クロールと背泳ぎではクイックターンを行います。水中で縦に回るターンです。水中で回るという動きは水泳においてこのターンでしか行わないため、どう動かせばよいのか分からない、苦手という方も多いのではないでしょうか?
でも回る動作はコツを覚えれば意外に簡単にできます!その最大のポイントは「おじぎをする動作」です。回る前に、お尻は水面に残っていて、上半身は水面と垂直になるように折れた状態を作ること、これをマスターすれば、あとはスムーズに回ることができるでしょう!
今回はクイックターンの回り方、おじぎをする動作について解説していきます!
大きな回転力を作り出す
クイックターンは大きな回転力を作ることが大切です。大きな回転力を作ろうと思うと、回転する軌道となる円の半径を大きくする必要があります。そのために「おじぎ」の形を作ることがポイントになります!この形を作れるか否かでクイックターンが出来るかどうかが決まると言っても過言ではありません!
腰を90度に曲げ・膝を伸ばす
おじぎの姿勢は、腰を90度に曲げます。そして、頭は90度からもう少し角度をつけて、腿の下まで潜らせましょう。この時膝は伸ばしたままです!まさに90度の深々としたおじぎを水中で行っているような格好になります。
この膝を伸ばしたままにするということがポイントです!
ここで膝が曲がってしまうと、せっかく上半身のおじぎをする動作で作った回転力が打ち消されてしまい、勢いがなくなります。さらには体が水中に沈みやすくなり、中には床で背中を打つという人も出てきます。膝を曲げない、これはかなり重要になりますので、より一層意識して欲しいポイントです!
また、この時鼻に水が入りやすいので、鼻から息を吐くことを忘れず行いましょう!
足の動き
おじぎの動きができれば、あとは足を回すだけです。
おじぎの動作ができたら、かかとがお尻に近づくくらいまで膝を曲げます。この動作をできるだけ速く行うことで、下半身でも回転力をアップさせることができ、速いターンへ繋がります。
また、この膝を曲げる動きをする際、頭が水中に沈んだ状態で行うこともポイントです!頭が水面に近づいてくると、連動してお尻が水中に沈んでいきます。こうなると足が非常に動かしづらくなり、下半身で回転力をアップさせるということが難しくなります。
膝を素早く曲げること、その時頭は沈んだ状態で行うこと。下半身の動きはこの2つがポイントになります!
これらのポイントをおさえて、苦手なクイックターンを克服しましょう!
それでは動画をご覧ください!