元阪神タイガースの藤浪晋太郎投手(現オークランド・アスレチックス所属)ですが2017年はイップスに悩まされ、なかなかコントロールで上手くいかないことが多かったです。コントロールを元に戻す事は、ものすごく大変な作業ですし、精神的にも体力的にも削られてしまいますが、まだまだ若い藤波投手なので、必ず復活して欲しいものです。
再起を誓う2018年シーズンに向けて藤波投手は新フォームに取り組んでいます。
動画を見ると、テイクバックが明らかに違う事が分かります。昨年までは肩甲骨の可動域を目一杯使って、テイクバックを大きく取ってピッチングしてましたが、新フォームはテイクバックが小さめで、早い段階でトップを作っている事が分かります。
早くトップを作って、トップの位置を安定させた上で、上からスムーズに投げる。
これを意識したフォームに変更したと思います。
確かにコントロールが安定しない投手は、トップの位置も安定していないです。ボールを投げ出すためのスタートとしてトップがありますが、このトップが安定しないと、結果リリースポイントも安定しないです。なので、コントロールも安定しないわけです。トップを早く作るフォームは今の藤波投手には最適なフォームかもしれませんね。
ただナレーションでも言ってますが「球速が伸びない」という点においてはトレードオフになるかもしれません。しかし、昨年の藤波投手を見ている限りでは、確実にコントロール優先でしょう。このフォームでも十分に通用するストレートだと思います。
では藤波投手の新フォームをご覧ください。
動画引用元:阪神藤浪 新フォームを赤星が分析