今年2023年W杯に向けて、7月22日に札幌ドームにて、日本対サモアの代表戦が行われました。結果は惜敗でしたが、その試合でのイエローカード、レッドカードについて色々と疑問に思った方も多かったかもしれません。
ラグビーを楽しく観戦するためにも、どのようなルールがあるかを知っておくのは重要です。
今回は最後の動画をもとに、ディフェンスのタックルのルールについて解説していきます。
タックルの高さについての判定
今年2023年秋から新ルールが適用されるタックルについてですが、フランスW杯については旧来ルールが適用され、改正は秋の高校や大学の試合から適用されるという事を知っておいてください。
旧来の基本ルールの確認
- ハイタックル
タックルする時には、必ず相手の肩より下に入らなければいけません。肩より高いタックルは、ハイタックルという危険行為で反則となります。体の中で重要な頭、首を守るためにあるルールです。
- ノーバインド
アメリカンフットボールなどでは、ボールキャリアを転ばせれば良いのでぶつかるだけのタックルはOKなのですが、ラグビーは危険行為として反則となります。
一番多いのは、肩をぶつけにいくショルダーチャージです。
- スピアタックル
タックルした際に、相手を持ち上げて地面に叩きつけるタックルです。相手が動きが取れない状態でのタックルは危険なため、反則が取られます。
VSサモア戦 リーチマイケルのレッドカード
サモア戦では、リーチマイケルがレッドカード、サモア選手がイエローカードとなりました。これは、「タックルの高さ」が意図したものか否かを問われたものだと思われます。
サモアの選手は、タックルに行く際にキャリアーが低くなった結果、相対的に高くなってしまったため避けられなかったタックルだから注意のイエローカード。
逆にリーチマイケルは、セカンドタックルであり、かつ相手より最初から高い位置だったため(避ける事はできた)と判断され、危険タックルの判定でレッドカードとなったと推測されます。
なかなか見ていてわからない事も多いかもしれませんが、ルールを知っていると「今のこの反則かも?」と、よりラグビーを楽しむ事が出来ます。
ぜひ覚えておいてくださいね!
それでは動画をご覧ください。