
トレーニングの時間を可能な限り短くしたい、短時間で効率的に筋力を伸ばしたいという方には「レストポーズ法」というトレーニングがおすすめです。
今回はレストポーズ法というテクニックの具体的な実践方法と効果について説明していきます。
レストポーズ法
レストポーズ法とはトレーニングのセットが終わった後に10〜20秒の休憩を入れて、その後にまたトレーニングを再開するというテクニックです。例えば20㎏10回で限界の強度でトレーニングを行うとして、1セット目が終わったら10秒間休み、再度同じ重量で数回行うという感じです。
メリット
従来のトレーニング法とレストポーズ法を比較すると、筋肥大率に関しては大幅な差はないものの、筋力増強率に関してはレストポーズ法の方が1.5倍ほど高いということが認められました。
筋肥大や筋持久力に関しては、レストポーズ法を取り入れたとしても特に良い影響は見られませんが、筋力はレストポーズ法をトレーニングに組み込むことで大幅な増加を期待できます。
理由としては、速筋繊維の集中的な参加と神経学的適応も促進されやすいからです。筋力を伸ばしたい方はレストポーズ法を取り入れてみましょう。
デメリット
間違った導入の仕方をすると、不快感や気分の落ち込みといった精神的負担が強くなり、トレーニングの継続率の低下に繋がります。身体の疲労感は溜まりにくいですが、トレーニングとしては不快感や痛みが強くなるので、精神的な負担が強くモチベーションの低下に繋がりやすいです。
実践方法
レストポーズ法を効果的にかつ、デメリットを極限まで抑えながら行う方法を紹介します。
- 筋肥大目的ではなく、筋力増強目的で行うこと
- レストポーズ法は1セット目のみ導入すること
- すべての種目に導入するのではなく筋力を高めたい種目に限定すること
正しいテクニックで行うことで、より効率的に筋肉に刺激を与えることができます。ぜひトレーニングの時間がなかなか取れない方や筋力を上げたい方は実践してみてください。