「チートデイ」ダイエットをする方は一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?そんなチートデイについての動画を説明していきます。
チートデイとは
ダイエットや減量期間において、カロリー制限を解いてジャンクフードや高カロリーなものを1日だけ食べる日のことです。語源は‘cheat‘、ズル、不正、といったところからきています。チートデイは「精神的なメリット」はすごくありますが、「代謝が上がってダイエットに効果的」といったメリットはありません。チートをすれば体重が落ちると考えているのであれば、やめた方がいいです。
チートデイでの効果
チートをすると、レプチンという食欲をコントロールするホルモンが分泌され食事制限がしやすくなると言われていますが、減量食に戻すとレプチンの分泌量は24時間以内に元に戻ってしまいます。なのであまり効果はないと言えます。
例えば、通常のカロリーが3,000kcalでチートデイで5,000kcal摂取した場合、2,000kcal
分の代謝が上がらなければ意味がありません。残念ながらそれだけの代謝があがるという効果はないので、その分減量が遅れる原因にもなります。
「チートデイで代謝が上がり減量が捗る」というのであれば、一生チートをすれば理論上人間は太らないということになりますが、無理なのでチートデイに精神面以外でのメリットはほぼないと言えます。
リフィードのススメ
ジャンクフードなど好きなものを食べるチートと違い、減量食をたくさん食べるリフィードの方がおすすめです。体脂肪を減らしたり、筋肉をつける目的では脂肪分の多いジャンクフードを食べるメリットはかなり少ないです。炭水化物を多く摂取するのであれば筋グリコーゲンの貯蔵量が増えるのでメリットは多いです。トレーニングの質を良くしたい、使用重量が落ちたりしたときに、1日だけ炭水化物を増やすリフィードは有効的だと思います。
チートデイはダイエットには効果がないと言えます。もしダイエット中に会食等がある場合はチートデイ(1日)ではなく、チートミール(1食)にするといいと思います。ダイエットの原則として週のトータルでのカロリー収支が大事なので、チートミールであればコントロールがしやすくダイエットに影響は出にくいです。もちろん食べすぎには気をつけましょう。
私もチートミールはたまに行いますが、普段の食事よりもおいしく感動しますし満足感も得られるのでダイエット中の息抜きとしてはアリかもしれません。