体が上下逆転して“逆立ち”に近い状態になる、肩立ちのポーズ。
難易度の高いポーズのひとつですが、今回は初心者にもチャレンジしやすい、壁を使ったアプローチ方法をご紹介します。
肩立ちのポーズで期待できる効果
体を上下逆転させて行う肩立ちのポーズは、肩周辺を自分の体重によって圧迫するため、ポーズを終えたときに重さから解放された肩周辺の血流がアップします。
肩コリ解消やリンパの流れの促進、むくみ解消など、さまざまな効果が大いに期待できるポーズです。
いざ、チャレンジ!
- お尻から脚の裏側全体が壁に付いた状態で仰向けになり、両脚を天井に向けて伸ばします。
- 軽くあごを引き、首の後ろを伸ばしましょう。
両手は体側に下ろし、手のひらは床に向けて置くと安定します。 - 両膝を軽く曲げたら足の裏を壁につけ、上に向かって歩くようにしながら腰を床から持ち上げていきます。
このとき、腰は両手でしっかりと支えておきましょう。 - 腰・肩が床から垂直のライン上に立つ位置を目指します。
足の裏は壁につけたままにしておいてOK。
ここで10秒呼吸しましょう。 - 4.まで行うことができれば、肩立ちのポーズの効果は十分期待できますが、さらに余裕がある方は片脚ずつ壁から離してバランスを保ってみてもよいでしょう。
- 戻るときは、再び足の裏を壁に着地させ、背骨を上の方からひとつずつ、ゆっくりと床に下ろしてください。
効果を高めるポイント
肩や首に負荷をかけるポーズでは、決して無理をしないことが大切です。
ポーズの途中で顔の向きを変えると、首を痛めてしまうおそれがあるので注意しましょう。
また、喉元を少し締めたような状態になるため、慣れるまでは無理をせず、呼吸が楽にできるところまでにしてください。
いきなりポーズを深めようとせず、“今日の自分にちょうどよいところ”を丁寧に探しながら行うことで、より効果を高められることが期待できます。
自分のペースで取り組みましょう!