柔道の重量級選手が有利な押さえ込み技をご存知ですか?名前を袈裟固めと言います。相手の首の後ろへ腕を回して、抱きかかえるようにしながら、相手の上体の自由を奪う技になります。
胸側にある相手の腕を自分の脇に抱え、固めて相手の腕を使えないようにします。袈裟固め自体は相手の動きで逃げられやすい(寝技が熟練した者が完璧に袈裟固めを決めれば、まず脱出は無理)ため、抑え込みを掛けられる相手の逃げる方向により、横四方固め・後袈裟固めに移行することができる応用に優れた寝技です。
連絡技としては、腰車と繋げやすく腰車で相手を投げて一本を取り切れなかった時に、そのまま袈裟固めに連絡して入る事が出来ます。袈裟固めと言う名前の語源は、僧侶が肩からかける袈裟に似た体勢をとるため、この名前が付けられました。柔道を始めてすぐ習う柔道の基本の押さえ込み技です。それでは柔道の押さえ込み技、袈裟固めの掛け方と逃げ方について解説します。
脇で挟むようにして抱える
仰向けになった相手に対して、相手の右手を自分の左手で脇に挟むように抱えます。右手で相手の頭を抱えます。その時に相手の後ろ襟を持つようにするのがポイントです。
頭を下げず、相手に密着することが大事
袈裟固めをかける時、上体はあまり反りすぎず相手の体に乗せるように密着することが大事です。頭を下げすぎると相手に技を返されてしまうことがあるので頭は下げないであげることがポイントです。
袈裟固めの三つの逃れ方
一つ目の袈裟固めの逃げ方は、相手の足に足を絡めることが大事です。足を相手に絡めることにより袈裟固めをかけられなくなります。二つ目は相手に抱えられた腕を相手方向に一気に回ることによりうつ伏せになることで袈裟固めから逃れることができます。三つ目は袈裟固めを相手にかけられた状態で相手の帯を持ちながら密着します。そして相手を反対方向に返します。
上記の文章を参考に実際に袈裟固めの掛け方・逃げ方の練習をしてみましょう!
それでは動画をご覧ください!