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“おかわり君”中村剛也 ホームランの極意

“おかわり君”中村剛也 ホームランの極意

本記事では「おかわり君」こと西武ライオンズの中村剛也選手のバッティングフォームをご紹介しています。中村選手は、2023年4月29日の楽天戦(ベルーナドーム)で通算460号の今季6号本塁打を放つなど活躍した選手です。この日は、本塁打の他にNPBでは前人未到の通算2000三振を記録したことも注目されました。本塁打か三振か、中村選手らしいバッティングに今後も目が離せません。

それでは、中村選手のホームランを量産する打撃フォームの特徴を見ていきましょう。まずは以下の動画をご覧ください。

中村剛也 ホームラン フォーム スロー【Takeya Nakamura home run swing】

ポイント①右の膝頭を外に割る

動画からも確認できますが、トップからボールを打ちに行く場面で、軸足(右足)の膝頭を外側に割るように使っています。膝頭を外側に割りながら下半身を投手側にスライドさせることで、最後までパワーを軸足に貯めているのです。

ポイント②左足でしっかりと”壁”をつくる

中村選手のバッティングフォームを見ると、右足に溜めたパワーを最大限に使うため、パワーが逃げないように踏み込む足(左足)でしっかりと壁を作っていることがわかります。左足太もも内側で壁を作っており、引っ張ってホームランを打つときでも壁が崩れないことが中村選手の最大の強みと言えるでしょう。

右打者がレフト側にホームランを打つ場合、インパクト後の左足が開いていくことが多いです。これは、左足が開かないと窮屈になりバットをこねてしまうことを防ぐためと言われています。しかし、中村選手の左足はインパクト後にも壁が崩れないため、最後まで力をロスせずにボールを飛ばしています。

中村選手の打撃フォームは、下半身を柔軟に器用に使うことが特徴ですが、ミートポイントの位置にも中村選手ならではの特徴があります。

ポイント③ミートポイントが左足の先

中村選手のミートポイントは、他の選手と比べてかなり前の左足の先にあります。ボールに右腕が伸びた状態でアプローチをして全身の力をボールに伝えるバッティングフォームです。また、三冠王を三度獲得した落合博満氏は、中村選手のスイングを教科書通りの打ち方と評価しています。

全身を効率よく使った中村選手のバッティングフォームを身につけたい方は、今回紹介した動画や以下の書籍も参考にしてみてください。

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