2024年はラグビーW杯の熱気を引き継いで、日本代表のパリでの活躍が期待されます。パリ出場をかけたアジア予選で男女ともに見事優勝し、出場が決定しました。
男子に比べると、女子ラグビーの歴史は浅いですが、国際競技団体ワールドラグビーが世界に向けて女子ラグビー発展に向けて力を入れており、それに伴い日本においても女子ラグビーの普及が進められています。
サクラセブンズの愛称で親しまれる日本女子セブンズのトライシーンをご覧ください。
今回は、サクラセブンズと日本女子ラグビーについて解説します。
初めて女子ラグビーの存在を知った方も、知っていたけど詳しく選手を知らない方も、ぜひチェックしてより楽しく観戦できるようになりましょう!
反骨精神を持ってやっていたラグビー
第1回女子ラグビーW杯に出場した岸田則子さんは、女子ラグビー選手を次のように語ります。
「当時、ラグビーは男性のスポーツというイメージが強く、女性になんか出来るのか?という意見があった。みな、そのような意見に対する反骨精神はあり、何から何まで自分で準備しなければいけない環境の中でも、一人ひとりが自立して試合に固い決意を持って臨んでいた」
やはりスポーツの中でも、スタッフや機材などを充分に準備出来る競技と、そうでない競技があるのは事実です。その中でも「ラグビーが好きという情熱があった」と岸田さんはいうように、世間からの逆風があろうと、それをむしろエネルギーに変えて女子ラグビーは発展してきました。
ロサンゼルス大会9位の手応え
女子日本代表サクラセブンズは2024年3月1日〜3日に行われたロサンゼルス大会において9位を獲得しました。
15人制とは試合時間も試合日程の過密さも異なる大会を戦い抜いたチームについて、キャプテンの平野優芽選手は、次のようなコメントを残しています。
「2週続けての大会とハードなスケジュールの中、最後まで走り続けたチームメイトを誇りに思います。成長している部分や戦えている部分に自信を持ちながら結果に繋げていけるように取り組んでいきたい」
前回の東京大会では、12カ国中12位の結果に終わったサクラセブンズですが、今年開催のパリに向けて少しずつ手応えを感じている様子です。男子に比べて、女子ラグビー選手は競技歴が浅い選手が多く、パリに向けて残り少ない期間であっても、練習によって伸び代が大きく取れることが期待されます。
男子だけでなく、女子ラグビーにも、まだまだ知らない想いや楽しみがありますね!ぜひみんなで応援しましょう!