
ランニング練習でよく聞く「LSD」と「疲労抜きジョグ」。どちらもゆっくり走るメニューですが、その違いを正しく理解できていますか?
実はこの2つは目的がまったく異なり、使い分けを間違えると効果が出にくくなります。この記事では、それぞれの特徴と違い、効果的な取り入れ方をわかりやすく解説します。
LSDと疲労抜きジョグの違いは「目的」にある
LSDと疲労抜きジョグの大きな違いは、練習の目的です。
LSDは「ロング・スロー・ディスタンス」の略で、ゆっくり長く走ることで持久力を高めるためのトレーニングです。
一方、疲労抜きジョグは名前の通り、体にたまった疲労を回復させることが目的です。
つまり、LSDは体の能力を伸ばす“強化練習”、疲労抜きジョグはコンディションを整える“回復練習”という位置づけになります。同じ「ゆっくり走る」でも、狙いが異なるため、目的を意識して使い分けることが重要です。
疲労抜きジョグは「ゆっくり」とは限らない
疲労抜きジョグは「ゆっくり走るもの」と思われがちですが、実はそうとは限りません。疲労の種類や状態によって、適切なペースや時間は変わります。
例えば、レース直後はゆっくり短時間のジョグで血流を促すのが効果的ですが、ある程度回復した後は、少しテンポのあるジョグの方が疲労が抜けやすい場合もあります。
つまり、疲労抜きジョグは状況に応じて形を変える柔軟な練習です。「ゆっくり=疲労抜き」と決めつけるのではなく、体の状態に合わせて調整することが大切です。
効果を出すには「走る前に目的を決める」ことが重要
ランニング練習で最も重要なのは、走る前に目的を明確にすることです。「今日はLSDで持久力を伸ばすのか」「疲労抜きジョグで回復を優先するのか」を事前に決めておく必要があります。走り終わった後に「これはどっちだったのか」と考えるのではなく、最初から意図を持って取り組むことが大切です。
また、途中で目的を変えてしまうと、どちらの効果も中途半端になる可能性があります。練習は目的があってこそ意味があるため、計画的に取り組む意識が求められます。
LSDと疲労抜きジョグは、どちらも重要な練習ですが、目的がまったく異なります。LSDは持久力強化、疲労抜きジョグは回復が目的です。それぞれの役割を理解し、走る前に目的を決めて取り組むことで、トレーニングの効果は大きく変わります。
日々の練習の質を高めるためにも、正しい使い分けを意識しましょう。





