藤田慶和選手は、小学校3年生からラグビーを始め、高校ではラグビーの名門校である東福岡高校に入学し、2010年には高校日本代表に選出されました。身長184cmと高身長を生かした大きなストライドと巧みなステップで相手を抜きさる俊足の持ち主で15人制ラグビーをやりながら、2021年東京で行われた国際大会の7人制ラグビー日本代表にも選ばれました。
7人制ラグビーでは、15人制と異なりトライの後のキックはドロップキックを行い、藤田選手も試合で多くのキックを行います。
今回は、そんな藤田選手が行っているドロップキックの練習方法について解説します。15人制でもドロップキックは利用しますので、ぜひ練習方法の参考にしてください!
ドロップキック練習方法
一人で出来るドロップキックの練習方法を解説します。ボールを複数個用意して行いましょう。
1)ポールマットに向かって蹴る
練習方法
ポールから5m〜10m程離れた所から、ポールの防護マットに当てるように蹴る
ポイント
・正しいフォームで蹴れているか
・ボールにしっかりとミート出来ているか
・ボールを蹴った後にバランスを崩していないか
最初からゴールを狙うとポールに入れる事に意識が行ってしまい、他の修正点を意識しづらいです。まずは短い距離からスタートし、フォームの確認に時間をかけるようにしましょう。
2)各ポイントを決めてゴールを狙う
先ほどの練習でフォームを意識したら、今度は実際にポールを狙っていきます。
練習方法
フィールドで何点かポイントを決めて、ゴールを狙う
(藤田選手は、全部で8ポイント決めて各2回ずつ蹴る)
ポイント
・毎回微調整を行い、キックフォームを修正する意識を持つ
・角度を決めて、距離を伸ばしてもフォームが崩れないか確認する
・本数を決めて、毎日積み重ねる
特に本番では、プレーしながらキックを行うため、息が上がっているなど練習よりも不利な条件下で蹴る必要があります。そのようなシチュエーションでもしっかりと決められるように、集中しながら練習を行いましょう。
なるべく1本の質を高めるために、本数を決めて練習することをお勧めします。
いかがでしょうか?ただ蹴るだけではなく、順番を追って練習することで基礎技術が向上し、キックが安定します。ぜひ、試してみてくださいね。
それでは動画をご覧ください。