ボクシングで相手のパンチを防ぐことをブロックと言います。相手の攻撃を受けてしまうとダメージを蓄積してしまいます。しっかりガードして反撃に備えるために、今回はフック・ボディ・ストレート・ジャブに対するブロック方法をお伝えします。
ブロックの構え
ブロックをする際の構えから確認していきます。
気をつける点は左右両方のこめかみをグローブで守ることです。その際、脇を絞り、肘と体は密着させましょう。打たれた時にふらつかないように重心を下げます。
次に、相手はいろいろなパンチを打ってくるため、それぞれのパンチに対してどのような反応をするか見ていきましょう。
フックは肩を入れてブロック
フックが来た時は、打たれる側の肩を入れてブロックします。
相手選手が左フックを打ってきた場合、つまり自分自身の右側にフックが入ってくる場合は、ブロックの構えから少しだけ右肩を前に出すようにしてブロックします。右フックが来た時も同様です。左肩を前に入れるようにしてブロックします。
相手選手のパンチを迎えにいくのではなく、しっかり脇を絞った状態はキープしておくよう注意しましょう。
ボディは肘 ストレートはダッキングを加えてブロック
ボディが来た時には肘でブロックしましょう。この際しっかりと腕と体を密着させることが大切です。
ストレートがきた時はそのままの体勢だとパンチが間を抜けてくるので、ダッキングの動きを加えて、半身になってブロックします。
しっかり肘を体につけて脇を絞った状態でガードをするのですが、その時にありがちなのが肘より先の腕に力が入りすぎることです。そうなると、打たれた時に簡単に崩されてしまいます。
腕は力まず、イメージとしてはおへその下の丹田と呼ばれる箇所に力をこめます。おへそから上は柔らかく動かせるようにしておきましょう。
ジャブを受ける際はお尻とハムストリングスで踏ん張る
ジャブをガードする際、太もも前面で踏ん張ってしまうと、ブレーキがかかってしまい返しのパンチを出すのがワンテンポ遅れてしまいます。ジャブをブロックする際は、前ももではなく、お尻とハムストリングス(太もも裏側)の付け根にタメを作っておくことが大切です。タメを作ることができたら、ディフェンスの後、カウンターで鋭く飛び込むことができます。
上記を参考に実際に各種パンチのブロックの練習をしてみましょう! それでは動画をご覧ください!