、スムーズかつ力強く踏み込んでいることが試合中の映像から伺えます。
練習方法
- ターン・タタンというリズムを覚える
- ネット際でトスを上げてもらい助走をしてジャンプまで行う
練習のコツは、リズムをとるときにターン(我慢)、タ(右足のかかとで踏み込む)、タン(左足裏全体で踏む)という意識で行うことです。最初は大げさにステップを踏み、体に染み込ませましょう!
スナップ
スパイクの最後に手首のスナップを加えることで、ボールに強い回転をかけることが可能。古賀選手は、手首を柔らかく使い、ボールに最大の回転とスピードを与えています。スナップの強弱を調整することで、ボールの速度と方向を自在にコントロールすることができます。
練習方法
- ハンドタオルを丸め、棒状にする
- 棒状の両端を交差させ1回結んでボールのようにする
- トスを上げスパイクのフォームでタオルを掴む
以上が強いスパイクを打つためのおすすめの練習方法です。
次に、古賀選手のもう一つの強みであるサーブについても紹介します!
サーブの練習方法
サーブにおいても古賀選手は高い技術を持っています。古賀選手のサーブの特徴とサーブ練習で気をつけるポイントを以下にまとめました。
トスの上げ方
サーブの成功は正確なトスから始まります。古賀選手はトスの安定性を高めるために、ボールを一定の高さと方向に上げる練習を重ねているそうです。トスの高さは、彼女が最も力を発揮できる打点に合わせています。
サーブ練習をする前や自主練習の時にトスの高さを確認するために、トスを上げるだけの練習を取り入れることがおすすめです。
助走
サーブの助走もスパイク同様、リズムが重要です。古賀選手はサーブの際に短く素早い助走を取り入れています。これにより、体全体の動きをスムーズにし、サーブの威力とコントロールを向上させています。特に、最後の一歩で体重を前に移動させることを重要視したフォームになっています。
助走の練習方法は、スパイクの練習方法と同様にステップのリズムを身に付けること。慣れてきたら助走とトスを一連の動作で行いましょう!
緩急の付け方
古賀選手のサーブは緩急を駆使することで知られています。強力なジャンプサーブと、相手のタイミングを外すフローターサーブを使い分けています。これにより、相手レシーバーにプレッシャーをかけ、レシーブミスを誘うことができます。
練習方法
- ジャンプサーブとフローターサーブでトスの上げ方を変える
ジャンプサーブの場合は、打つ位置よりもやや前方にトスを出し、フローターサーブの場合は、ボールを軽く手のひらで押し上げるように投げます。どちらの場合も、ボールの高さと位置が一定になるように練習しましょう。 - ジャンプサーブとフローターサーブで打点を変える
サーブの打点は、ジャンプの頂点でボールを打つことが理想。ジャンプサーブの場合、打点が高いほど強力なサーブが可能になります。フローターサーブの場合は、安定した打点でボールに回転をかけることが重要です。
ジャンプサーブとフローターサーブを身に付けることで、サーブの選択肢が増えて得点に繋がったり、相手のフォーメーションを崩したりとチャンスを広げやすくなります。練習を繰り返し行い、習得しましょう!
国際大会での見どころ
次の国際大会での古賀紗理那選手のパフォーマンスは、特にサーブとスパイクにおいて重要な見どころです。古賀選手はキャプテンとエースを担い、試合の流れを左右し、日本代表チームにとって得点源と言えるでしょう。古賀選手がいかにして自らの技術を最大限に活かし、チームを勝利に導くかが注目されるポイントです!
古賀選手の冷静な判断力と多彩なテクニックは、国際大会での日本チームの攻撃力を大幅に向上させることが期待されています。古賀選手のパワーアップしたサーブとスパイク、必見です!