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卓球 林昀儒(リンユンジュ)選手 中国選手も止められないチキータを活かす2つの技術とは|レシーブ サーブ ストップ ツッツキ 

卓球 林昀儒(リンユンジュ)選手 中国選手も止められないチキータを活かす2つの技術とは|レシーブ サーブ ストップ ツッツキ 

2023年10月29日から開催されたWTTチャンピオンズフランクフルト大会。そこで、波いる中国の強豪を倒し、見事優勝した台湾の林昀儒選手。卓球の世界ランキング12位から6位に台頭(2023年11月28日現在)し、来年のパリオリンピックでのメダル獲得を目指す22歳の若手選手です。

林選手は、左シェーク裏裏ドライブ型で、チキータを多用して連続攻撃へ繋げることと、サーブの精度が高いことが特徴の選手です。

今回は林昀儒(リンユンジュ)選手の生命線とも言えるチキータを活かす2つの技術について、最後の動画をもとに解説していきます。

チキータを生かす「ストップ」「ツッツキ」

林昀儒選手は、WTTフランクフルトの大会において、チキータからの得点率が48%と驚異的な数字をマークしました。その得点を支える技術が「ストップ」と「ツッツキ」です。

林選手は、基本的にチキータが出来る姿勢でレシーブに入るそうですが、相手がチキータを待っている場合や、両サイドを切る難しいコースにサービスが来た場合に、ストップかツッツキに切り替えるそうです。

それぞれのポイントについては林選手は以下のように語っています。

  • ・フォア前に来た下回転サービスに対するストップ
  1. なるべくラケットと体を近づけるようにする
    →打球時のタッチ(力加減)を出しやすくするため
  2. 早い打球点でレシーブする
  3. 親指と人差し指に力を入れてレシーブ
    →ボールをネット際に短くコントロールするため

ストップで林選手が強く意識している事は、レシーブが甘くなって相手のチャンスボールにならないよう、出来るだけ低くコントロールする事だそうです。加えて、レシーブを短く返すことの2点です。

  • ・フォア前に来た下回転サービスに対するツッツキ
  1. 相手コートの深い所に返球する
  2. 手首を使わず、前腕(肘から先)を使うと安定する
  3. サービスの回転量に応じて、切るか押すレシーブか変える

チキータや、他のレシーブと変化をつけるために、ツッツキは打球スピードを意識しているそうです。また、回転量が少ないサービスの場合は切るようにラケットを使い、回転量が多いと判断した場合には、そのまま押し返すようにすると、林選手は話しています。

いかがでしょうか?チキータを武器に世界をかけ上げる選手を参考に、練習してみてください!それでは、動画をご覧ください。

参照元:林昀儒のチキータを生かす2つの技術

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香川英信
鍼灸整体治療家、スポーツトレーナー。立位姿勢と前屈から選手の特徴を判断し、トレーニングと鍼灸整体施術を行う。全日本スキークロストレーナーとしてヨーロッパで行われるW杯に帯同、2022年は世界ランク6位と選手の過去最高成績に貢献。また2023年9月卓球アジア選手権に田中佑汰選手のトレーナーとして帯同、中国選手を倒し日本人唯一のベスト8進出の裏方を担った。オリンピックを狙うアスリートから、小中高生のトレーニング指導と治療及び一般の方の治療を千葉県浦安市で行っている。筑波大学体育専門学群卒。弱点は前十字靭帯と内側側副靱帯を痛めている左足。妻・子供二人とサビ猫1匹の5人家族。
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