吉田優利プロは、2000年生まれの23歳。2019年に、ただ一人のアマチュアとして国内メジャー「ワールドレディースサロンパスカップ」で最終日最終組を経験。同年にプロテストに合格すると、21年には「楽天スーパーレディース」「ゴルフ5レディース」で優勝。今年2023年には国内メジャー初制覇の3勝目を勝ち取りました。吉田プロのゴルフは、粘り強く攻めの姿勢を貫くゴルフスタイルで人気があります。
本記事では、吉田プロが「メジャーを制したドローボール」についてレッスンしている動画を参考に練習方法を解説します。ぜひ参考にしてください!
ドローボールが打てるドライバースイングとは
吉田プロは、どういった事を意識して打つのか、またどういったドリルを入れながらスイングの改善を図っているのかについて、見ていきます。
右側に体重が乗らず、アウトサイドインのスイングになるパターン
このパターンを改善したい場合は、右足の内側で体重を支えながら、左の背中を右に押し込んでから切り返すようにします。この時、体全体が動いてしまうとスウェーになってしまうので、左の背中をトップまで押し込むようにバックスイングします。これがしっかり出来ると、ドローが打てるシャロースイングに繋がります。
それでも、なかなかアウトサイドインのスイングが直らない場合は、次のドリルを試してみましょう。
アウトサイド・イン克服ドリル
ヘッドが当たるギリギリの所に足(もしくは障害物)を置いてスイング
理想のスイングの軌道が出来た時に、クラブヘッドが通る道だけを残しておきます。アウトサイドでヘッドが入った場合、障害物に当たってしまうため、自分でスイングの確認が可能です。
より長くボールを捉える感覚を掴みたいパターン
ボールを長く押す感覚を掴む事で、ボールが左右に飛んでいくリスクを抑えながら、バックスイングからフォロースルーまで綺麗に繋がったスイングが出来ます。長く押すためには、インサイドもしくはレベルスイングが必要になりますが、それらを習得するために次のドリルを試してみてください!
レベルブローで押し出すドリル
ヘッドから1cm上の障害物に当たらないように振る
軸が前に突っ込んでしまったり、すくい上げるようなスイングになると、障害物に当たってしまいます。クラブヘッドの1cm上という狭い空間を通すイメージを持つことで、ボールがフェースに乗っている時間が長くなり、フェースの上で滑らないボールが打てます。
いかがでしょうか?練習場でも一工夫で安定したショットにつながる練習が出来ます。ただし、アマチュアの方がこのドリルを行う場合は、周囲の環境と練習相手にクラブが当たらないように注意が必要です。
安全に配慮しながら、ぜひやってみてください!
それでは動画をご覧ください。