東京ヤクルトスワローズで以前活躍した由規投手がピッチングの基本を教えてくれる動画です。
由規投手と言えば豪速球で有名ですね。2010年には当時日本人最速となる161kmをマークし、日本最速投手として活躍しました。その後怪我に泣き、背番号も「121」と3桁の背番号となり育成選手になりましたが、不屈の精神力と努力で2016年には背番号が「11」に戻り1軍登板も果たしました。仙台育英時代から知っている選手なので復帰した時は本当に嬉しかったことを覚えてます。
由規投手がまず言っている言葉は「ピッチングの基本は体重移動」ということです。あの豪速球を出せる要因は様々あると思いますが、由規投手の身長は179cmで体重は80kgからすると、特別身体が大きいという訳では無いので、身体の使い方が上手い投手だと言えます。
まずは、自分に合ったステップ幅を決めることです。投手の皆さんは「自分のステップの幅はどれぐらい?」と質問された場合、しっかりと回答できるでしょうか。普段のピッチング練習で、
・球威が出せる歩幅
・コントロールが安定する歩幅
・下半身が安定する歩幅
というのを意識して、自分の歩幅を知ることを行って欲しいです。普段の練習や試合の度に歩幅が変わるのではなく、自分が最も力を発揮できるステップ位置は必ず抑えておきましょう。ちなみに由規投手のステップ幅は6.5足分のステップ幅のようです。
続いてのポイントは、ステップ後の体重は、体重が後ろに残るのではなく、ホーム方向の前の方に体重が乗るイメージで投球することです。よく前足(右投手であれば左足)が突っ張ってしまい体重が後ろに残ってしまう投手がいますが、これでは体重移動が出来ていないため球威のあるボールがなかなか投げれないです。
更に投げた後は軸足を前に蹴り出す感覚で投球すると、より体重が前に乗ったフォームになり体重移動がスムーズになります。もっと言うと、プレートの角を蹴るイメージだと更に体重が前に乗りますので、より体重が乗ったボールを投げれると思います。しかし、コントロールが安定しない場合もありますので、これは投手の感覚次第で決めてもらえれば良いです。
では詳細は動画を参考にしてください。
動画引用元:スワローズKA 由規 ピッチングの基本