佐々木朗希選手は「令和の怪物」として知られる日本の若きエース。岩手県大船渡高校で活躍した後、2020年に千葉ロッテマリーンズへ入団し、日本プロ野球界を代表する投手へと成長しました。
そして今回、ロサンゼルス・ドジャースとのマイナー契約が話題を集めています。MLBでの挑戦を前に、佐々木選手の特徴や課題、さらに名投手上原浩治氏と松坂大輔氏が語るその実力を詳しく解説します!
佐々木朗希選手の驚異的な投球技術
上原浩治氏と松坂大輔氏の対談動画では、佐々木選手のピッチングが称賛される場面が多く見られます。2人が「スゴい」と認めるポイントは以下の3つです。
フォークボールの威力
佐々木選手のフォークボールは、ストレートと同じ腕の振りから鋭く落ちるため、打者にとって極めて攻略が難しい球種です。その精度は日本球界トップクラスであり、MLBでも十分通用するレベルと言えるでしょう。
身体の使い方の上手さ
投球フォームが非常にスムーズで、無駄な力を使わずに球速とコントロールを両立しています。佐々木選手は身体が非常に柔らかいことでも知られており、柔軟性と股関節の使い方で160キロ以上の速球とコントロールを実現しています。
佐々木朗希選手のピッチングフォームについては、こちらの記事で詳しく紹介しています!
佐々木朗希 ピッチングフォーム分析 下半身のパワーを最大化する足の動き
高いコントロール能力
速球派でありながら、コントロールの正確さが光ります。特にストライクゾーンの隅を突く投球術は、バッターを圧倒する重要な要素です。
佐々木朗希選手と他の名投手との比較
上原氏と松坂氏は、佐々木選手を特定の名投手と比較することが難しいと語ります。その理由は、彼の特性が非常に独特だからです。特に、球数が少なく完投できる能力が高いと言われています。比較的近い存在として千賀滉大選手が挙げられますが、それでも佐々木選手の投球スタイルは独特です。
MLBでの活躍の鍵:スタミナと指のケア
MLBに適応するには以下2つが鍵となるでしょう。
スタミナが成功のカギ
MLBでは、中4日のローテーションで投げるスタイルが主流です。これに適応するには、高いスタミナと投球後の回復力が求められます。佐々木選手はこれまでのNPBでの登板間隔が長かったため、この点に適応するための準備が必要だと言えるでしょう。
指のまめの対策
速球派のピッチャーにとって指の「まめ」は避けられない課題です。特に、佐々木選手のように160キロを超える速球を投げる場合、指先への負担は計り知れません。過去の試合でまめに悩まされた経験があるため、ケア方法を確立することがMLBでの成功に影響するでしょう。
松坂氏と上原氏も動画内で、まめ対策の重要性を指摘しています。皮膚の強化や適切なケアを怠らないことが、長期的な活躍のためには不可欠です。
名門ロサンゼルス・ドジャースでの挑戦を日本のみならず、世界中の野球ファンが注目しています。そのピッチングがMLBの舞台でどのような輝きを放つのか、楽しみです!