180cm100kgを超える選手がひしめく中、166cm72kgで活躍する選手がいます。日本代表のスクラムハーフ田中史朗選手。試合の先を読む力、正確なパスを出す能力に秀でており、2013年2月には日本人として初めて南半球最強のプロリーグの舞台に立ちました。現在はNECグリーンロケッツ東葛に所属しています。
そんな田中選手の正確無比なパスを、本人が解説している動画を元に練習方法など解説していきます。
スクラムハーフがパスで気を付ける事
スクラムハーフのパスから動き出しが決まるので、常に定位置か一歩前に投げることを心がけます。
少し後ろにパスが行ってしまうと、選手が下がってしまい次のプレーに支障が出ます。相手の胸や一歩前に飛んでいけ、という気持ちを持ってスローイングします。
正確無比なパスを投げるための練習
- パンチパス
3mほど離れた距離で相手と向き合います。ボールを片手で持って腰の位置に構え、前にパンチを出すようなイメージでスローイングします。ポイントは利き手の反対側を1.5倍多く練習するようにしましょう。慣れてきたら、両手でパスをします。
- パンチパス(横)
先ほどと同じ両手パスを、お互い横向きで行います。ポイントは投げる方の手ではなくて、相手に近い方の手を押し出して投げたい所に手を伸ばす動きです。内側の手の親指を使ってしっかりとボールを押し出します。
- 片膝をついてパス
足を相手の方に向けて、1本1本100%で投げるようにします。これが出来たら、今度は足を入れ替えて同じスローイングをします。
- 手首だけでパス
試合中に動きが取りづらい時に使うパスの練習。片膝をついて、股の間に両腕をとおし、そこからスローイングします。腕の動きに制限をかける事で手首だけのスローイング練習が出来ます。
自分がやっていて楽しいパス練習を
パスの練習として、的あてや遠投など様々なものがあります。自分がやっていて楽しい事を、常に集中してやれば必ずうまくなります。集中力が続く20本、30本をやっていけば楽しく上手になります。
ぜひ参考にしてみてください。
それでは動画をご覧ください。