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佐藤瞳 中国キラーとなるカット技術

佐藤瞳 中国キラーとなるカット技術

早田ひな選手や伊藤美誠選手のような高速ラリーの選手が多い中、2022年世界卓球にキャプテンとして出場した佐藤瞳選手は、他と一線を画している戦い方をします。

彼女がリターンするボールは、どんな所からでも約2㎡の相手コートに放物線を描きながら返っていきます。佐藤瞳選手は、カットマンとして高校1年時にインターハイ準優勝と実績を残し、同年からワールドツアーを転戦し実力を磨いてきました。2019年にはオリンピック金メダリスト中国の丁寧選手と69回ものラリーの末、激闘を制すなどカットマンの力を世界に示しました。

まずは佐藤瞳選手の試合からカットマンの動きを見ていきましょう。

【佐藤瞳】華麗なるカットテクニックを紹介!|卓球ジャパン!日本最強カットマン 佐藤瞳SP

粘り強さが必要なカットマンは正確に相手コートに返す技術が必要です。

今回は、最後の動画を参考にカットのやり方について詳しく解説していきます。

膝でボールを抑えにいく

カット技術を真似しようとすると、手の動きに目がいきがちです。

肘の曲げ伸ばしだけでカットをしようとすると、ボールが浮いてしまいうまくいきません。良いカットマンは、上体の動きを抑えながら、相手のボールの威力を膝で吸収しながら返していきます。

ボールの「外」側をとらえる

返球する際に打つポイントは、ボールの外側です。ボールの外側にラケットを当てるようにすると、自然と相手コートの広い部分を狙う事が出来ます。逆に内側をカットする場合もありますが、それは身体から近い部分に返球されて、体勢が窮屈な場所に来た場合に利用します。

受け身のカットから攻めるカットへ

卓球ボールは軽いため、打ったボールが到達する距離が長くなるにつれてスピードが落ちます。カットする動作はボールを拾うように見えるため、卓球台から下がった方が球がゆっくりになり、拾いやすそうです。ただ、下がって打ったカットボールは速さも無いため、相手がタメて打ち返す事ができるチャンスボールにもなり得ます。

試合で勝てるカットをするためには、下がりすぎずネットより高い位置から相手コートに返す差し込むカットも出来るようになると良いでしょう。

それでは動画をご覧ください。

【2分でわかる|初心者編】安定感が爆上がり!勝てるカットマンのコツ【勝てる卓球#37】

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