堀川未来夢選手は、2022年「日本プロ」で2つ目のタイトルを獲得し2勝、自身初の賞金ランク4位となりました。出場24試合中に、予選落ちがほとんどない安定感を誇る今注目の選手です。2023年の日本オープンでは初日1位で回りましたが、惜しくも3位という結果となりました。
そんな堀川選手が「アイアンでしっかりと距離の打ち分けが出来ない人」に向けて語る最後の動画を元に詳しく解説していきます。
飛ばない理由はロフトの角度で当たってないから
全てのアイアンは、ソールの部分を地面にくっつけて構えるとハンドファーストになります。そのようにロフトの角度通りに構えると、グリップエンドが左の股関節の付け根を指す姿勢となります。理想は、この形でインパクトする事です。
しかし距離に悩んでいるアマチュアの方は、「球が曲がることが怖い」という意識が働き、なるべくテークバックをまっすぐ後ろに上げようとしがちです。
球を捉えるためには、顔の位置を動かさないのがベストですが、まっすぐ上げる意識から背中を反るようなトップになりやすく、打ち上げるボールになってしまうため距離が伸びません。
フェースは開いていくもの、という意識を持とう
テークバックをまっすぐ後ろに上げる事が、アイアンが飛ばない原因という話をしました。
では、飛ぶスイングとはどのようなスイングなのでしょうか?
堀川プロは「スイングを横から見た時に、クラブヘッドの描く軌道が地面から垂直に動くのではなく、上半身の回転に合わせてボールに対して斜めに動くもの」という表現をしています。
背骨を中心に回転することで、自然とフェースを開きながらトップを作り、フェースを閉じながらインパクトへ向かう。身体に巻きつけるように振る動きこそ、スイングの基礎となる動きである、と堀川プロは語っています。
スイングの形を一人で直す練習方法
では、練習場ではどのような事に気をつけたら良いのでしょうか?癖を直すためには、以下2点を意識しながら練習してみましょう。
- アドレスの前傾角度をキープして、胸が斜め下を向いた状態でスイングする
- 縦振りを直すために、極端に横振りをしてみる
自分の動きの癖はなかなかわからないものです。自分のスイングを、練習場の鏡や、動画をとって確認するなど客観的にみるようにすると良いでしょう。
いかがでしょうか?
アイアンの飛距離が伸びるだけで、次の一手が変わってきます。アイアンの飛距離を伸ばして、ベストを目指しましょう!
それでは動画をご覧ください。