堀川未来夢選手は、2022年「日本プロ」で2つ目のタイトルを獲得し2勝、自身初の賞金ランク4位となりました。出場24試合中に、予選落ちがほとんどない安定感を誇る今注目の選手です。2023年の日本オープンでは初日1位で回りましたが、惜しくも3位という結果となりました。
そんな堀川選手が説明する「これだけでバンカーは出るコツ」について、最後の動画を元に詳しく解説していきます。
バンカーショットの正解がわからない人へ
バンカーショットに困っている方が多く、それを解決するためにYouTubeなどで色々な動画が出ています。逆に、動画が多すぎて何が正しいバンカーショットなのか、を見極めることが難しくなっています。
よくバンカーショットで習うことは
- フェイスを開く
- オープンスタンスで構える
- クローズドスタンスで構える
- ハンドファーストでは入れるな
- テイクバックをインに入れる、アウトに上げる
正直にいうと、どのスイングやスタンスであっても、バンカー脱出は可能です。ただ、どのスイングでもどの打ち方でも、ただ一つだけ共通していることがあります。その一つを理解していれば、バンカーは怖くありません。
バンカーは「クラブの落とし所」これに限る
では、全てにおいての共通点はなんでしょうか?それは、クラブの落とし所に限ります。
バンカーは的確にダフらないとボールが飛んでいきません。そのために、クラブはボールの3cmくらい手前から10cmくらい手前に入れる様に落としていきます。そこに的確にヘッドを落とせるか?バンカーはこれだけです。
堀川プロは、アマチュアの方に、このイメージを持たせるためにボール手前に1本の線を引いて、そこからクラブを落とす様にと指導するそうですが、やらせてみると大きく手前からクラブを入れてしまうなど、思っていた所にクラブを落とせていない例が多いそうです。
バンカーは簡単と思えれば、楽にコースを回れる 苦手意識をなくそう
アマチュアの方が一番勘違いしている点は、バンカーは力が必要ではないか?という点です。確かに、バンカーは砂の爆発でボールを飛ばすため、砂を大きくすくいとる力が必要と考えがちです。
でも、実際はバンカーは鉄製のクラブで重みがあるため、上から落としただけでもボールの下に到達するくらい力が出ます。そのため、クラブを上げて落とし所にキチっと入れてあげれば、力を使わずにバンカーショットが打てます。
アプローチよりもクラブの落とし所の幅があるため、バンカーショットはむしろ簡単です。これをマスターして、「バンカーは入っても苦じゃない」と思えればラウンドが楽に回れるはずです。ぜひ試してみてください!
それでは動画をご覧ください。