
2025年シーズン、広島東洋カープの小園海斗選手がバットで魅せています。4月25日時点で打率.372と、セ・リーグ打率トップを独走中。2024年のプレミア12では2打席連続ホームランを放ち、日本代表としても存在感を見せました!
小園選手の安定した打撃の裏には、独自の“置きティー練習”を軸とした理論がありました。今回は、その打撃の極意についてご紹介します!
小園海斗選手とは
小園海斗選手は、報徳学園から2018年ドラフト1位で広島に入団。プロ入りから早くも頭角を現し、今やカープ打線の中心選手となりました。守備力の高さに加え、年々成長を見せる打撃力は球界でも注目の的です。今季は“打って守れる内野手”として大ブレイクの予感です!
独自の置きティー練習法
小園選手の打撃の要は、徹底した“置きティー”練習にあります。ティーに置いたボールを自分の間合いで打ち込むこの練習は、小園選手にとって「一人で考えながら取り組める貴重な時間」。置きティーでは常にセンター返しを意識し、打球が下に行くようではダメだと語ります。
最初は左手1本でスイングする練習から始め、バットのヘッドを返さず、左手が上を向いたまま体の中心で打つ意識を大切にしています。
次に、右手を上にして手をクロスさせた状態でスイング。これもヘッドを立てたままバットの軌道をキープする目的で行っています。ポイントは常に脚から動き、最後に手が出るという「脚で打つ感覚」です。
バットの出し方と意識している体の動き
小園選手がスイングで重視しているのは、バットを体に“ひっつけて”出す感覚。手で打つのではなく、体全体で打つという意識で、ボールをアジャストする際には肩とバットのラインが揃っているかを常にチェックします。
また、スイングの始動時にバットを上下に少し動かす動作を取り入れていますが、後方に引く“2度引き”は避けるというこだわりがあります。ポイント(インパクト)は前で捉える意識を持ちながらも、体に近いところで打つことで対応力と強い打球の両立を図っています。
インコースとアウトコースの違いを作らない考え方
「アウトコースとインコースは分けて考えない」と話す小園選手。投手の球速・球種レベルが高い今のプロ野球ではコースに対応しようとするのではなく、タイミングで打つことを優先。
どんな球にも対応できるようにタイミングを整えておくことが大切です!
小園海斗選手の打撃は、積み重ねた基礎と独自の考え方に裏打ちされたもの。置きティーという“地味な努力”が、現在の打率トップという結果に繋がっています。
小園選手の活躍に注目しましょう!
小園選手のバッティングの極意は以下の動画を参考にしてみください!