2023年8月15日、W杯フランス大会のメンバーが発表されました。ジョセフHCは、姫野選手をキャプテンに任命し「彼は自分が全てやらないと、という強いパッションがある」と述べています。
姫野選手は、中学からラグビーを始め、春日丘高校に進学すると1年次と2年次にチームを全国大会に導く活躍をしました。高校時代から日本代表、U20セブンズ日本代表に選ばれるなど、多彩な才能を発揮し、帝京大学でも大学選手権8連覇に大きく貢献しました。
社会人ではトヨタ自動車ヴェルブリッツへ入団、1年目からキャプテンに選ばれるなどチームの中心を担いました。 2019年に日本で開催された ラグビーワールドカップでは得意プレーのジャッカルをはじめ攻守にわたってチームを牽引し、日本代表初のベスト8入りに貢献しました。そして今回のフランス大会では、キャプテンを務める事となりました。
そんな姫野選手のフランス大会にかける想いや考え方を最後の動画をもとに解説していきます。
自分にできることはパッションを見せる事
「僕のリーダーシップは情熱を燃やして愛情を注ぐことだと思っています」。英語が話せなくて、どうやってチームを引っ張ろうかと考えた時に、自分のパッションを見せる、それをグラウンドで表現し続ける、それが自分にできることだと思ってすごく意識していた、と姫野選手は言っています。
チームメイトを鼓舞したり、自分のパフォーマンスを出してガッツポーズをしたり、そういった情熱の火をすごく見せています。そしてその情熱の火は周りに必ず伝播します。それが、チームとして大きな炎になると思っているからと語っています。
シンプルなメッセージで伝える
今回副主将に選ばれた流大選手は、姫野選手のリーダーシップについて、このように語っています。
「姫野は、器用ではないので不器用ながらにシンプルなメッセージでみんなをしっかり鼓舞して、何より自分のプレーで引っ張る選手なので、それを練習でも体現してくれています」と評価しています。
副主将として流大選手は何か助けた事はあるのか?と記者に聞かれ「ないです、ご飯連れて行ったくらい。もちろんあいつは財布持ってこないから奢りました」と笑いながら答えていました。
進んでいる道は間違っていない
日本中が期待したALLBLACKS戦は、残念ながら敗戦してしまいました。それに対して「結果は残念だが、方向性は絶対間違っていない」とチームに伝える姫野選手。
コンタクトスポーツ故に、チームのモチベーションと気持ちがより大切になってくるラグビー。姫野選手なりのキャプテンシーを発揮し、W杯では記憶に残る闘いを見せてくれる事を期待したいですね!
それでは動画をご覧ください。