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浮腰の投げ方・大腰との違いについて解説|腰技 嘉納治五郎 ブラジリアン柔術 手順 払腰

浮腰の投げ方・大腰との違いについて解説|腰技 嘉納治五郎 ブラジリアン柔術 手順 払腰

柔道の腰技10本のうち1つの技で柔道の創始者の嘉納治五郎さんが得意としていた投げ技をご存知ですか?名前を浮腰(うきごし)と言います。

南米に渡りブラジリアン柔術の祖となった前田光世さんは手記に、嘉納治五郎さんの浮腰の切れ味に感動し涙を流したとまで記されています。

嘉納治五郎さんはその後、改良を重ね釣込腰・払腰を開発するまでになりました。今回は浮腰の仕掛け方と、似ている技として知られる大腰との違いについて説明します。

浮腰を仕掛ける際に忘れてはいけない手順

左浮腰を仕掛ける場合、お互い畳1枚分まで近づき、相手が右手を振りかぶり打ちかかって来た際に左足を前に踏み込み、左手を腰、右手を肘に横回転で投げます。

小指側が取り手(技をかける側)の方向に向くようにして頭のてっぺん目掛けて拳を振り落とします。受け手が右手を振り落とす・右足を踏み込むのは同時です。

取り手は左手を脇の下から腰へ移動して相手の体を抱くように抱え込みます。相手の左肘も抱え込みます。腰は受け手(技を仕掛ける側)の真ん中あたりに位置します。

右足を引きつけて横回転で投げます。(右浮腰を仕掛ける場合も左右反対にして同様です)

間違われがち…似てる技、大腰との違い

浮腰と大腰の違いは、大腰の場合相手の体を腰に乗せて縦回転で投げます。反対に浮腰の場合は相手を腰に乗せず横回転で投げます。

よく似ている技として比較される技ですが違いがわかると見る側もわかりやすいですね。腰に相手を乗せてるか、乗せてないか?縦回転か・横回転か回転か?しっかり見定めて技に取り組んでいきしょう。

浮腰を仕掛ける際によくある失敗する例

  • 組む際に頭を前に出し先に組みつく
  • 相手が射程距離に来てないのに先に手を出してしまう
  • 袖ではなく手首を掴んでしまう
  • 腰を抱える際に手の位置が浅い
  • 帯を握ってしまう
  • 足を引き付けない

浮腰のポイントを意識して技に取り組んでいきましょう!

上記の文章を参考に実際に浮腰練習をしてみましょう! それでは動画をご覧ください! 

参照元:柔道 投の形 解説 #4 浮腰 大腰とのちがいとは? judo nagenokata ukigoshi #柔道#投の形#腰技#浮腰

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