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ラグビー フランスW杯 第一節の戦術から見る

ラグビー フランスW杯 第一節の戦術から見る

2023年9月に始まったラグビーのフランスW杯。普段みることの少ない各国のプレーの中に、現場に生かせる作戦が多く存在するかもしれません。トライをとった場面を因数分解する事で、どこが凄かったのかがわかります。

今回は、2023年9月のラグビーフランスW杯の試合の中でラグビー経験者が見たすごい戦術について、最後の動画をもとに解説していきます。

これはすごい!戦術を解説!

日本VSチリ

ゴール前アタック、日本がボールを持っている所に、チリの一つ外側に位置する選手がタックルに来たシーン。

その場面にてショートパスでノーマークの稲垣選手に渡ったあとに、中村選手が内側に走り込んでディフェンスの足を止めたところ、リーチマイケルがバックドアで走り込み、トライを取りました。

バックスでよく使われるダブルラインのアタックの形ですが、ゴール前でも外側の死角から走り込んでパスを受けたり、これをおとりにして今回のように抜きにかかる方法もあります。

フランスVSニュージーランド

ラインアウトのこぼれ球をフランスが獲得し、ナインシェイプで順目がディフェンスを誘導してきます。

その場面で最初のラック時に、フランス側の10番と15番が逆目側に移動して数的有利を作り出し、そのままトライを奪ったシーン。

ゴール前ではノミネートした選手がゴールが近い故に追いつかない事もあり、非常に効果的なアタックと言えます。

オーストラリアVSジョージア

エッジから9シェイプを当ててブレイクダウンを作ります。順目側にアタックを繰り返しますが、12番13番の選手が逆目側に移動しポッドを作り、その後10番15番も逆サイドに移動し、見事に数的有利を作り出しました。

その後簡単にパスを投げるのではなく、DFを引きつけてから山なりのブリッジパスでトライに繋げました。

先ほどのフランスと同じように順目側の意識を持たせて逆をつく意図的な崩し方です。

それでは動画をご覧ください。

参照元:【エグい戦術5選】第1節から井上正幸がランキング形式で発表!

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