バレーボールで実践される「オーバーハンドパス」とは、指、手首、肘、膝の力を使ってボールを弾くプレーのことです。今回は、このオーバーハンドパスの練習方法と大切なポイントについてご紹介します。
オーバーハンドパスをするときの4つのポイント
オーバーハンドパスをするときに意識していただきたい4つのポイントは、
・手の形は、ボールを持って離した時の形にしておく
・肘は開きすぎず、狭すぎない程度に開く
・ボールをとらえる位置はおでこに近づけすぎず、遠すぎない、手のひら1個分ななめ上
・目線は斜め上を上目遣いで見て、アゴを少し引いてあげすぎないように注意する
の4点です。
オーバーハンドパスをするときは、これら4つの基本姿勢を意識しながら、
・ボールの下に速く入ること
・全身の力でボールを運ぶこと
・上げたあとに手の形を残すこと
も意識してみましょう。
膝が下がりすぎても上がりすぎても力が伝わらないので、軽く曲げるようにしてみてくださいね。
オーバーハンドパスを上達させる3つの練習法
実際にオーバーハンドパスを練習していきましょう。
はじめに壁パスから行います。
やり方は、壁に向かってボールを押し当てていくのみ!これは、肘や手首の使い方を体で覚えていくための練習です。
膝を軽く曲げて片足を1歩前に出し、実戦に近い状態で行うようにしましょう。
どちらの足が前に出ていてもできるように、また、ボールをとらえる位置が低くなったり高くなったりしないように注意してください。
基本姿勢を意識して上目遣いで、指、手首、肘の力を使ってはじきましょう。
続いて、1人でボールを持って真上にパスをする「直上パス」の練習をしていきます。
慣れるまでは、1回ずつ下にボールを落としても大丈夫です。
直上パスをするときは、ボールの落下地点を予測して入り、全身の力をリズムよく連動させることが大切です。また、自分で確認できるくらい手の形をしっかり残しておくようにしましょう。
最後が対人パス。
相手にボールを投げてもらって、1球ずつ返していく練習からはじめましょう。
ボールの落下地点にすばやく入って、基本姿勢を意識しながらボールを送り出します。
ボールを前に飛ばしたいときは、ボールを捉えると同時に、身体も前に出ていきましょう。
オーバーハンドパスを上達させるためには
どの練習をするときも、基本姿勢を意識することがとても大切です。
落下地点に速く入り、全身でボールを運びながら、手の形を残すことも頭に入れて「オーバーハンドパス」を練習していきましょう。
練習方法は、こちらの動画でも確認してみてくださいね。
動画引用元:【バレーボールパス練習】オーバーハンドパス