FMVスポーツ バスケットボールライター
バスケットボールにおいて、効果的なオフェンスを展開するためには、パス＆ランという基本的な動きは必要不可欠です。ボールを見て止まってしまうと、攻撃の流れが滞ってしまうため、パスと同時に適切な位置へ素早く動き、次のパスを繋げてことが重要です。特に小学校低学年の選手たちは、この基本動作を身につけるだけで、ゲームの結果に大きな差が出ることがあります。
パス後の選手の動き方や、パスの方向と走る進行方向を一致させることで、連携プレーが生まれます。パス＆ランの練習を通じて、チームメイトとの信頼関係や連携力を高めることも大切です。
今回の記事では、パス＆ランの基本的な動きとコツについて詳しく解説します。バスケットボールのオフェンス力を向上させたい方は、ぜひ読み進めてみてください。
パス&ランはなぜ大事なのか
パス&ランはバスケットボールのオフェンスにおいて非常に重要な要素です。ボールを見て止まってしまうと、チームのオフェンスの展開が制限されてしまうからです。
チームとして素早いパス&ランを徹底することで、ボールが素早く動き、ディフェンスを引きつけることができます。その結果、チーム全体の攻撃力が向上し、得点チャンスが増えるのです。
パスした後の3つの動き
パスを出した後は、適切な位置に走っていくことが重要です。パス&ランでは以下の3つの動きが基本となります。
① リングに向かって走る
スピーディに得点圏内でのシュートやレイアップのチャンスを作り出すことができます。
② ボールマンに向かって走る
スクリーンやハンドオフなどの動きでパスの受け手をサポートし、相手ディフェンスの動きを防いだり、注意を分散させることで、次のパスを繋げやすくなります。
③ ボールと逆の方向へ走る
新たなスペースを作り出し、チーム全体の攻撃の幅を広げることができます。
パス&ランのコツ
パス&ランを成功させるためのコツは、走っている選手の進行方向に対して正確なパスを出すことです。走っている選手がスピードを保ちながら自然な流れでボールを受けることができれば、攻撃のリズムを崩さずにボールを回すことができます。
また、パスを受ける選手側も、素早く反応してボールを受け取る意識を持つことが大切です。連携とタイミングの良さがパス＆ランの成功につながります。
パス&ランの成功のためには、コミュニケーションも欠かせません。チームメイトとの声かけや合図を通じて、パスの意図や進行方向を伝えることが重要です。相手ディフェンスを出し抜くためには、互いの動きを読み合い、タイミングよくパスを出すことが必要です。
また、パス&ランの練習も積極的に行いましょう。チームメイトとの連携プレーを繰り返し練習することで、信頼関係を築いたり、お互いの動きの特徴を把握することができます。短い距離でのパス練習や、スクリーンプレーとの組み合わせ練習など、ゲームシチュエーションに近い形での練習が効果的です。
パス&ランは、個々の技術だけでなく、チーム全体の連携力やコミュニケーション能力自体を高めることにもつながります。パスの質と動きの正確さを追求し、お互いをサポートしながら攻撃を組み立てることで、チームのオフェンス力は飛躍的に向上します。
パス＆ランはバスケットボールにおける基本中の基本です。ぜひ、これらの技術を習得し、チームのオフェンス力を高めてください。
