バレーボール界において、技術の革新が進む中、日本が先駆けている「データバレー」という新しいアプローチが注目を集めています。データバレーは、試合中の様々なデータを収集・分析し、選手のパフォーマンス向上や戦略に活用することを目的としています。
データバレーは、バレーボールの戦術やトレーニングのあり方を根本から変える可能性を秘めており、日本代表チームはこのデータバレーを積極的に取り入れることで国際大会での競争力を高めようとしています。データの力を活用することで、バレーボールの未来がどのように変わるのか、多くの関心が集まっています。
そこで本記事ではデータバレーを取り入れたいチームや選手におすすめの専用ソフトがなくても取れる重要なデータについてや、石川真佑選手のデータから見たスゴいポイントをご紹介します。
データを取る最大の理由
主観的なモノを客観的に数字などに置き換えて判断するためにデータを活用することが最大の理由です。例えば、監督が試合中にこの選手は今日は決まっているという判断を主観的にした場合でも実際にデータを取ってみると実は違った、なんてこともあります。
試合で取るべきデータ
日本代表レベルになると、全てのボールタッチを調べるそうですが、そのためには専用のソフトが必要になります。年間5-10万円ほど費用がかかるそうなので、なかなか取り入れることは難しいですよね。
ソフトがなくても取れるデータで大事な項目をご紹介します。
- 相手チームの攻撃パターン
- スパイクコース
- ディフェンスの形
上記は試合中にも取れるデータで、戦略を練るためにも必要最低限の情報です。その他に取った方が良いとされているデータはこちらです。
- ・スパイクの本数・決定打・ミス
- ・サーブの本数・決定打・ミス
- ・ブロック
- ・キャッチ
- ・反則
これらは数字で判断できるデータですが、数字で判断できないアタックコースもデータを抑えておくと活用しやすいでしょう。
データは相手チームだけではなく、自分のチームのデータも取ることで課題や弱点を把握することにも繋がります。練習効率を上げるためにも自分のチームの分析も実施してみてください。
アナリストが絶賛する石川祐希選手のスゴいところ
動画で紹介しているように、データで見たときにスゴい選手は石川選手と答えています。最もスゴいところは、スパイクの球速だそうです。女子選手はなかなか球速が出ないため、レシーブへの反応ができてラリーが続く訳ですが、石川選手のスパイクは反応を上回る球速が出ているのです。
データを上手に活用してライバルの攻略や自分のチームの課題克服を目指しましょう!
それでは動画をご覧ください。