バレーボールで実践される「オーバーハンドパス」とは、指、手首、肘、膝の力を使ってボールを弾くプレーのことです。今回は、このオーバーハンドパスの練習方法と大切なポイントについてご紹介します。オーバーパスが苦手な人はぜひ参考にしてみてください。
よくある失敗例と改善ポイント
- ・あごが上がってしまっている
→あごを引いて上目遣いでボールを見るようにしましょう。 - ・ボールを目の前で上げている
→肘を耳の位置に上げ、おでこの上でボールを上げることが理想的な形です。
あごを上げた上体でボールをおでこよりも低い位置から上げてしまうと以下の原因になります。
- ・ボールが逆回転になってしまう
- ・オーバーを上げると同時に後ろへ上体が下がってしまう
オーバーパスは、足首・膝・股関節・肩・肘・手首・指の全ての力を連動させて弾くプレーです。よくある失敗例のやり方だと、上半身だけの力を使ってボールを上げることになるので遠くへトスを上げにくいという大きなデメリットに繋がってしまいます。
また、おでこよりも低い位置からボールを上げようとするとバックトスができず、後ろへのボールコントロールが不安定になってしまうこともあります。
オーバーハンドパスの正しいやり方
- アゴを少し引く
→斜め上でボールを捉える - ボールの下を上目遣いで見る
- 少し脇を開く
※開きすぎず少し空間を作るようなイメージを持ちましょう。
オーバーハンドパスの手の形
オーバーでは、手の形を三角形に保つことが重要です。そのためにも手の位置をおでこの上へ上げましょう!
練習方法
①おでこの上に手をセットした状態でパス
この練習は、基礎練習なので2人一組になり、短い距離でオーバーパスをします。ポイントは、おでこにボールが当たりそうなところまで待ち、ボールを迎えにいかないようにすること。ヘディングのイメージで落下地点へ入るようにしましょう!
②ヘディング練習
通常のボールだと怖いという選手は、柔らかいボールを取り入れてもOKです!腕を上げた状態でボールをおでこで当てて上げます。注意点は、アゴを下げること。アゴを上げるとボールが顔に当たってしまうためしっかりとアゴを引きましょう!
以上がオーバーパスを上達させるためのおすすめの練習方法です。日々の練習から取り入れられるので、継続して練習をしてオーバーパスを習得しましょう!
それでは動画をご覧ください。