柔道で勝負が終わる判定をご存知ですか?名前を一本といいます。投げ技で相手を仰向けに投げた時、絞め技・関節技で相手が参ったした時などに判定の一本が決まります。
勝った方は一本勝ち、負けた方は一本負けと言います。実際に競技をやる場合にも、柔道を観戦するときも一本の定義がわかると、もっと柔道を楽しめること間違いなしです。今回も前回に引き続き柔道の判定一本について解説していきます。
立ち技 一本の基準 コントロールとは
前回に引き続き、立ち技の一本の基準
- 背中がつく
- 力強さ、スピード
に引き続き、コントロールを見ていきましょう。
コントロールについてですが両手が離れた状態で相手を投げてもコントロールしていることにはなりません。コントロールしていないと一本にはなりません。
投げる時には最後までコントロールするのを意識しましょう。「極める」柔道の専門用語で言いますが、最後まで引き手と釣り手でしっかりコントロールして、相手の背中をつけるような動作が必要です。
立ち技の一本の基準をまとめると、「背中がつく」「力強さ・スピード」「コントロール」この4つの要素が全てそろって初めて一本になります。
背中がついたら一本、そしたらブリッジはどうなるの?
一本になるというのは。背中がつくという要素がありましたがブリッジの姿勢で背中をつかないようにして逃げるということができてしまいます。
ブリッジをすると頭や首を痛めてしまう恐れがあるため、安全面の配慮からブリッジの姿勢は一本になりますのでご注意ください。
寝技(固技)の一本の基準
寝技に関しては一本の基準になる三つの規定があります。
- 審判の「抑え込み」の宣告から20秒経過した場合。
- 相手が「参った」の意思表示をした場合です。手か足で相手が2度以上畳を打った時。「参った」の発言した場合。
- 絞め技関節技で戦意喪失した場合。気絶・試合ができなくなる状態。
上記を参考に実際に柔道の一本の基準を確認してみましょう! それでは動画をご覧ください!
参照元:柔道のルール「一本」についてわかりやすく解説 #judo #rule #ippon #柔道 #ルール #国際柔道連盟試合審判規定 #一本