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流大選手 相手の裏を取る「トップスキック」の極意

流大選手 相手の裏を取る「トップスキック」の極意

ラグビーという陣取り合戦において唯一前にパス出来る方法、それがキックです。フィールドの空いているスペースを見つけ、そこに蹴り込む。相手に「あっ!」と思わせ、プレイヤーも観客も楕円形のボールに釘付けになる瞬間を作ります。そこからスーパープレーに繋がる足掛かりを作る、それがキックです。

今回は東京サントリーサンゴリアスに所属し日本代表のスクラムハーフ(以下SH)として活躍する流大選手の「トップスキック」の蹴り方や考え方について解説していきます。

誰が取るのか、外に出すのか?

サッカーと異なり、ラグビーボールは楕円形のため転がり方が不規則です。そのため日本代表レベルでも100%コントロールする事は難しいと言われています。

試合で使うためには、安定して80点レベルを出すキックを目指し、仲間に取らせるキックや目的に応じてラインアウトさせるキックを蹴り分けます。目的に応じた強さ、回転をかける練習を目指しましょう。

あえてボールの中心を外して蹴る

ハイパントは、滞空時間と距離を稼ぐためにボールの中心を捉えるキックが必要でした。

トップスキックは、相手の裏に蹴って、転がすキックです。転がすためには回転をかける必要があるため、ボールの上部分を擦り上げながら蹴ります。

そして、ドロップをするボールの角度は、ボックスキックよりも横に倒し、蹴り足方向に転がしていきたい場合は、横に傾けたボールの進行方向側を身体に近づけるようにしてキックする事で転がる方向をコントロールするようにします。

裏のスペースを見つける癖を

SHだけではなく、ウイングやバックスにも裏のスペースを確認する癖をつけるように常に声をかけているという流大選手。そして、顔を左右に振って確認すると、相手チームに気づかれるため、目線のみでスペースを見つけるようにしているそうです。

駆け引きが重要となるため、流大選手は左右両方の足でキック出来る練習をしています。そうする事で相手チームにもプレーが読まれづらくなる、かつワンモーション早く蹴る事が出来る点が闘いを有利に運ぶポイントになるそうです。

それでは、流大選手のトップスキックの解説動画をご覧ください。

流大選手の得意技「トップスキック」を伝授!

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