2024年2月に釜山で行われた世界卓球団体戦。女子日本代表チームにて決勝戦で闘った張本美和選手は、中国トップ3に堂々たる戦いをみせました。

張本美和選手は、2022年に14歳ながら一つ上の大会であるU-19の世界ユースに出場し、4種目全てにおいて表彰台に上がる活躍をしました。成長著しいジュニア世代において、学年が一つ異なるだけでも卓球レベルが大きく変わってきます。その中で飛び級しながらも、結果を残した張本美和選手の勢いを感じます。

現在は世界を飛び回りながら日本のプロリーグ木下アビエル神奈川の一員として戦っています。

今回は、張本美和選手のすごさについて解説していきます。

張本美和は「全てにおいてレベルの高いオールラウンダー」

元日本代表の監督で、現在木下アビエル神奈川の監督を務める倉嶋監督は、張本選手についてこのように語っています。

「普通であれば、バックハンドが強いとかサーブがうまいなど特徴があるが、張本美和選手は攻めも、守りも出来るため、どのような対戦相手でも対応が出来る新のスーパーオールラウンダーである」

オールラウンダーであるためには、どんな球が来ても、良い姿勢であることが大切であると倉嶋監督は言います。その上で、張本選手は前後左右に振り回されても自分の軸をキープしながら出来るフィジカルの強さがあると語ります。

張本選手が、週に2回ほどウエイトトレーニングを取り入れているそうで、ここ数年で大人と変わらないほどフィジカルが向上したことも、張本美和選手の躍進を支える要因だと倉嶋監督は言っています。

世界で戦うメンタルと頭のよさ

張本美和選手の試合を見ていて、解説の藤井さんは「対応能力の高さ、戦術転換の速さが14歳とは思えない」と評価しています。攻守の切り替えや相手との駆け引きが出来る、卓球の頭の良さを持ち合わせていることが窺えます。

今まで数々の結果を残してきた張本美和選手が、世界ユース、世界卓球とこれからレベルの高い戦いを経験することで、さらに成長速度を上げてどこまで強くなるのか期待したいですね！

それでは動画をご覧ください。