今年のセ・リーグは、阪神タイガースが18年ぶり6度目の優勝を果たし大いに盛り上がりました。クライマックスシリーズと日本シリーズもどこの球団が勝ち取るのか楽しみですね。
阪神タイガースの優勝に貢献した選手の一人、佐藤輝明選手。リーグ内では打点ランキング3位と好調を見せています。佐藤選手は仁川学院高等学校から近畿大学を経て、ドラフト1位で阪神タイガースに入団。高い身体能力を活かしたプレースタイルが特徴で、特にバッティングでは広角に打ち分ける技術と飛距離も魅力の選手です。
本記事では佐藤選手のバッティングについてご紹介します。スランプの時期から復活した佐藤選手のバッティングフォームが変わったポイントなども解説しますので、バッティングに課題のある選手は参考にしてみてください。
はじめに、佐藤選手のバッティングフォームをご覧ください。
参照元:【フルスイング一閃】2回裏、#佐藤輝明 選手が第18号ソロホームラン!打球はバックスクリーン右に着弾!【2023/9/8T-C】
2022年のバッティングフォーム
昨シーズン、佐藤選手のバッティングフォームは、上体を起こした構えから足を高く上げて打ちに行くフォームを取り入れていました。では、今シーズンはどのような変化があったのでしょうか。見ていきましょう!
岡田監督から指導された3つの改善点
2023年のキャンプで岡田監督から以下の3点を指導されました。
- ①グリップの位置が高すぎるから低くすべき
- ②棒立ち過ぎるため足幅を広げるべき
- ③タイミングが遅い、前でボールを捉えるべき
この点を修正し、新フォームで開幕を迎えた結果、絶不調に陥ってしまいました。そこで、新たにフォームを修正し復活を遂げるのですが、どのように変化させたかは以下にまとめました。
復活した4月26日以降の新フォーム
上体をやや立てて、グリップも少し高い位置に変更。打ち方は2022年のフォームに似ており、好調だった昨シーズンのフォームに戻していることがわかります。
指導を受けたときに自分に合う合わないを判断する力はとても重要で、佐藤選手のようにすぐに軌道修正することは簡単ではありません。常に頭で考えてからバッティングフォームに取り入れることで、合わなかったときに以前のフォームに戻すことが可能になります。
「やってみる」ことは大切ですので、頭で理解してから取り組むようにしましょう。
それでは動画をご覧ください。