FMVスポーツ バレーボールライター
バレーボール女子日本代表の石川真佑選手は、今後の国際大会での活躍が期待される選手の一人です。石川選手は男子日本代表のエース、石川祐希選手の妹であり、その実力も折り紙付きです。2023年からヨーロッパでプレーし、そこで得た経験を糧にさらに成長を遂げています。石川選手のサーブとスパイクの技術、そして石川選手の魅力について詳しく見ていきましょう。
石川真佑選手の背景と成長
石川真佑選手は、石川祐希選手の妹としても知られ、バレーボール界で注目を集めています。2023年からセリエA（イタリア1部リーグ）・イル・ビゾンテ・フィレンツェでプレーを始め、国際的な舞台での経験を積みました。同チームでのプレーは、彼女にとって大きな成長の機会となり、高いブロックや速い攻撃に対応する力を実践で身に付けました。
身長1m73cmとアタッカーとしては小柄ですが、その身長を補うための技術と戦術を駆使し、コートでの存在感を発揮しています。石川選手はスパイクだけではなく、サーブも得意としており、日本の攻撃の要とも言えるでしょう。
そんな石川選手のスパイクとサーブの特徴とおすすめの練習方法をご紹介します！まずは石川選手のプレーをご覧ください。
スパイクの技術と打ち分け
石川選手のスパイクの最大の武器は、その打ち分けの技術です。相手のブロックをかわし、さまざまな角度やスピードでスパイクを放つことで、相手ディフェンスを翻弄します。ジャンプの頂点での打点が高く、速いスイングでボールを打ち込むため、相手ブロッカーにとっては非常に捕らえにくい攻撃手段となっています。また、相手の守備陣形を読んで、空いているスペースに確実にボールを打ち込む冷静な判断力も持ち味です。
スパイクの練習方法
石川選手のようなスパイクを打つために、おすすめの練習方法には、以下のようなものがあります。
腕の使い方
強力なスパイクを打つためには、肩から腕にかけての一連の動作が重要です。石川選手は、肩の筋肉を最大限に活用し、腕を振り下ろす瞬間に最大の力をボールに伝えています。手首のスナップも大切で、これによってボールに回転をかけ、コントロールを高めています。
強力なスパイクを打つための腕の振り方を確認しましょう！
【ウィングスパイカーの場合】
- 親指優位でバックスイングをする
- 左手を先に上げる
- 右手を胸の下くらいまで引きながら肘を上げる
- 手のひらを後方に向けてからインパクトする
【ミドルブロッカーの場合】
- バックスイングはコンパクトに行い、肘で上に引き上げる
- 肘を肩の真横よりも後ろに引く
- ボールをミートするまでは手のひらの力を抜く
自分のポジションに合った腕の振り方を取り入れてみてください！
助走
スパイクの助走は、タイミングとリズムが重要です。石川選手は、助走の最終ステップで力強く踏み込み、ジャンプの高さを確保しています。この助走のタイミングを体に染み込ませるために、繰り返しの練習を行う必要があります。練習方法を見ていきましょう！
- 右足後ろ、左足前で立つ(右利きの場合)
- 前に出ている左足を前に出す
1歩目で助走の方向を定めます！ - 左足で大きく蹴って、右足の踵から入る
右足を出すと同時に腕のバックスイングも同時に行いましょう。
少し体を前傾姿勢にして、体を沈めながら足を出すことがポイントです。 - 左足のつま先を少し内側に向けて出す
左足はブレーキの役割を担い、前に伝えていた助走の力を上に変えます。
以上のやり方で助走の練習を繰り返し行いましょう！
打ち分けの練習
相手のブロックをかわすために、様々な角度からのスパイクを練習しましょう。相手のブロッカーの手の位置や守備の配置を見極め、打ち分ける能力を高めるために、実戦形式の練習も多く取り入れることがおすすめです。
石川選手のような打ち分けを習得するために、おすすめのレフトからのスパイクの打ち分け方法を紹介します。レフトのスパイクの打ち分けは、大きく4種類に分かれます。
- 【ボールの位置】左肩の前の位置まで持ってきてストレート
- 【ボールの位置】右肩の前の位置でクロスに打つ
- 【ボールの面を切る(叩く)】ボールの右斜め上を叩いてストレートに打つ
- 【ボールの面を切る(叩く)】ボールの左斜め上を叩いてクロスに打つ
1.2は、トスに合わせて打つコースを変える打ち方なので、ボールの流れに沿って打つことができるため、比較的力が入りやすく打ちやすい方法です。
3.4は、ボールの面を切って打つコースを変える打ち方なので、ブロックの動きに応じて瞬時に切り替えが可能な打ち方です。
4つの打ち方を身につけると、スパイクの決定率が上がるので、日々の練習から意識して取り組みましょう！
サーブの精度と戦術
石川選手のサーブは、高い精度と戦術的な緩急の付け方で相手を崩します。石川選手のサーブは、相手の弱点を突くために非常に効果的に使われます。特に相手のレシーバーを揺さぶるようなコース取りや、タイミングを外すフローターサーブが得意です。
サーブの練習方法
石川選手のようなサーブを放つために、おすすめの練習方法には、以下のようなものがあります。
トスの上げ方
サーブの成功はトスの精度が大きく影響します。ボールを一定の高さと位置に安定してトスするために、トスの練習を繰り返し行いましょう。自分が理想とする高さ、位置にトスを上げられているかを毎度確認し、修正するようにしてみてください。
助走
サーブの助走も重要な要素です。石川選手は、短く素早い助走を取り入れることで、体全体の動きをスムーズにし、サーブの威力と正確性を高めています。助走のリズムを維持するために、練習では助走のステップを細かく確認しながら行いましょう。
タイミングを合わせる上で大切なジャンプフローターの助走は、3歩がおすすめ！スパイクを打つときの助走と同じステップをサーブでも取り入れましょう。
緩急の付け方
サーブに緩急を付けることで、相手レシーバーのタイミングを崩すことができます。石川選手は、強力なサーブとフローターサーブを使い分ける練習を行い、相手にとって予測しにくいサーブを打つ技術を磨いています。
まず、ジャンプサーブの練習では、高いトスと力強い助走を意識し、ジャンプの頂点でボールを強く叩くことを繰り返し行います。これにより、スピードとパワーを最大限に発揮するサーブを身に付けることができます。一方、フローターサーブの練習では、低く安定したトスを出し、手首のスナップを控えめにしてボールの浮遊感を出すことを重点的に練習します。
石川真佑選手のストイックな姿勢
石川選手は、バレーボールに対する情熱とストイックな姿勢で知られています。石川選手は練習に対して非常に真摯に取り組み、常に自分の技術を向上させる努力を惜しみません。このストイックさが、彼女を現在の地位に押し上げる大きな要因となっています。石川選手のバレーボールに対する愛情と努力は、チームメイトやコーチからも高く評価されているのです。
石川選手のバレーボールに対するストイックな姿勢と努力は、これからも多くのファンや選手に影響を与えることでしょう。石川真佑選手の今後の活躍に、注目しましょう！
